研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
オーツ麦・ブドウのプロバイオティクス飲料と糖尿病モデルラットの血糖指標
研究チームは、オーツ麦とブドウを使い、ジャンボラン(Syzygium cumini)の抽出物を3%加えたプロバイオティクス飲料が、2型糖尿病モデルのラットに及ぼす影響を調べました。この飲料には、乳酸菌の一種であるLactobacillus acidophilus LA14が含まれています。研究の目的…
公開日: 2026年10月05日 05:27
タイオバの葉抽出物を加えたデンプンの乾燥挙動と機能性を調べた研究
タイオバ(Xanthosoba sagittifolium、学名表記はXanthosoma sagittifolium)は中南米の熱帯地域に自生する植物で、「非慣行食用植物」に分類されます。地下の塊茎(ちかけい、地中の茎が養分をためて太くなった部分)はデンプンの供給源となり、葉にはタンパク質や食物繊…
公開日: 2026年10月04日 00:45
炭水化物を減らした食品づくりはなぜ難しいのか——食品技術の課題を整理した総説
低炭水化物(低炭水化物=ローカーブ)の食事に関心が集まり、炭水化物を減らした加工食品への需要が高まっています。著者らによれば、低炭水化物食は一般に1日130g未満、または総エネルギーの26%未満の炭水化物摂取として定義されます。一方で論文は、その健康影響については報告が一致していないと述べています。…
公開日: 2026年10月02日 05:43
焙煎したアサイーの種子を粉末化して調べる──食品工学研究チームによる成分分析の報告
アサイーは、アマゾン地域に自生するヤシの果実です。濃い紫色の果肉はジュースや冷凍デザート、ゼリーなどに幅広く使われ、医薬品や化粧品の原料にもなっています。ブラジルは世界最大の産地で、パラ州、アマゾナス州、アマパー州が国内生産の大半を占めると論文は述べています。
公開日: 2026年10月02日 05:20
バナナ・マンゴー種子・タロイモから取り出したデンプンを調べた研究
デンプンは食品や工業で広く使われる多糖類ですが、その供給はトウモロコシ、キャッサバ、小麦、ジャガイモといった限られた作物に偏っています。研究チームは、この偏りが単一作物の大規模栽培や資源の集中的な利用と結びついていることを指摘し、あまり使われていない植物資源からデンプンを得る可能性に目を向けました。
公開日: 2026年10月01日 23:12
カカオ豆の殻から抗酸化成分とセルロースを取り出す——廃棄物を無駄なく使う統合プロセスの検討
チョコレートやココアの原料となるカカオは、世界の熱帯産地で年間およそ500万トン(乾燥豆換算)が生産される重要な商品作物です。その加工過程では大量の残渣が生じ、なかでもカカオ豆を覆う外皮(カカオ豆殻)は果実全体の重量の約10〜20%を占めると報告されています。この殻には糖質やタンパク質、脂質に加え、…
公開日: 2026年09月28日 19:33
キャロブ種子のタンパク質分解物とペクチンで包んだアマニ油 ― 酸化を抑えながら消化のされ方は保つ
アマニ油は多価不飽和脂肪酸を多く含みますが、その一方で酸素と反応して劣化しやすい(酸化しやすい)性質があります。そこで油を微小な粒子の中に閉じ込める「マイクロカプセル化」という方法が使われますが、包む材料によって、酸化のしにくさや、食べたあとで油が消化されるかどうかが変わり得ます。
公開日: 2026年09月28日 05:35
ゴマたんぱく質の性質を変える新手法——高圧均質化とpH調整の組み合わせ
ゴマの種子からたんぱく質を取り出した素材(ゴマたんぱく質分離物、論文ではSMPIと表記)を、食品の原料としてより使いやすくするにはどうすればよいか。研究チームは、その性質を変える手段として「高圧均質化」という処理に注目し、これをpHの調整と組み合わせる方法を検討しました。
公開日: 2026年09月28日 05:24
サトウキビ搾りかす由来のキサンタンガムで、食品包装用フィルムの性能を高める試み
石油などの化石資源からつくられる従来のプラスチック包装に代えて、環境負荷の小さい再生可能な材料を使いたいという要望が高まっています。著者らは、その候補として生分解性の高分子(微生物などの働きで分解される高分子材料)に注目しています。ただし、こうした材料は有望である一方、強度などの機械的性能や、水蒸気…
公開日: 2026年09月25日 21:21
和牛系・アンガス系の交雑牛を比べた研究——肥育条件がそろうと肉質の差は小さくなる
霜降り(筋肉内に細かく入る脂肪)や柔らかさを備えた牛肉への需要が高まるなか、どの品種を掛け合わせれば高品質な肉が得られるのかが関心を集めています。ブラジルの肉牛生産の中心はネローレ種で、熱帯の環境に適応している一方、アンガス種や和牛(黒毛和種・褐毛和種)に比べると肉は硬めで霜降りが入りにくいと指摘さ…
公開日: 2026年09月25日 06:41
減塩発酵ソーセージの香りを左右する乳酸菌――脂質と香気成分の変化を調べた研究
サラミのような発酵ソーセージづくりで、食塩(塩化ナトリウム)は味を決めるだけでなく、色や食感、微生物の制御にも関わる基本的な材料です。しかし著者らは、過剰なナトリウム摂取と高血圧や心血管疾患との関わりへの関心が高まり、ナトリウムを減らした食肉製品への需要が増えていると述べています。世界保健機関(WH…
公開日: 2026年09月25日 05:49
レモン果汁を砂糖で包み込む「共結晶化」——カイピリーニャ風粉末飲料の素材づくり
ブラジルを代表するカクテル「カイピリーニャ」は、本来レモン果汁と砂糖、氷、カシャッサ(またはウォッカ)で作られる飲み物です。手軽さを求める需要に応えて粉末ミックスも市販されていますが、著者らによれば、こうした製品には香料や酸味料、安定剤、固結防止剤、酸化防止剤、着色料といった多くの添加物が使われるの…
公開日: 2026年09月24日 09:35