研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ブラジル・ロライマ州の高齢者における健康的な食品摂取の社会人口学的な差
ブラジルの食事ガイドラインは、生の果物、豆、野菜を毎日食べることをすすめています。研究チームは、これらの食品を食べているかどうかを示す指標を「健康的な食品摂取のマーカー」と呼び、高齢者の間でその摂取状況が性別や年齢、学歴、肌の色・人種、住んでいる場所といった社会人口学的な特徴によってどう異なるのかを…
公開日: 2026年09月29日 06:57
カカオ豆の殻から抗酸化成分とセルロースを取り出す——廃棄物を無駄なく使う統合プロセスの検討
チョコレートやココアの原料となるカカオは、世界の熱帯産地で年間およそ500万トン(乾燥豆換算)が生産される重要な商品作物です。その加工過程では大量の残渣が生じ、なかでもカカオ豆を覆う外皮(カカオ豆殻)は果実全体の重量の約10〜20%を占めると報告されています。この殻には糖質やタンパク質、脂質に加え、…
公開日: 2026年09月28日 19:33
固いせんべい状の食品を「かんで飲み込む力」を測る検査、ブラジルでの基準値を調べた研究
食べ物をかみ砕き、飲み込むという動作は、歯や舌、あごの筋肉、そしてそれらを制御する神経のはたらきが組み合わさって成り立っています。この機能に問題が生じていないかを臨床の場で手早く確かめるための道具として、TOMASS(固形物の咀嚼・嚥下検査)という検査があります。決まった種類のクラッカーを1枚食べて…
公開日: 2026年09月28日 06:39
規格外のテーブルグレープを活かす試み──ブーゲンビリアの苞を加えたワイン系飲料の研究
輸出用のテーブルグレープ(生食用ブドウ)は、大きさや色つき、傷の有無などの厳しい基準で選別されます。基準を満たさなかった果粒は「規格外」とされ、一部は国内向けに安く売られたり加工に回されたりしますが、それでも引き取り先のない分は廃棄され、収穫後の損失になります。著者らは、この規格外ブドウに新たな用途…
公開日: 2026年09月28日 06:10
アマゾン産果実の加工残渣を比較した研究——アサイーの種子に抗菌・抗酸化成分の有望性
果物を加工すると、果皮や種子、搾りかすといった残渣が大量に生まれます。研究チームは、こうした食品廃棄物にどのような生物活性があるかを評価することは、食品分野で使える有用成分(生物活性化合物)の供給源を見つけるうえで欠かせないと述べています。
公開日: 2026年09月28日 05:51
キャロブ種子のタンパク質分解物とペクチンで包んだアマニ油 ― 酸化を抑えながら消化のされ方は保つ
アマニ油は多価不飽和脂肪酸を多く含みますが、その一方で酸素と反応して劣化しやすい(酸化しやすい)性質があります。そこで油を微小な粒子の中に閉じ込める「マイクロカプセル化」という方法が使われますが、包む材料によって、酸化のしにくさや、食べたあとで油が消化されるかどうかが変わり得ます。
公開日: 2026年09月28日 05:35
ゴマたんぱく質の性質を変える新手法——高圧均質化とpH調整の組み合わせ
ゴマの種子からたんぱく質を取り出した素材(ゴマたんぱく質分離物、論文ではSMPIと表記)を、食品の原料としてより使いやすくするにはどうすればよいか。研究チームは、その性質を変える手段として「高圧均質化」という処理に注目し、これをpHの調整と組み合わせる方法を検討しました。
公開日: 2026年09月28日 05:24
アマゾンの「非慣行食用植物」6種を調べた研究 ― 栄養成分と抗酸化性の記録
ブラジルのアマゾン地域には多数の樹木や草本が生育していますが、その多くは「食べられるのに、ほとんど知られていない植物」として利用が進んでいません。ブラジルではこうした植物を「非慣行食用植物(UFPs)」と呼びます。これは、人口の多くにとってなじみが薄い、あるいは十分に活用されていない食用植物を指す言…
公開日: 2026年09月27日 20:40
食品選びの環境影響をどう捉えているか——ポルトガルとブラジルの都市で行われた消費者意識の調査
都市の食のしくみは、まちの持続可能性を左右する重要な要素です。しかし研究チームは、消費者が自分の食品選択による環境への影響を誤って見積もることが多いと指摘しています。
公開日: 2026年09月27日 06:32
ウズラの栄養プログラムを比較する ― 日本ウズラとヨーロッパウズラで成長・産卵成績はどう変わるか
ウズラに必要な栄養素の量は、品種などの遺伝的背景、成長や産卵といった生産の段階、そして卵をとるのか肉をとるのかという生産目的によって変わります。著者らは、こうした違いに応じて栄養の供給を体の要求に合わせる必要があると述べています。
公開日: 2026年09月26日 04:53
血液透析を受ける患者のビタミンD不足と抑うつ症状の関連を調べた横断研究
長期にわたって血液透析(体外で血液の老廃物を取り除く治療)を受けている人では、抑うつ症状がよくみられることが知られています。著者らは、抑うつ症状が生活の質の低下や治療の継続のしにくさ、入院や死亡のリスクと結びついていると説明しています。
公開日: 2026年09月26日 00:29
サトウキビ搾りかす由来のキサンタンガムで、食品包装用フィルムの性能を高める試み
石油などの化石資源からつくられる従来のプラスチック包装に代えて、環境負荷の小さい再生可能な材料を使いたいという要望が高まっています。著者らは、その候補として生分解性の高分子(微生物などの働きで分解される高分子材料)に注目しています。ただし、こうした材料は有望である一方、強度などの機械的性能や、水蒸気…
公開日: 2026年09月25日 21:21