セレン無機質単位:µg

この栄養素について

抗酸化に関わる酵素(セレノプロテイン)の成分 出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

消費者庁の表示:【MEXT食品成分DB 解説】セレンは、グルタチオンペルオキシダーゼ、ヨードチロニン脱ヨウ素酵素の構成要素である。 【厚労省 食事摂取基準】セレンは、セレノシステイン残基を有するたんぱく質(セレノプロテイン)として生理機能を発現し、抗酸化システムや甲状腺ホルモン代謝において重要である。

もっと詳しく

セレンとは?

セレンは、1817年に発見された元素で、古くから毒性の強い元素として知られていましたが、比較的最近、人にとって必須の微量元素であることが認識されるようになりました。

体内での働き

過酸化水素やヒドロペルオキシドを分解するグルタチオンペルオキシダーゼの構成成分です。ビタミンEやスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)などと共に、抗酸化システムに重要な役割を担っています。

不足したとき

不足すると、過酸化物による細胞障害が起こると考えられます。低セレン地域である中国東北部にみられる克山病(心筋症の一種)が知られています。

とりすぎたとき

慢性的に過剰摂取すると、爪の変形や脱毛、胃腸障害、下痢、疲労感、焦燥感、末梢神経障害、皮膚症状などがみられます。

出典:「健康食品」の安全性・有効性情報(国立健康・栄養研究所)

1日の食事摂取基準(2025年版・成人)

  • 推奨量男 30μg / 女 25μg
  • 耐容上限量男 400μg / 女 350μg

セレンを多く含む食品(可食部100gあたり・上位10)

順位食品含有量食品群目安量
1 <魚類> (かつお類) 加工品 かつお節 320 µg 魚介類 1パック 約5g
2 <香辛料類> からし 粉 290 µg 調味料及び香辛料類
3 <魚類> (かつお類) 加工品 裸節 240 µg 魚介類
4 <畜肉類> ぶた [副生物] じん臓 生 240 µg 肉類 1個=約200g
5 <畜肉類> うし [副生物] じん臓 生 210 µg 肉類 1個=約1kg
6 <魚類> あんこう きも 生 200 µg 魚介類 1切れ 約50g
7 <調味料類> (調味ソース類) 魚醤油 いしる (いしり) 140 µg 調味料及び香辛料類 小さじ1=6.1g/大さじ1=18.4g/½カップ(100mL)=120.3g
8 <魚類> とびうお 焼き干し 140 µg 魚介類
9 <魚類> (たら類) すけとうだら たらこ 生 130 µg 魚介類 1腹(小)=50g
10 <魚類> とびうお 煮干し 120 µg 魚介類

※可食部100gあたり。日本食品標準成分表(八訂)増補2023より(収録食品 1374件から集計)。目安量は収載がある食品のみ表示。推定値は文部科学省が括弧付きで公表する公式推定値。

← 栄養成分一覧へ