セレン無機質単位:µg

この栄養素について

抗酸化に関わる酵素(セレノプロテイン)の成分 出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

消費者庁の表示:【MEXT食品成分DB 解説】セレンは、グルタチオンペルオキシダーゼ、ヨードチロニン脱ヨウ素酵素の構成要素である。 【厚労省 食事摂取基準】セレンは、セレノシステイン残基を有するたんぱく質(セレノプロテイン)として生理機能を発現し、抗酸化システムや甲状腺ホルモン代謝において重要である。

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セレンとは?

セレン(selenium)は原子番号34、元素記号Seの第16族元素の一つである。

体内での働き

セレンは、セレノシステイン残基を有するたんぱく質(セレノプロテイン)として生理機能を発現し、抗酸化システムや甲状腺ホルモン代謝において重要である。ゲノム解析の結果、ヒトには25種類のセレノプロテインの存在が明らかにされている。代表的なものに、グルタチオンペルオキシダーゼ(GPX)、ヨードチロニン脱ヨウ素酵素、セレノプロテインP、チオレドキシンレダクターゼ等がある。

不足したとき

セレン欠乏は、心筋障害を起こす克山病(Keshan disease)、カシン・ベック病(Kashin-Beck disease)等に関与している。

とりすぎたとき

慢性セレン中毒で最も高頻度の症状は、毛髪と爪の脆弱化・脱落である。その他の症状には、胃腸障害、皮疹、呼気にんにく臭、神経系異常がある。

出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

1日の食事摂取基準(2025年版・成人)

  • 推奨量男 30μg / 女 25μg
  • 耐容上限量男 400μg / 女 350μg

セレンを多く含む食品(可食部100gあたり・上位20)

順位食品含有量食品群目安量
1 <魚類> (かつお類) 加工品 かつお節320 µg 魚介類 1パック=約5g
2 <香辛料類> からし 粉290 µg 調味料及び香辛料類
3 <魚類> (かつお類) 加工品 裸節240 µg 魚介類
4 <畜肉類> ぶた [副生物] じん臓 生240 µg 肉類 1個=約200g
5 <畜肉類> うし [副生物] じん臓 生210 µg 肉類 1個=約1kg
6 <魚類> あんこう きも 生200 µg 魚介類 1切れ=約50g
7 <調味料類> (調味ソース類) 魚醤油 いしる (いしり)140 µg 調味料及び香辛料類 小さじ1=6.1g/大さじ1=18.4g/½カップ(100mL)=120.3g
8 <魚類> とびうお 焼き干し140 µg 魚介類
9 <魚類> (たら類) すけとうだら たらこ 生130 µg 魚介類 1腹(小)=50g
10 <魚類> とびうお 煮干し120 µg 魚介類
11 <魚類> (まぐろ類) みなみまぐろ 脂身 生120 µg 魚介類 1さく=150g
12 <魚類> (さけ・ます類) しろさけ サケ節 削り節120 µg 魚介類
13 <魚類> (かれい類) まがれい 生110 µg 魚介類 1尾=200g
14 <魚類> (さば類) 加工品 開き干し110 µg 魚介類
15 <魚類> (まぐろ類) くろまぐろ 天然 赤身 生110 µg 魚介類 1さく=150g/刺し身1切れ=14g
16 <魚類> (かつお類) かつお 秋獲り 生100 µg 魚介類 背側1さく=250g(本書目安)
17 <魚類> (かれい類) まがれい 焼き97 µg 魚介類
18 <えび・かに類> (かに類) ずわいがに 生97 µg 魚介類 1ぱい=約300g
19 ひまわり フライ 味付け95 µg 種実類 大さじ1=約9g
20 <魚類> (まぐろ類) くろまぐろ 養殖 赤身 電子レンジ調理94 µg 魚介類

※可食部100gあたり。日本食品標準成分表(八訂)増補2023より(収録食品 1374件から集計)。目安量は収載がある食品のみ表示。推定値は文部科学省が括弧付きで公表する公式推定値。数値は成分表の表記のまま:(値)=公式の計算値または推定値、Tr=微量(最小記載量の1/10以上5/10未満)、(Tr)=微量と推定(未測定)、0=最小記載量の1/10未満または検出されず、(0)=含まれていないと推定(未測定)。

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