研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

青色光と青を強めた混合光がイチゴの生理・成分・収量に与える影響――屋内垂直農場での比較研究 研究論文OpenAlexブラジル

青色光と青を強めた混合光がイチゴの生理・成分・収量に与える影響――屋内垂直農場での比較研究

持続可能な食料への需要を背景に、建物の中で棚を縦に重ねて作物を育てる「屋内垂直農場」が広がっています。こうした環境では、太陽光の代わりに人工照明を使うため、どのような色(波長の組み合わせ=スペクトル)の光を当てるかが作物の育ち方を左右します。

公開日: 2026年10月16日 06:04

ココヤシ由来の蜂花粉を13か月追跡し、成分と目印となる化合物を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

ココヤシ由来の蜂花粉を13か月追跡し、成分と目印となる化合物を調べた研究

ミツバチは花から集めた花粉に蜜や分泌物を混ぜて小さな粒にし、巣へ持ち帰ります。この粒は「蜂花粉(ビーポーレン)」と呼ばれ、食品やサプリメントとして流通しています。その成分は、どの植物の花粉か、気候や土壌、養蜂の方法、保存の状態などによって大きく変わることが知られています。そのため、製品がどの植物に由…

公開日: 2026年10月10日 06:11

ミールワーム粉を加えたココアマフィンの栄養と食べやすさを調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

ミールワーム粉を加えたココアマフィンの栄養と食べやすさを調べた研究

食用昆虫は栄養価が高く、持続可能な食材として、パンや焼き菓子への利用が注目されています。研究チームは、甲虫の一種であるチャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)の幼虫、いわゆるミールワームを粉末にした「ミールワーム粉」に着目しました。

公開日: 2026年10月10日 05:52

ヘマトコッカス藻からアスタキサンチンを取り出す「酸処理+遠心分離」の条件を探った研究 研究論文OpenAlexブラジル

ヘマトコッカス藻からアスタキサンチンを取り出す「酸処理+遠心分離」の条件を探った研究

アスタキサンチンは赤い色素の一種(カロテノイド)で、強い抗酸化性が評価されています。栄養補助食品、食品・飼料の添加物、化粧品などに使われています。その主要な天然の供給源が、淡水性の微細藻類ヘマトコッカス・プルビアリスです。この藻は、栄養不足や強い光といったストレスを受けると細胞内にアスタキサンチンを…

公開日: 2026年10月09日 04:43

未利用の在来果実副産物「カンブカ」の種子の成分と性質を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

未利用の在来果実副産物「カンブカ」の種子の成分と性質を調べた研究

カンブカ(学名 Plinia edulis)は在来の果実で、その種子はこれまで利用されずにきた副産物です。研究チームは、果実を丸ごと活用する取り組みを後押しするため、この種子の栄養成分、物理化学的な性質、食品加工に関わる性質(技術的特性)、そして生理活性をもつ成分の可能性を調べました。論文の題名では…

公開日: 2026年10月08日 05:30

施肥時の水管理が尿素分解抑制剤の効き目を左右する イタリアの水田でのアンモニア揮散を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

施肥時の水管理が尿素分解抑制剤の効き目を左右する イタリアの水田でのアンモニア揮散を調べた研究

稲作で広く使われる窒素肥料の尿素は、窒素を多く含み安価です。一方で、施肥直後の数日間に窒素の一部がアンモニアのガスとなって大気中へ逃げやすいという弱点があります。この「アンモニア揮散」は肥料の無駄になるだけでなく、大気汚染の一因にもなります。研究チームによると、欧州やイタリアでは尿素の使い方を見直す…

公開日: 2026年10月07日 06:25

ピラルクの頭と背骨に含まれるミネラルと脂肪酸 研究論文OpenAlexブラジル

ピラルクの頭と背骨に含まれるミネラルと脂肪酸

大型の淡水魚ピラルクは、切り身だけでなく、頭や背骨もスープの材料として利用されています。しかし、こうした部位の栄養成分は十分に分かっていませんでした。研究チームは、頭と背骨を使ったスープの栄養的な特徴を知るため、これらの部位に含まれるミネラルと脂肪酸を調べました。

公開日: 2026年10月06日 04:53

ブラジル南部の在来ヤシ「ブチア」の果肉——組成と抗酸化性、食品利用をめぐる研究レビュー 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジル南部の在来ヤシ「ブチア」の果肉——組成と抗酸化性、食品利用をめぐる研究レビュー

ブチア(Butia)は南アメリカ南部に自生するヤシ科の植物で、著者らによれば約20〜25種が主にブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンに分布しています。果実は直径3〜4センチほどの卵形から球形で、やや酸味のある繊維質の果肉を持ち、地域の人々によって伝統的に生食や加工に用いられてきました。

公開日: 2026年10月02日 21:35

黒米を発芽させると機能性成分はどう変わるか――発芽時間と温度の影響を調べた研究 研究論文Europe PMCブラジル

黒米を発芽させると機能性成分はどう変わるか――発芽時間と温度の影響を調べた研究

米は世界の食事エネルギーの2割以上を供給する主要作物で、世界人口の半数以上の主食になっています。その中でも黒米は、外側の色づいた層にアントシアニン(主にシアニジン-3-グルコシドやペオニジン-3-グルコシド)やポリフェノール類、γ-オリザノール、GABAなどを多く含む点で注目されてきました。しかし生…

公開日: 2026年09月30日 10:35

食品選びの環境影響をどう捉えているか——ポルトガルとブラジルの都市で行われた消費者意識の調査 研究論文OpenAlexブラジル

食品選びの環境影響をどう捉えているか——ポルトガルとブラジルの都市で行われた消費者意識の調査

都市の食のしくみは、まちの持続可能性を左右する重要な要素です。しかし研究チームは、消費者が自分の食品選択による環境への影響を誤って見積もることが多いと指摘しています。

公開日: 2026年09月27日 06:32

ウズラの栄養プログラムを比較する ― 日本ウズラとヨーロッパウズラで成長・産卵成績はどう変わるか 研究論文OpenAlexブラジル

ウズラの栄養プログラムを比較する ― 日本ウズラとヨーロッパウズラで成長・産卵成績はどう変わるか

ウズラに必要な栄養素の量は、品種などの遺伝的背景、成長や産卵といった生産の段階、そして卵をとるのか肉をとるのかという生産目的によって変わります。著者らは、こうした違いに応じて栄養の供給を体の要求に合わせる必要があると述べています。

公開日: 2026年09月26日 04:53

捨てられてきたガラナの種皮を調べる:アマゾン産残渣の成分を総合的に分析した研究 研究論文OpenAlexブラジル

捨てられてきたガラナの種皮を調べる:アマゾン産残渣の成分を総合的に分析した研究

ガラナはアマゾン原産の果実で、覚醒作用をもたらす性質で広く知られ、世界最大の生産国であるブラジルでは経済的にも重要な作物です。ただし加工の工程で使われるのは種子だけで、そのほかの部分は大量の残渣として残ります。なかでも量が多いのが、種子を覆う種皮です。

公開日: 2026年09月25日 04:51