研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
米ぬかと未熟バナナ粉にスパイスを加えた押出成形シリアルの開発
糖尿病や心血管疾患、肥満といった非感染性疾患の増加を背景に、研究チームは、日常的によく食べられ、配合の自由度も高い朝食用シリアルに注目しました。基本的な栄養に加えて健康に役立つ成分を届ける食品を、手に取りやすい形で実現できないかという問題意識です。
公開日: 2026年09月19日 05:27
熱帯の葉の水抽出物がイワシすり身のゲルと酸化安定性に与える影響
イワシ(Sardinella spp.)のような赤身系の小型浮魚は、インドネシアの漁業で豊富に獲れる重要な資源です。これをすり身(魚肉をすりつぶして水さらしなどの処理をした加工原料)として利用できれば、十分に活用されていない魚の価値を高められます。しかし研究チームは、赤身の魚は白身魚に比べてゲルを形…
公開日: 2026年09月14日 18:06
バナナ粉の性質は加工法と果実の熟度でどう変わるか
バナナを乾燥させて粉にした「バナナ粉」は食品素材として使われますが、糊化温度が高いこと、機能面の性能が限られることが、食品産業での利用を妨げてきたと研究チームは説明しています。糊化とは、でんぷんが水と熱によって粘り気のある状態に変化することで、この変化が起こる温度が高いほど、調理や加工に手間がかかり…
公開日: 2026年09月14日 16:48
キャッサバ改質粉とカボチャ粉で作る生麺——成分・機能性・でんぷん消化性を調べた研究
麺類はアジアをはじめ世界各地で広く食べられていますが、その主原料である小麦粉は、熱帯地域の多くの国では生産が限られ、輸入に頼っているのが現状です。著者らは、この輸入依存が食料システムの脆弱さや生産コストの上昇につながると指摘し、地域で得られる原料を活かした麺の開発が食の多様化と自給力の強化につながる…
公開日: 2026年09月13日 23:22
沖縄近海にも生息するホシムシから「うま味調味料」を作る研究、抽出液と水の比率がカギに
ラーメンや煮物のだしに欠かせない「うま味」は、グルタミン酸などのアミノ酸によって生み出されています。近年、こうしたうま味成分を天然由来の食品原料から取り出そうとする研究が世界各地で進められており、その候補として海洋生物が注目を集めています。今回紹介するのは、インドネシアの沿岸に生息するホシムシの一種…
公開日: 2026年09月07日 06:29
海藻とキャッサバのデンプンから作る生分解性の食品包装、インドネシアで開発
スーパーの惣菜やお菓子を包むプラスチック包装は、便利さの一方で使い終わればほとんどがそのままゴミになります。土や海の中で分解されるまでに100年から1000年かかるとされ、細かく砕けたマイクロプラスチックが土壌や水系、さらには人の血液や肺、胎盤からも見つかるようになったことが報告されています。今回紹…
公開日: 2026年09月06日 04:52
キャッサバ・レッドビーンズ・カボチャの粉を組み合わせたインスタント粥、配合の違いが品質にどう影響するか
お湯を注ぐだけで食べられるインスタント粥は手軽さが魅力ですが、その原料や配合次第で食感や栄養価は大きく変わります。インドネシアの研究チームが、地域で入手しやすい原料である改良キャッサバ粉(MOCAF)、レッドビーンズ粉、カボチャ粉を組み合わせたインスタント粥を作り、配合の違いが理化学的な性質や食味に…
公開日: 2026年09月05日 06:23
マグロの『冷やす仕組み』はどこまで機能しているか——コールドチェーンの現場を数値で評価する試み
マグロは水揚げされてから加工・輸出されるまで、一貫して低温に保たれて初めて品質が保たれる。この『コールドチェーン(低温物流)』が漁業者側(アップストリーム)と加工業者側(アグロインダストリー、ダウンストリーム)でバラバラに評価されがちだという課題に着目し、両者を一つの物差しで測ろうとした研究がある。…
公開日: 2026年09月02日 07:32
白サツマイモとエンドウ豆でつくる低GIフレーク——配合の違いが栄養と食感に与える影響とは
朝食用のフレーク製品といえば小麦やとうもろこしを原料にしたものが一般的ですが、近年は食物繊維やタンパク質を強化した「機能性」をうたう食品への関心が高まっています。今回紹介する研究は、白サツマイモ(Ipomoea batatas)と予備加熱したエンドウ豆(Pisum sativum)という、栄養的な特…
公開日: 2026年08月18日 17:27
オヒルギ(マングローブ植物)の葉粉末を練り込んだ乾麺は栄養価と抗酸化力を高められるか
インスタント麺や乾麺はアジアを中心に広く親しまれている食品ですが、一般的に食物繊維や抗酸化成分が少ないという課題があります。健康志向の高まりとともに、麺のような日常的な主食に機能性を持たせようとする研究が世界各地で進められています。今回紹介するのは、マングローブ植物の一種であるオヒルギ(Acanth…
公開日: 2026年08月06日 09:26
超音波処理と発酵温度、テンペのタンパク質構造や機能性成分にどう影響?
テンペは大豆を発酵させて作るインドネシア発祥の伝統食品で、植物性エストロゲンとも呼ばれるイソフラボンを豊富に含むことで知られています。近年では、更年期以降の女性の食生活における選択肢の一つとして関心を集めているそうですが、従来の加工方法ではその機能性が十分に引き出せていない可能性があるといいます。今…
公開日: 2026年08月02日 21:29
ソルガムにキャッサバとカボチャの粉を加えたインスタント米、消化性と食感はどう変わる?
白米の代わりになる「ライスアナログ」をご存じでしょうか。米以外の穀物や芋類の粉を、押出成形(エクストルージョン)という加工技術で米粒のような形に仕立てた食品です。今回紹介する研究では、雑穀の一種であるソルガム(モロコシ)を主原料にしたインスタントライスアナログに、モディファイドキャッサバ粉(moca…
公開日: 2026年07月18日 17:31