研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

卵白タンパク質の繊維化とγ-シクロデキストリンの濃度が水中油滴エマルションに与える影響 研究論文OpenAlexエジプト

卵白タンパク質の繊維化とγ-シクロデキストリンの濃度が水中油滴エマルションに与える影響

卵白タンパク質は、ゲル化や泡立ち、乳化といった加工上有用な性質を備えた食品素材です。しかし天然のままでは、分子が球状に折りたたまれて内部の疎水性の部分(油になじみやすい領域)が表面に出にくく、油と水の境界で働く力が制限されると考えられてきました。そこで用いられるのが「繊維化(フィブリル化)」です。酸…

公開日: 2026年09月30日 05:38

乾燥ストレス下のソラマメ栽培におけるリン酸ナノ粒子(ハイドロキシアパタイト)の効果を調べた研究 研究論文OpenAlexエジプト

乾燥ストレス下のソラマメ栽培におけるリン酸ナノ粒子(ハイドロキシアパタイト)の効果を調べた研究

干ばつ(乾燥ストレス)は、世界の農業生産と食料の安定供給を脅かす大きな要因の一つです。土壌の水分が足りなくなると、植物は細胞を十分に大きくできず、光合成も妨げられ、養分のバランスが崩れて収量が大きく減ります。著者らはこの背景を踏まえ、乾燥の影響をやわらげる手段としてナノ粒子の利用に着目しました。

公開日: 2026年09月29日 07:51

ヤシオオオサゾウムシ幼虫の栄養と安全性を調理法別に調べた研究 研究論文OpenAlexエジプト

ヤシオオオサゾウムシ幼虫の栄養と安全性を調理法別に調べた研究

ガーナでは、ヤシの木に育つヤシオオオサゾウムシ(Rhynchophorus phoenicis)の幼虫が伝統的な食用昆虫として食べられており、その消費は増えていると論文は述べています。しかし著者らによれば、調理によって栄養成分や安全性がどう変わるのかについての総合的なデータは乏しいままでした。

公開日: 2026年09月28日 19:59

ブドウの葉は収穫時期で成分が変わる――3月・5月・9月を比べた研究 研究論文OpenAlexエジプト

ブドウの葉は収穫時期で成分が変わる――3月・5月・9月を比べた研究

ブドウ(Vitis vinifera)は世界で広く栽培される果樹で、エジプトでも栽培が拡大し、地域の農業にとって重要な作物になっています。ただし研究の関心は主に果実とその加工品に向けられてきました。著者らは、葉がフェノール酸、フラボノイド、タンニン、スチルベンなど構造の多様な二次代謝産物(植物が自ら…

公開日: 2026年09月28日 19:41

砂質土で育てたゼラニウムに、アゾラとモリンガの抽出液を土壌施用した研究 研究論文OpenAlexエジプト

砂質土で育てたゼラニウムに、アゾラとモリンガの抽出液を土壌施用した研究

ゼラニウム(Pelargonium graveolens L.)は、地中海地域を原産とする常緑の多年草で、精油を採るために広く栽培されています。この精油にはゲラニオール、シトロネロール、リナロールといった香り成分が多く含まれ、香水や化粧品、アロマセラピーの分野で使われています。論文によれば、ゼラニウ…

公開日: 2026年09月27日 06:59

アロエベラゲルにスピルリナとターメリックの抽出物を加えた食べられるコーティングで、リンゴを丸ごと保存する研究 研究論文OpenAlexエジプト

アロエベラゲルにスピルリナとターメリックの抽出物を加えた食べられるコーティングで、リンゴを丸ごと保存する研究

収穫後のリンゴは、さまざまな要因によって大規模な損失が生じており、産業にとって大きな課題となっています。一方で、消費者の間では天然素材を使った環境にやさしい保存方法への関心が高まっています。

