研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

中国の通販で「タラ(鳕)」として売られる冷凍魚の種類と栄養の違い DNAによる種の判定と栄養成分の比較 研究論文OpenAlex中国

中国の通販で「タラ(鳕)」として売られる冷凍魚の種類と栄養の違い DNAによる種の判定と栄養成分の比較

タラは高たんぱく・低脂肪で味にくせが少ない白身魚として世界中で取引されています。生物学的にはタラ目の魚、特にマダラやタイセイヨウダラなどのタラ属が「本来のタラ」とされます。一方、商取引上の「タラ」は国や制度によって範囲が異なる呼び名で、分類上まったく別の魚が同じ名前で売られることがあります。中国でも…

公開日: 2026年10月20日 06:57

二酸化硫黄のくん蒸は収穫後のドリアンの品質と病気への抵抗性にどう影響するか 研究論文OpenAlex中国

二酸化硫黄のくん蒸は収穫後のドリアンの品質と病気への抵抗性にどう影響するか

ドリアンは独特の香りで知られる熱帯果実ですが、呼吸が盛んでエチレン(果実の成熟を進める植物ホルモン)を多く出すため、収穫後の日持ちが短い果物です。過熟、果皮の割れ、微生物による傷み、風味の劣化が早く進み、遠方への流通の妨げになっています。

公開日: 2026年10月20日 06:52

市販しょうゆ28製品の香り成分と感じ方の違いを調べた研究 研究論文OpenAlex中国

市販しょうゆ28製品の香り成分と感じ方の違いを調べた研究

しょうゆは、たんぱく質やでんぷんを多く含む原料を微生物で発酵させて造る、東アジアを代表する調味料です。発酵や加工の過程では、酵素による分解、微生物の代謝、加熱で起こる反応などが重なり、多数の揮発性成分(においのもとになる、空気中へ広がりやすい成分)が生まれます。市販品は原料や製法、商品の位置づけがさ…

公開日: 2026年10月20日 05:45

殻をむきやすく、生に近い品質を保つ:上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)の部位別の短時間蒸し処理を比較した研究 研究論文OpenAlex中国

殻をむきやすく、生に近い品質を保つ:上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)の部位別の短時間蒸し処理を比較した研究

チュウゴクモクズガニ(いわゆる上海ガニ)は、中国で年間約89万トン生産される淡水養殖の重要な種です。著者らによると、流通はこれまで主に活ガニの販売に頼ってきましたが、生産量が増えるにつれ、売り切れずに傷んでしまうカニが多く出て経済的損失につながっています。冷凍や塩漬けといった一次加工も広く行われてい…

公開日: 2026年10月20日 05:30

重曹(炭酸水素ナトリウム)の濃度が豚肉ミオシンの分子間の力と流動特性に与える影響 研究論文OpenAlex中国

重曹(炭酸水素ナトリウム)の濃度が豚肉ミオシンの分子間の力と流動特性に与える影響

肉の主要なたんぱく質であるミオシンは、筋原線維たんぱく質の50〜55%を占めます。加熱するとゲル(ゼリー状の構造)をつくる性質があり、食肉製品の品質に深く関わります。ミオシンの構造は、溶液のpHやイオン強度(溶けている塩類の濃さ)によって変わることが知られています。

公開日: 2026年10月20日 05:23

メラトニンなど3種類の処理が食べ頃のキウイフルーツの品質に与える影響を比較した研究 研究論文OpenAlex中国

メラトニンなど3種類の処理が食べ頃のキウイフルーツの品質に与える影響を比較した研究

キウイフルーツは、収穫後に追熟させてから食べる果物です。収穫した時点ではまだ硬く、追熟が進むと味と食感が最もよい「食べ頃」の時期に入ります。論文では、この時期を糖度の目安となる可溶性固形分が14〜21%、果肉の硬さが10〜20ニュートンの範囲と説明しています。

