研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
子どもと思春期の脂肪肝で、血液中のビタミンCとβカロテンはどうなっているか
肝臓に脂肪がたまる病気のうち、代謝の異常をともなうものは「MASLD(代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)」と呼ばれます。論文の導入によれば、この病気は子どもの慢性的な肝臓の病気の原因として増えており、子ども全体の7.6%、肥満のある子どもの34.2%が該当すると見積もられています。ただし、なぜ発症するの…
公開日: 2026年09月13日 18:28
食品中のカビ毒『パツリン』を安価な金電極で検出できるか——市販センサーの可能性と限界を検証
リンゴジュースやリンゴピューレなどのリンゴ加工品には、まれに「パツリン」と呼ばれるカビ由来の毒素が含まれることがあります。パツリンは特定のカビが産生する物質で、食品の安全性を確保するためには継続的な監視が欠かせません。こうした毒素の検出には従来、高性能な分析機器を使う方法が使われてきましたが、もっと…
公開日: 2026年09月10日 09:15
サイリウムとコウジ酸を使ったコーティングで、カットざくろの鮮度保持を試みた研究
ざくろの実(仮種皮)は皮をむいてすぐ食べられる状態にすると人気の高いフルーツですが、皮をむいた瞬間から傷みが進みやすく、流通や販売の現場では日持ちの短さが課題になっています。今回紹介する研究は、この『カット済みざくろ』の品質をできるだけ長く保つために、食品にコーティングを施すというアプローチを試した…
公開日: 2026年09月09日 07:24
多菌種プロビオティクスヨーグルト、高脂肪食ラットで肝臓と代謝の指標が改善したと報告
脂肪肝、特に食べ過ぎや運動不足を背景に起こる「代謝異常関連脂肪性肝疾患(MASLD)」は世界で最も多い慢性肝疾患とされています。肝臓に脂肪がたまり、インスリンの効きが悪くなり、炎症が続くことで、対処が遅れると脂肪肝炎や線維化、さらには肝硬変にまで進むことがあると考えられています。近年、腸内環境を整え…
公開日: 2026年09月08日 07:34
エジプトの伝統チーズ「カリッシュ」から酵母を検出、規格値超えと2種の菌を分子レベルで特定
やわらかくて塩気のあるフレッシュチーズは世界各地に存在しますが、エジプトの家庭や市場で親しまれている「カリッシュチーズ」もその一つです。低脂肪で高タンパク、価格も手ごろなことから人気がある一方、伝統的な製法は必ずしも衛生管理が行き届いた工場で行われるわけではなく、唐辛子やオリーブといった香味を加える…
公開日: 2026年09月08日 05:29
老化ラットの脳機能低下、フィコシアニンのナノ粒子化とプロバイオティクスの併用で軽減されたと報告する前臨床研究
加齢に伴う脳の衰えには、活性酸素による酸化ストレスの蓄積や、記憶・意欲・気分に関わる神経伝達物質の減少が深く関わっているとされます。こうした老化のメカニズムに対して、藻類由来の青色色素タンパク質「フィコシアニン」と、乳酸菌の一種「Pediococcus pentosaceus(ペディオコッカス・ペン…
公開日: 2026年09月07日 06:38
痩せた砂質土壌で小麦を育てる:微生物とバナナの皮の抽出物を組み合わせた研究
小麦は世界80カ国以上でカロリーとタンパク質の主要な供給源となっている作物です。人口増加にともない需要はさらに高まると見込まれていますが、エジプトのように国内生産だけでは消費量を大きく下回る国もあり、砂漠を農地に転換した「造成砂質土壌」での栽培拡大が進められています。ただし砂質土壌は水や養分を保持す…
公開日: 2026年09月07日 05:07
トマトのくし切りを賢く乾燥させる:CFDシミュレーションとサーマルカメラで乾燥中の温度と水分を可視化する研究
真っ赤なトマトは水分含量が90〜95%にも達し、そのままでは日持ちがしません。乾燥はこの水分を取り除いて保存性を高める代表的な方法ですが、乾燥温度が高すぎると縮みや変色、栄養成分の劣化を招くという悩ましい面もあります。エジプトのスエズ運河大学農学部の研究グループは、トマトをくし切りにした状態での対流…
公開日: 2026年09月05日 04:55
色つき米ハッサウィ種は栄養価が高い? 主要イネ品種との比較研究
お米には白いものだけでなく、黒や赤みを帯びた色つきの品種も存在します。こうした色つき米には、天然のアントシアニンやポリフェノールなどの植物由来成分が含まれていることが知られており、育種の現場でも注目が集まっています。今回紹介する研究では、サウジアラビアで栽培される「ハッサウィ米」という在来品種に着目…
公開日: 2026年09月03日 08:37
代償性肝硬変(Child-Pugh A)の高齢患者、4割が低栄養リスク 女性で顕著な差 エジプトの横断研究
肝硬変というと、進行して黄疸や腹水が出るような重い状態を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、比較的病状が安定しているとされる早期段階(Child-Pugh分類A)の患者でも、栄養状態の問題が見過ごされている可能性があります。今回紹介するのは、エジプト・カイロのアハメド・マーヘル教育病院の外来…
公開日: 2026年08月27日 07:38
肥満対策とアレルギー緩和に役立つ?キノコ由来成分の可能性を探る総説
キノコは古くから食用として親しまれてきましたが、近年では多糖類やテルペン類、フェノール化合物、フラボノイドなど、多様な生理活性化合物を含む食材としても注目されています。肥満は代謝異常や慢性炎症、糖尿病や心血管疾患のリスク上昇と関わる世界的な健康課題であり、副作用の少ない天然由来の対策への関心が高まっ…
公開日: 2026年08月25日 22:34
大学生アスリートの「競技レベル」と食事・栄養知識の関係とは? 身体組成との関連を調べた研究
スポーツをがんばる学生アスリートにとって、食事は体づくりを左右する重要な要素です。では、より高いレベルで競技する選手ほど、栄養についての知識が豊富で、実際の食生活も優れているのでしょうか。それとも、知識と実践は別物なのでしょうか。今回紹介するのは、男子大学生アスリートを対象に、競技レベル・食事内容・…
公開日: 2026年08月22日 09:35