公開日: 2026年09月27日 05:54

家禽の飼料に使うセレン——さまざまな供給源をどう選ぶかを整理した総説 研究論文OpenAlexエジプト

家禽の飼料に使うセレン——さまざまな供給源をどう選ぶかを整理した総説

セレン(Se)は、家禽(ニワトリなどの家畜化された鳥類)の飼育現場で最も広く使われている飼料添加物の一つです。著者らによれば、セレンは抗酸化酵素、とくにグルタチオンペルオキシダーゼや、セレンを含むさまざまなタンパク質(セレノプロテイン)を活性化するために必要とされます。抗酸化酵素とは、体内で生じる反…

公開日: 2026年09月25日 20:33

木材廃棄物からナノセルロースを取り出し、土壌・排水処理・傷の治りを調べた研究 研究論文OpenAlexエジプト

木材廃棄物からナノセルロースを取り出し、土壌・排水処理・傷の治りを調べた研究

木材を加工する現場では、おがくずや削りくず、樹皮といった残りかすが大量に出ます。論文によれば、世界全体で年間およそ12億トンの廃棄物が発生し、加工される木材の20〜66%が製材や伐採の過程で廃棄物になると見積もられています。これらは燃やされたり埋め立てられたり、マルチ材や燃料といった価値の低い用途に…

公開日: 2026年09月23日 06:09

ラクダ乳の脂肪を使った母乳脂質の代替品づくり — 母乳との類似性を比べた研究 研究論文OpenAlexエジプト

ラクダ乳の脂肪を使った母乳脂質の代替品づくり — 母乳との類似性を比べた研究

母乳は乳児の栄養の基準とされますが、著者らによれば、生後0〜6か月で完全母乳育児を受けている乳児は44%にとどまります。母乳が得られない場合には育児用ミルク(乳児用調製粉乳)が代わりに用いられます。乳児のエネルギー摂取のおよそ半分は脂肪が占めるため、脂肪の質をどこまで母乳に近づけられるかが課題になり…

公開日: 2026年09月19日 08:15

メラトニンによる種子プライミングがカラシナ(ブラウンマスタード)スプラウトの成分と機能をどう変えるか 研究論文OpenAlexエジプト

メラトニンによる種子プライミングがカラシナ(ブラウンマスタード)スプラウトの成分と機能をどう変えるか

アルツハイマー病は行動の異常や認知機能の低下などを伴う病気で、著者らは世界で約5000万人が罹患し、2050年までにその数が3倍になると予測されていると述べています。現時点で決定的な治療法はなく、ドネペジルやフィゾスチグミンといったアセチルコリンエステラーゼ(AChE)阻害薬が主に使われるものの、副…

公開日: 2026年09月19日 06:20

野生オリーブの葉とバタフライピー、シーバックソーンを使ったインスタントティー錠の開発研究 研究論文OpenAlexエジプト

野生オリーブの葉とバタフライピー、シーバックソーンを使ったインスタントティー錠の開発研究

手軽に飲めて体によい成分を含む飲料への関心が高まる一方、まだ十分に活用されていない植物素材や、食品加工の過程で出る副産物をどう役立てるかが課題になっています。研究チームは、そうした素材の一つとして野生オリーブの葉に注目しました。論文によれば、この葉はポリフェノール(植物に含まれる抗酸化性の成分群)を…

公開日: 2026年09月14日 01:39

エジプトとヨルダンにおけるビタミンDサプリメント利用の実態を調べた質問紙調査 研究論文OpenAlexエジプト

エジプトとヨルダンにおけるビタミンDサプリメント利用の実態を調べた質問紙調査

ビタミンDは、体内でカルシウムのバランスを保つうえで重要な栄養素です。カルシウムは骨や歯の健康、筋肉の収縮といった働きに欠かせません。論文によると、ビタミンDが不足した状態は、筋力の低下や骨折リスクの増加、心血管疾患や自己免疫疾患などと関連づけられて報告されてきました。

公開日: 2026年09月13日 22:31