公開日: 2026年10月19日 10:21

ハダカオオムギを米と一緒に炊ける「予備糊化米」に加工する際の浸水・乾燥条件を探った研究 研究論文OpenAlex中国

ハダカオオムギを米と一緒に炊ける「予備糊化米」に加工する際の浸水・乾燥条件を探った研究

ハダカオオムギ(青稞)は、殻が実から簡単に外れる大麦の一種です。中国の青海・チベット高原などで古くから主食として食べられてきました。たんぱく質や食物繊維が多く、水溶性食物繊維のβ-グルカンや、ポリフェノール、フラボノイドといった成分も含んでいます。一方で、果皮が硬くでんぷんの粒が密に詰まっているため…

公開日: 2026年10月19日 10:10

ブルーベリーの搾りかす粉末は、どこまで細かく砕けばよいのか――粉砕の度合いとポリフェノールの溶け出しやすさ・香り・色の関係 研究論文OpenAlex中国

ブルーベリーの搾りかす粉末は、どこまで細かく砕けばよいのか――粉砕の度合いとポリフェノールの溶け出しやすさ・香り・色の関係

ブルーベリーを搾ってジュースやワインを作ると、果皮や種などを含む固形の搾りかすが残ります。論文によると、搾りかすは生のブルーベリーの重さの20〜30%を占め、果実由来の成分や香りを多く残しています。一方で、現状では堆肥や飼料、廃棄といった価値の低い使い道が中心だと著者らは指摘しています。乾燥して粉末…

公開日: 2026年10月19日 09:29

収穫前のCPPU処理はライチの日持ちとどう関係するか――果皮のホルモンと種子の活力に注目した研究 研究論文OpenAlex中国

収穫前のCPPU処理はライチの日持ちとどう関係するか――果皮のホルモンと種子の活力に注目した研究

ライチは中国南部を代表する果物で、鮮やかな赤い果皮と、乳白色で半透明の果肉が好まれています。一方で非常に傷みやすく、常温では3〜4日ほどで商品価値が急速に失われます。果皮の褐変、果肉の劣化、病気の発生が主な原因で、輸送や販売、輸出の大きな制約になっています。

公開日: 2026年10月19日 09:24

地理的表示のナシ「高平大黄梨」を化学的に見分ける手がかりを探った探索的メタボローム研究 研究論文OpenAlex中国

地理的表示のナシ「高平大黄梨」を化学的に見分ける手がかりを探った探索的メタボローム研究

中国山西省高平県で400年以上栽培されてきた在来品種のナシ「高平大黄梨(ガオピン・ダーホワンリー)」は、2013年に国の地理的表示(GI)産品に指定されました。地理的表示とは、特定の産地と結びついた品質や評判をもつ産品の名称を保護する制度です。論文によると、この梨は黄緑色の果皮、非常に硬い果肉、甘酸…

公開日: 2026年10月19日 09:06

豚肉まんの具の水を東北酸菜の漬け汁に置き換えると香りと味はどう変わるか 研究論文OpenAlex中国

豚肉まんの具の水を東北酸菜の漬け汁に置き換えると香りと味はどう変わるか

中国東北地方の酸菜は、白菜を乳酸菌で発酵させた塩分控えめの伝統的な漬物です。発酵の過程で乳酸を中心とする有機酸などが生まれ、穏やかで心地よい酸味が生じます。漬物を作ると漬け汁が副産物として残りますが、この汁には有機酸やフェノール類などの成分が含まれています。

公開日: 2026年10月19日 08:24

超音波処理でタイガーナッツ粉の性質はどう変わるか――粉に含まれる脂質の有無による違いを比較した研究 研究論文OpenAlex中国

超音波処理でタイガーナッツ粉の性質はどう変わるか――粉に含まれる脂質の有無による違いを比較した研究

タイガーナッツ(学名 Cyperus esculentus)は、ナッツという名前ですが、地中にできる塊茎を食用にする作物です。論文によると、デンプンを40〜50%、タンパク質を6〜12%、不飽和脂肪酸を15〜25%ほど含み、近年は植物由来の食品素材として関心を集めています。一方で、その粉は水に溶けに…

公開日: 2026年10月19日 08:10