研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
シソから有用成分を効率よく取り出す新しい抽出法——水蒸気爆砕と減圧抽出の組み合わせ
シソ(Perilla frutescens)は葉に多様な有用成分を含む植物として知られています。研究チームは、シソからこうした生理活性成分(生体に何らかの働きを持つ化学成分)をより多く取り出すための方法として、水蒸気爆砕を前処理として組み合わせた減圧抽出(SVE)という統合的な抽出法を開発しました。…
公開日: 2026年09月22日 21:51
中国・厦門の思春期の若者における「朝型・夜型」と食事の質の関連を調べた横断研究
人には、朝早く活動しやすい「朝型」から、夜に調子が上がる「夜型」まで、生活リズムの個人差があります。こうした傾向は「クロノタイプ(朝型・夜型の型)」と呼ばれます。研究チームは、登校時間などの外部からの制約が思春期の若者の体内時計(概日リズム)を乱し、肥満や代謝性疾患のリスクを高める可能性がある、とい…
公開日: 2026年09月22日 21:42
中国の伝統発酵食品「豆汁児」由来の乳酸菌がインフルエンザ感染マウスを保護したとする報告
中国には「豆汁児(ドウジャール)」と呼ばれる、1000年以上の歴史をもつ伝統的な発酵食品があります。研究チームによれば、この食品には有益な微生物が複雑な集団をつくって存在しています。
公開日: 2026年09月22日 21:39
乾燥方法と加熱処理がオニテナガエビの栄養成分と風味に与える影響を調べた研究
オニテナガエビ(Macrobrachium rosenbergii)は淡水で育つ大型のエビです。この研究では、エビの身を乾燥させて保存性を高める加工に注目し、乾燥のやり方や加熱・味付けの有無によって、栄養成分や香り、味わいがどう変わるのかを体系的に調べることを目的としたと報告されています。
公開日: 2026年09月22日 21:36
食物繊維の抗肥満作用を仲立ちする腸内細菌由来の代謝物「ロイシン酸」
肥満は世界中で広く見られる代謝の異常で、腸内細菌叢(腸内にすむ細菌の集まり)のバランスの乱れ(ディスバイオシス)と密接に関係することが知られています。しかし、腸内細菌そのものや、細菌が行う代謝が肥満のなかで具体的にどのような役割を果たしているのかは、はっきりしていませんでした。
公開日: 2026年09月22日 21:29
水不足の稲作を支えるか——バイオフィルム微生物肥料が稲の生育・収量・玄米成分に与えた影響
稲は主食作物のなかでも特に多くの水を必要とします。著者らは、稲作が世界の灌漑用水の34〜43%を占め、淡水取水量全体の24〜30%に関わると報告されている点を出発点としています。スリランカの慣行的な稲作では、米1kgを生産するのにおよそ3,000〜5,000Lの水が必要とされ、小麦・大麦・トウモロコ…
公開日: 2026年09月22日 05:57
胎児期に飢饉を経験した世代と成人後の脂肪肝 ― 中国西部の健診受診者を対象とした報告
人生の最初期にどのような栄養状態で育ったかが、その後何十年も経ってからの健康に関わるのではないか。この問いは「DOHaD」と呼ばれる考え方として知られ、成人期の生活習慣や遺伝だけでなく、生まれる前後の栄養状態が代謝に関わる病気のなりやすさに影響しうると想定されています。研究チームは、この考え方を検証…
公開日: 2026年09月22日 05:19
飲料に含まれる魚由来コラーゲンペプチドの分子量をどう測るか――3つの分析法を比べた研究
魚の皮や鱗、骨などを酵素で分解して得られる「コラーゲンペプチド」は、飲料や健康食品、化粧品に広く使われています。著者らによれば、こうしたペプチドの働きや製品としての品質は、ペプチドがどのくらいの大きさの分子の集まりでできているか、すなわち分子量の分布に大きく左右されます。
公開日: 2026年09月22日 04:44
発酵させたシロキクラゲ由来多糖の構造と紫外線B波(UVB)による損傷を和らげる働き
シロキクラゲ(Tremella fuciformis)は食用キノコの一種で、生理活性をもつ多糖(糖がつながった高分子)を豊富に含むことが知られています。研究チームは、このシロキクラゲ由来の多糖を微生物で発酵させたときに構造がどう変わるのか、またUVB(日焼けの原因となる紫外線B波)による細胞や生体の…
公開日: 2026年09月22日 04:41
ネオニコチノイド系殺虫剤は土壌と植物の中でどう動くのか——吸収・代謝・生物学的浄化に関する総説
ネオニコチノイド系殺虫剤(以下、ネオニコチノイド)は農業で広く使われているため、土壌と植物からなる環境(土壌–植物系)に継続的に放出され続けています。著者らは、この状況が生態系と食品安全にリスクをもたらすと指摘しています。
公開日: 2026年09月22日 03:27
多嚢胞性卵巣症候群と過体重を持つ女性を対象に、排卵誘発前のカロリー制限食とメトホルミンを比べる臨床試験の計画
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、生殖年齢の女性にみられる内分泌・生殖の病気で、著者らによれば有病率は最大で12%に達します。月経不順や不妊、過体重・肥満や糖尿病といった代謝面の問題、さらに心理面や皮膚の症状などが現れ、排卵が起きないことによる不妊の最大の原因とされています。論文では、体の健康だけで…
公開日: 2026年09月21日 07:43
乳幼児期の睡眠・外遊び・食事と肥満の関連を調べた中国・江蘇省の多施設調査
子どもの肥満は、小児期のぜんそくや睡眠時無呼吸、心血管疾患、2型糖尿病などのリスクと関わり、長期的には成人期の肥満や慢性疾患とも関連するとされています。その原因は行動、遺伝、身体活動、環境など多くの要因が絡み合うと考えられてきましたが、著者らは、生後から6歳までという早い時期に焦点を当てた研究がとく…
公開日: 2026年09月21日 07:40