研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
越冬期のチュウゴクモクズガニ、水温上昇が卵巣の早期退行を招く仕組みとは
チュウゴクモクズガニ(上海ガニとしても知られる甲殻類)は、卵巣(いわゆる「カニ味噌」に関わる部位を含む生殖巣)の発達段階によって価値が大きく左右される養殖対象です。実は、このカニは冬を越す際の水温変化が卵巣の状態に影響を与えることが知られており、養殖の現場では温度管理が重要な課題となっています。今回…
公開日: 2026年07月11日 16:30
熱処理の強弱がDHA強化牛乳の消化・吸収されやすさを左右する? 最新の消化シミュレーション研究
牛乳にDHA(ドコサヘキサエン酸)を天然に強化した「DHA強化牛乳」は、機能性食品として注目される存在です。ただ、牛乳は飲用前に加熱処理(殺菌など)を受けるのが一般的で、この加熱の強さや方法によって、含まれるDHAが体内でどれくらい消化・利用されやすい形になるのかは、これまで十分にわかっていませんで…
公開日: 2026年07月10日 19:33
中国北部の健診受診者でビタミンD不足が半数近くに 生活習慣との関連を調査した研究
ビタミンDは骨の健康などに関わる栄養素として知られていますが、実は日光を浴びることで皮膚でも作られるという、他の栄養素とは少し違う性質を持っています。そのため、食事の内容だけでなく、屋外で過ごす時間や運動習慣といった「生活スタイル」が、体内のビタミンD量に影響するのではないかと考えられています。今回…
公開日: 2026年07月09日 23:26
食事の“炎症を起こしやすさ”は胆石症のリスクと関係する?―20万人規模の追跡調査から
胆石症(たんせきしょう)は、胆のうや胆管に石ができる、比較的よくみられる消化器の病気です。世界的に患者数が増えているとされ、医療費の面でも負担が大きいことが知られています。近年、食事の内容が体内の炎症と関わり、それが胆石症の発症とも関連するのではないかという見方があります。今回紹介するのは、食事がど…
公開日: 2026年07月09日 22:30
とろみだけじゃない?レンコンとホエイプロテインの3Dプリント食品に「オリーブオイル」を加える研究
年齢を重ねると、食べ物を飲み込む力(嚥下機能)が弱くなり、硬すぎたり、逆にバラバラと崩れたりする食品はむせや誤嚥のリスクにつながることがあります。そこで近年注目されているのが、食品を専用のプリンターで少しずつ押し出しながら形を作る「3Dフードプリンティング」です。やわらかく飲み込みやすい形状を保ちな…
公開日: 2026年07月09日 22:29
高脂肪食で乱れた腸内環境と肝臓の関係に、シラン由来オリゴ糖はどう働くか―マウス研究
近年、食べ過ぎや脂質の多い食事によって肝臓に脂肪がたまる「代謝関連脂肪性肝疾患(MAFLD)」が世界的に増えていると指摘されています。この病気の背景には、腸と肝臓が密接に情報をやり取りする「腸肝軸」の乱れが関わっていると考えられており、腸内細菌のバランスや腸のバリア機能の異常が、肝臓の炎症や脂肪蓄積…
公開日: 2026年07月09日 22:26
タツノオトシゴを丸ごと活用へ 頭・体・内臓で異なる栄養特性が明らかに
タツノオトシゴは、漢方などで珍重されてきた生き物ですが、養殖・加工の過程では体の一部しか使われず、残りは廃棄されることが少なくありません。もし捨てられている部位にも栄養的な価値があるとしたら、それを無駄にしてしまうのはもったいない話です。今回紹介する研究は、養殖されたタツノオトシゴの一種「Hippo…
公開日: 2026年07月09日 22:26
熱帯魚マダラスズキへの乳酸菌LP100投与、成長や腸内環境への影響を検証した研究
養殖魚の健康を維持しながら育てる方法として、近年注目されているのが「プロバイオティクス」と呼ばれる有用微生物をエサに加える手法です。ヒトの分野でもヨーグルトなどでおなじみの乳酸菌ですが、魚の養殖現場でも、腸内環境や免疫力への働きが研究されています。今回紹介するのは、観賞魚や食用魚として利用されるマダ…
公開日: 2026年07月08日 22:26
伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…
公開日: 2026年07月08日 21:29
身体活動と野菜・果物摂取、その間をつなぐ「心の健康」―中国人大学生を対象にした研究
「運動をよくする人は、食生活も整っている」――そんな印象を持ったことはないだろうか。実際、多くの健康行動は互いに絡み合っていると考えられており、近年では運動と栄養の両方を同時に働きかける「運動・栄養シナジー」という考え方が、生活習慣病の予防戦略の中に取り入れられつつあるという。今回紹介する研究は、こ…
公開日: 2026年07月08日 21:29
健康的な生活習慣と冠動脈疾患リスク、その関連は体重によって違う?中国の追跡調査から
禁煙、節度ある飲酒、適度な運動、バランスの良い食事――こうした「健康的な生活習慣」は心臓病のリスクを下げると広く言われています。しかし、その効果は体重が標準の人と肥満の人とで同じように現れるのでしょうか。今回紹介するのは、中国の成人8,787人を対象に、生活習慣と冠動脈疾患(CAD、心臓を養う血管が…
公開日: 2026年07月08日 01:25
リンゴの乾燥を速くする前処理「高湿度熱風衝突ブランチング」、その仕組みを細胞レベルで解明
ドライフルーツやフリーズドライ食品を作るとき、生の果物からどれだけ効率よく水分を抜けるかは、加工時間やエネルギーコスト、そして仕上がりの色や風味に直結する重要な問題です。リンゴスライスを乾燥食品に加工する際にも、乾燥前の下処理(前処理)の方法が品質を左右することが知られています。今回紹介する研究では…
公開日: 2026年07月05日 19:26