研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
2種のゴミムシダマシ幼虫の消化物が腸の培養細胞に与える影響を調べた研究
持続可能なたんぱく源として、食用昆虫を飼料や食品に使うことへの関心が高まっています。昆虫は、従来の家畜に比べて少ない水・飼料・土地で生産でき、温室効果ガスの排出も少ないとされています。一方で、昆虫を食べたときに消化の過程で生じる成分が、腸の表面を覆う細胞にどう作用するのかは、まだ十分に分かっていませ…
公開日: 2026年10月19日 04:46
「持続可能な食事」と健康影響の研究はどう行われてきたか:97件の研究を整理したスコーピングレビュー
環境への負荷が小さく、健康にもよい「持続可能な食事」への関心が高まっています。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を背景に、食生活の見直しを政策に取り入れる動きもあり、各国の食事指針に持続可能性の観点を加える機関も出てきました。
公開日: 2026年10月16日 21:44
トウモロコシの根の発達と窒素の利用を、在来系統と施肥方法から比較
研究チームは、地中の窒素を取り込む力と、取り込んだ窒素を子実の生産に生かす力が、トウモロコシの系統や施肥方法によってどう異なるかを調べました。高温や不規則な降雨によって窒素の供給と作物の需要がかみ合いにくい地中海地域で、収量だけでは見えない窒素利用の特徴を捉えることが目的です。
公開日: 2026年10月04日 15:38
野菜のパック内包装、酸素と二酸化炭素どちらが「呼吸の乱れ」の主犯か——レタスやトマトで検証した研究
サラダ用にカットされた野菜がパックの中でどのように「呼吸」しているか、気にしたことはあるだろうか。野菜や果物は収穫後も生きた組織として呼吸を続けており、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する。この呼吸のバランスを表す指標が「呼吸商(RQ)」で、二酸化炭素の排出速度を酸素の消費速度で割った値として計算され…
公開日: 2026年09月07日 05:37
「ヘザーはちみつ」は本物か? ギリシャ市販はちみつを花粉・成分・抗菌力から調べた研究
スーパーで「ヘザーはちみつ」「オレンジはちみつ」「モミはちみつ」といったラベルを見かけても、それが本当にその花や木に由来する蜜なのか、消費者が確かめる手立てはほとんどありません。ギリシャ・パトラス大学の研究チームは、実際に市場に流通している市販はちみつを買い集め、花粉の顕微鏡分析から成分の化学分析、…
公開日: 2026年08月31日 21:26
『三重の栄養不良』に挑む、インド伝統の樹「マフア」の可能性を探る研究紹介
世界には、栄養が足りていない「低栄養」と、カロリーの摂りすぎによる「過栄養」、そしてビタミンやミネラルが不足する「微量栄養素欠乏」という、一見矛盾するような3つの栄養問題が同時に存在する地域があります。これは「三重の栄養不良負担」と呼ばれ、特に食料へのアクセスが限られる地域社会にとって大きな課題とさ…
公開日: 2026年07月31日 08:37
窒素を減らして育てたクロレラで色素が増加?新規分離株を使った研究
健康食品やサプリメントの素材として注目される微細藻類「クロレラ」。その一種であるクロレラ・ブルガリス(Chlorella vulgaris)は、カロテノイドと呼ばれる色素成分を作り出すことで知られ、バイオテクノロジー分野でも幅広い応用が期待されています。カロテノイドはβ-カロテンやルテインなど、緑黄…
公開日: 2026年07月08日 02:25
アクアポニクスのカリウム不足問題に飼料添加物で挑む――ティラピア×レタスの研究
魚を育てながら同じ水で野菜を育てる「アクアポニクス」は、資源循環型の農業として注目されています。魚の排泄物が野菜の肥料になるという仕組みですが、実はこの循環にはひとつ弱点があります。それは、野菜の生育に欠かせないミネラルである「カリウム(K)」が、魚だけを育てる水槽の水には十分な量が含まれていないこ…
公開日: 2026年07月01日 10:33