研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

キウイフルーツ47系統を4年間調べた果実品質の多様性と年ごとの安定性 研究論文OpenAlex中国

キウイフルーツ47系統を4年間調べた果実品質の多様性と年ごとの安定性

キウイフルーツ(マタタビ属、Actinidia)は栽培種だけでなく野生系統や種間雑種を含め、遺伝資源がきわめて多様です。研究チームは、こうした遺伝資源の中から優れた品種のもとになる系統を選び出し、気候の変化にも対応しやすい品種を育てるためには、果実の品質がどれだけ多様か、そして環境が変わっても品質が…

公開日: 2026年09月23日 05:15

米ぬかを飼料の代わりに使うと鶏肉の質はどう変わるか——文昌鶏の後期飼育での検証 研究論文OpenAlex中国

米ぬかを飼料の代わりに使うと鶏肉の質はどう変わるか——文昌鶏の後期飼育での検証

トウモロコシや大豆を主体とした家畜用の飼料は、人の食料としても需要があり、両者の間で原料の取り合いが起きつつあります。研究チームは、この競合をやわらげる持続可能な代替原料として米ぬか(イネのもみを精米する際に出る外側の部分)に注目しました。

公開日: 2026年09月23日 04:00

水不足の稲作を支えるか——バイオフィルム微生物肥料が稲の生育・収量・玄米成分に与えた影響 研究論文OpenAlex中国

水不足の稲作を支えるか——バイオフィルム微生物肥料が稲の生育・収量・玄米成分に与えた影響

稲は主食作物のなかでも特に多くの水を必要とします。著者らは、稲作が世界の灌漑用水の34〜43%を占め、淡水取水量全体の24〜30%に関わると報告されている点を出発点としています。スリランカの慣行的な稲作では、米1kgを生産するのにおよそ3,000〜5,000Lの水が必要とされ、小麦・大麦・トウモロコ…

公開日: 2026年09月22日 05:57

高温下でのゴマの発芽——耐熱性の違いを遺伝子と代謝物から調べた研究 研究論文OpenAlex中国

高温下でのゴマの発芽——耐熱性の違いを遺伝子と代謝物から調べた研究

ゴマ(Sesamum indicum L.)は、種子の油分が品種によっては63%に達する主要な油糧作物です。生育期間が70〜90日と短く、ゲノムも354メガベースと比較的小さいことから、植物のストレス応答を調べる材料としても扱いやすいとされています。熱帯・亜熱帯の夏に栽培されることが多く、乾燥や高温…

公開日: 2026年09月21日 07:02

赤色光の割合はイネ苗の育ち方をどう変えるか——白色光との配合を段階的に比べた研究 研究論文OpenAlex中国

赤色光の割合はイネ苗の育ち方をどう変えるか——白色光との配合を段階的に比べた研究

イネは世界人口の半数以上にとっての主要な食料であり、中国の長江中下流域では二期作が行われています。近年は育苗を工場のような施設で行い、機械で田に植える方式が主流になりつつあります。この方式は作業面積や労力を抑え、丈夫な茎と根を備えた苗を規格どおりに育てられる利点があります。

公開日: 2026年09月21日 06:58

遺伝子組み換え食品への態度は何に根ざすのか――中国都市住民1020人への調査から 研究論文OpenAlex中国

遺伝子組み換え食品への態度は何に根ざすのか――中国都市住民1020人への調査から

遺伝子組み換え(GM)技術は世界の食料安全保障にとって重要な技術とされる一方、その受け入れは人々の態度に左右されやすいと指摘されてきました。研究チームは、中国において人々がGM食品をどう捉えるかが、どのような価値観の枠組みと結びついているのかを明らかにしようとしました。

公開日: 2026年09月21日 06:21

塩害土壌でのテンサイ栽培――葉面散布した3種の資材が生育と収量に与えた影響 研究論文OpenAlex中国

塩害土壌でのテンサイ栽培――葉面散布した3種の資材が生育と収量に与えた影響

土壌の塩分が高い状態(塩害)は、テンサイ(サトウダイコン、Beta vulgaris L.)の生育と生産性を妨げます。このため、塩の影響を受けた条件下でも作物の状態を改善できる栽培技術が求められています。

公開日: 2026年09月20日 06:56

リンゴの果皮の色の違いはどこから生まれるのか——代謝物と遺伝子発現からの報告 研究論文OpenAlex中国

リンゴの果皮の色の違いはどこから生まれるのか——代謝物と遺伝子発現からの報告

リンゴの果皮の色は、果実の品質を左右し、消費者が手に取るかどうかを決める重要な要素です。同じ系統でありながら色の濃さが異なる品種が存在することは、色づきを決める仕組みを探るうえで格好の手がかりになります。

公開日: 2026年09月20日 06:53

標高で分かれるキヌアの遺伝子——11系統から描いた「遺伝子ベースのパンゲノム」 研究論文OpenAlex中国

標高で分かれるキヌアの遺伝子——11系統から描いた「遺伝子ベースのパンゲノム」

キヌア(Chenopodium quinoa Willd.)は、南米アンデスの海抜0メートルの沿岸地帯から標高4,000メートルの高地まで、幅広い環境で栽培されてきた作物です。栄養価の高さと環境ストレスへの強さから「母なる穀物」とも呼ばれてきました。キヌアは異質四倍体と呼ばれる植物で、およそ330万…

公開日: 2026年09月20日 06:36

アワビ養殖で生産者と消費者の双方に利益をもたらす道筋を探る——中国・福建省東山県の事例分析 研究論文OpenAlex中国

アワビ養殖で生産者と消費者の双方に利益をもたらす道筋を探る——中国・福建省東山県の事例分析

アワビは中国の海産物のなかでも高級食材として扱われてきましたが、人工種苗と養殖技術が普及したことで生産量が大きく伸び、一般家庭の食卓にも並ぶようになりました。その一方で、著者らは生産の現場に別の問題が生じていると指摘します。生産コストは上がり、販売価格は下がるという、生産者にとって厳しい状況です。

公開日: 2026年09月19日 17:46

近赤外分光法でキャッサバ品種の品質をすばやく見分ける――67品種で検証した予測モデルの試み 研究論文OpenAlex中国

近赤外分光法でキャッサバ品種の品質をすばやく見分ける――67品種で検証した予測モデルの試み

キャッサバは熱帯・亜熱帯地域の重要ないも類で、世界で10億人を超える人々の主食となっている作物です。国連食糧農業機関(FAO)によれば2022年の世界生産量は3億トンを超えました。その塊根は乾物の大部分がでんぷんで、食品用途にも非食品用途にも広く使われています。

公開日: 2026年09月19日 08:23

ラクダ乳の脂肪を使った母乳脂質の代替品づくり — 母乳との類似性を比べた研究 研究論文OpenAlex中国

ラクダ乳の脂肪を使った母乳脂質の代替品づくり — 母乳との類似性を比べた研究

母乳は乳児の栄養の基準とされますが、著者らによれば、生後0〜6か月で完全母乳育児を受けている乳児は44%にとどまります。母乳が得られない場合には育児用ミルク(乳児用調製粉乳)が代わりに用いられます。乳児のエネルギー摂取のおよそ半分は脂肪が占めるため、脂肪の質をどこまで母乳に近づけられるかが課題になり…

公開日: 2026年09月19日 08:15