研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
インドネシア・中央カリマンタンの湿地に生息するセパットシャム(スネークスキン・グラミー)の生物学的特徴
東南アジアの内陸水域でとれる淡水魚は、地域の人々にとって手に入りやすいたんぱく源であり、小規模な漁業による収入源にもなっています。今回紹介する研究が対象としたセパットシャム(学名 Trichopodus pectoralis、スネークスキン・グラミーとも呼ばれます)は、沼地や氾濫原、河川、湖などに広…
公開日: 2026年09月28日 07:41
学校給食プログラムをいつ、何で評価すべきか——インドネシア「無償栄養給食(MBG)」をブラジル・インドと比較した研究
学校給食は、かつてのような一時的な社会扶助ではなく、教育・栄養・社会保障・食料システムをつなぐ公共政策の一部になってきました。著者らは、世界食糧計画(WFP)の報告として、少なくとも4億6600万人の子どもが学校給食を受け取っていることに触れ、こうしたプログラムは公共政策の基盤として理解される必要が…
公開日: 2026年09月28日 07:34
母乳育児と鉄欠乏性貧血の予防をめぐる文献レビューの紹介
鉄欠乏性貧血は、体内の鉄が不足して血液が酸素を十分に運べなくなる状態を指します。乳児期にこれが起こると、成長や発達に影響しうると考えられています。著者らは、母乳育児が乳児期早期の鉄欠乏を防ぐうえでどのような役割を果たしうるのか、また貧血の発生を減らすという長期的な利点をもたらしうるのかを整理すること…
公開日: 2026年09月28日 06:03
インドネシアの出生時身長が短い子ども、その背景要因を全国調査から分析
出生時の身長が短いことは、その後の低身長(スタンティング)や長期的な健康問題のリスクを高めると考えられています。著者らは、インドネシアではさまざまな介入が行われてきたにもかかわらず、出生時身長が短い子どもや出生時点でのスタンティングの割合が依然として高い状態にあると指摘しています。
公開日: 2026年09月28日 05:58
動画教材による栄養教育は高校生の知識と行動に変化をもたらすか——インドネシアの高校で行われた研究
ファストフードは、ナトリウム(塩分)、脂肪、糖分、エネルギーを多く含むことが一般的です。著者らは、10代の食事にファストフードが占める割合が増えており、これが感染症以外の病気(非感染性疾患)のリスクにつながる可能性があると述べています。
公開日: 2026年09月27日 20:28
高強度運動後の血中「酸化した脂質」を、ポリフェノール強化アマニ油の摂取が抑えた——女性19人の交差試験
激しい運動をすると、体内で「酸化ストレス」と呼ばれる状態が一時的に強まります。これは、酸素を使ってエネルギーをつくる過程で生じる反応性の高い分子が急増し、細胞の成分を傷つけやすくなる現象です。食品に含まれる抗酸化成分がこうした酸化の急増から体を守りうることは、これまでにも指摘されてきました。
公開日: 2026年09月27日 07:15
海藻グラシラリアの品質を高める加工技術と排水処理の取り組み — インドネシア・シドアルジョ県ジャボン地区での報告
インドネシア東ジャワ州シドアルジョ県のジャボン地区は、グラシラリア属(Gracilaria sp.)という海藻の養殖の中心地です。しかし著者らは、この地域の海藻が主に原料のまま販売され、しかも不純物が多く混ざっているため、経済的な価値が低いままにとどまっていると指摘しています。
公開日: 2026年09月27日 06:39
アロエベラゲルにスピルリナとターメリックの抽出物を加えた食べられるコーティングで、リンゴを丸ごと保存する研究
収穫後のリンゴは、さまざまな要因によって大規模な損失が生じており、産業にとって大きな課題となっています。一方で、消費者の間では天然素材を使った環境にやさしい保存方法への関心が高まっています。
公開日: 2026年09月27日 05:54
こんにゃく由来成分・アロエベラ・モリンガを加えたうどんの性質を調べた研究
うどんは小麦粉・水・塩というごく単純な材料からつくられる伝統的な主食で、でんぷんを多く含みます。その一方で、ミネラルや機能性成分といった栄養面では不足しがちだと指摘されてきました。研究チームは、健康に役立つとされる天然素材を加えることで、血糖値の上がりやすさを示す指標を低く抑え、抗酸化のはたらきを高…
公開日: 2026年09月26日 05:55
カカオ加工の現場に潜むリスクを洗い出す――バリ島の小規模加工ユニットを対象にしたFMEA分析
インドネシアにとってカカオは重要な農産物のひとつで、著者らによれば同国の主要輸出品目のなかで第4位に位置づけられています。地域レベルでは、バリ州のカカオ生産量は年間4,736トンで、そのうちジェンブラナ県が2,943トンと最も大きな割合を占めていると報告されています。
公開日: 2026年09月26日 05:46
緑茶コンブチャの投与とマウス精子の運動性・形態に関する研究の紹介
この研究で著者らが目的としたのは、緑茶を原料とするコンブチャをオスのマウス(Mus musculus)に与えたとき、精子の質にどのような変化が見られるかを評価することです。とくに注目されたのは、精子がどれだけよく動くか(運動性)と、精子の形が正常かどうか(形態)という二つの指標でした。
公開日: 2026年09月26日 05:17
アパの葉を天然のうま味素材に——乾燥温度と時間の条件を探る研究
インドネシア・カリマンタン島に自生するアパの葉(学名 Albertisia papuana Becc.)は、地元のダヤックの人々が長らく料理の風味づけに使ってきた植物です。スープや野菜料理にそのまま加えて、香りとうま味を出す使い方が伝統的に続いてきました。著者らは、この葉に含まれる遊離アミノ酸のグル…
公開日: 2026年09月26日 05:00