研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食事と腸内細菌は逆流性食道炎に関わるか——遺伝情報と臨床データを組み合わせた研究
胃の内容物が食道へ逆流し、胸やけや酸っぱいものがこみ上げる症状を起こす病気を胃食道逆流症(GERD)といいます。論文によれば、欧米では有病率が長く10〜20%の間で推移し、アジアでも過去10年で急激に増加してきました。生活の質を大きく損なううえ、逆流が続くと逆流性食道炎やバレット食道、食道腺がんへ進…
公開日: 2026年09月25日 06:50
南京市の働く世代1,014人に見る腹部肥満――生活習慣データから探った関連要因
中国では成人の半数以上が過体重または肥満とされ、その対策が公衆衛生上の課題となっています。なかでも腹部肥満は、腹囲で測る「おなかまわりの肥満」を指し、この研究では男性で腹囲85.0cm以上、女性で80.0cm以上を該当と定義しています。著者らは、腹囲は体格指数(BMI)よりも測定が簡便で健康リスクと…
公開日: 2026年09月25日 05:25
高原に育つ野菜「フェンダイソウ(Sedum aizoon L.)」の加工特性と低GI代替食品粉末の開発
体重管理を目的として、食後の血糖値の上がりやすさを示す指標が低い「低GI」の食事代替粉末(ミールリプレイスメントパウダー)への関心が高まっています。GIとはグリセミック・インデックスの略で、食品に含まれる炭水化物が血糖値をどの程度上昇させやすいかを相対的に示す値です。
公開日: 2026年09月24日 22:06
焙煎の条件がウーロン茶「鳳凰単叢(鴨屎香)」の香りをどう変えるか
中国の代表的なウーロン茶のひとつに、鳳凰単叢(ほうおうたんそう)と呼ばれる種類があります。著者らによれば、この茶の仕上げ工程で欠かせないのが焙煎(ロースト)で、焙煎のかけ方によって出来上がった茶の香りの個性が大きく変わるとされています。なかでも鴨屎香(ヤーシーシャン)は、消費者にもっとも人気のある品…
公開日: 2026年09月24日 21:32
パーキンソン病と食事パターンの研究動向を計量書誌学で地図化する
パーキンソン病は、神経疾患のなかでも患者数の増加が最も速いもののひとつです。著者らによれば、現在の治療は症状をやわらげるものにとどまり、病気の進行そのものを変える治療法はまだありません。
公開日: 2026年09月24日 19:28
高齢の急性脳梗塞患者における血球数由来の炎症指標と栄養リスクの関連を調べた研究
脳梗塞を起こした高齢者では、飲み込みの障害や意識・認知機能の低下などによって十分に食事がとれなくなることがあり、栄養状態が悪化しやすいとされています。著者らは、まだ明らかな低栄養と診断される前の段階である「栄養リスク」に注目しました。栄養リスクとは、スクリーニングによって「今後低栄養になる可能性が高…
公開日: 2026年09月24日 09:39
ブドウ糖輸送体1欠損症に対するケトン食療法の効果と安全性を調べた後方視的研究
ブドウ糖輸送体1欠損症(GLUT1欠損症)は、脳へブドウ糖を運ぶGlut1というタンパク質のはたらきが不足するために起こる、生まれつきの代謝の病気です。このタンパク質はSLC2A1という遺伝子から作られます。論文によれば、乳児期に始まるてんかん発作、発作性に現れる運動の障害、精神運動発達の遅れが特徴…
公開日: 2026年09月24日 09:24
紅茶抽出物による細菌セルロース生産の向上——鍵となるアミノ酸を探る研究
細菌セルロース(BC)は、微生物がつくり出すセルロースで、持続可能な素材として大きな可能性を持つと考えられています。しかし論文によれば、その生産効率の低さが依然として課題として残っています。
公開日: 2026年09月24日 09:14
東山島の沖合いかだ養殖をめぐる環境と費用の課題を整理した調査報告
中国福建省漳州市に属する東山島は、長い海岸線を活かした海面養殖の重要拠点として知られています。著者らによれば、この島ではいかだに吊るして育てる方式、沖合の生けすを使う方式、陸上の高位置池を使う方式という三つの養殖形態が発達し、カキ、マルアジ、アワビ、海藻類などが育てられており、沿岸住民にとって漁業は…
公開日: 2026年09月24日 08:56
ヤギの筋肉内脂肪細胞の分化にかかわるRNA修飾の働きを調べた研究
ヤギ肉の品質や風味を左右する要素の一つに、筋肉の中に蓄えられる脂肪(筋肉内脂肪、IMF)があります。この脂肪は、脂肪細胞のもとになる前駆細胞が成熟した脂肪細胞へと変化し、脂質をためこむ過程を通じて蓄積されます。そのため、分化のしくみを分子のレベルで理解することが、肉質を考えるうえでの手がかりになると…
公開日: 2026年09月24日 08:49
塩分濃度の違いが豆チの微生物と香りをどう変えるか——中国の伝統的発酵大豆食品を微生物解析と代謝物解析で調べた研究
豆チ(トウチ)は、大豆を発酵させてつくる中国の伝統的な調味食品です。研究チームの説明によれば、その起源は漢代までさかのぼり、炒め物や魚・肉・野菜の料理、缶詰などの風味づけに広く使われてきました。使われる微生物の種類によっていくつかの型に分けられ、広東省の陽江豆チは、コウジカビ(アスペルギルス)を用い…
公開日: 2026年09月24日 08:32
セレンはトウガラシのカドミウム被害をどう和らげるか——長鎖ノンコーディングRNAに着目した研究
カドミウム(Cd)は農地土壌の主要な重金属汚染物質の一つで、植物の生育を妨げるだけでなく、食物連鎖を通じて人の健康にも影響しうると考えられています。トウガラシ(Capsicum annuum L.)はカドミウムを蓄積しやすい野菜作物として知られており、対策が課題となっています。
公開日: 2026年09月24日 08:23