研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ぶどう種子の粉をトルコの伝統麺「エリシテ」に混ぜると何が変わるか
トルコで広く親しまれている麺「エリシテ」は、小麦粉、卵、塩、水を混ぜて固めの生地をつくり、薄く延ばして短く切り、乾燥させた保存のきく食品です。味にくせがなく作り方も単純で日持ちするため、栄養面を強化する土台として向いていると研究チームは述べています。
公開日: 2026年09月28日 08:53
オホーツク海の主要な漁獲魚に微量元素はどのようにたまるのか
オホーツク海は、海底や陸上の火山活動、そして深い層の水が表層へ湧き上がる「湧昇(ゆうしょう)」によって、栄養となる元素や各種の元素が多く含まれる特徴的な海域です。著者らは、この条件が高い生物生産力を支え、この海域をロシアの重要な漁場にしていると説明しています。ロシアの水産資源全体の漁獲のおよそ40%…
公開日: 2026年09月28日 08:46
イチゴ栽培におけるケイ素の葉面散布と根への施用 ― 3種のケイ素資材を比較した研究
ケイ素は、作物の生産性や品質を高める手立ての一つとして注目されてきた要素です。研究チームは、この着眼点にもとづき、イチゴ栽培においてどのケイ素資材が、またどの施用経路が有効なのかを確かめることを目的としました。
公開日: 2026年09月28日 08:39
メキシコ・サカテカス州で栽培されたビートの成分と機能性を調べた研究
ビート(テーブルビート、学名 Beta vulgaris L.)は、ビタミンや食物繊維、ミネラルといった栄養素に加え、体内ではたらきを持つとされる成分(生体活性成分)を含むことから、「スーパーフード」と呼ばれることがあります。しかし論文の著者らは、メキシコで栽培されたこの根菜については研究がごく少な…
公開日: 2026年09月28日 08:26
消化液を水耕栽培に活かす試み――レタスの生育と環境負荷を調べた研究
水耕栽培は土を使わずに液体の養液で植物を育てる方法で、収量の高さや環境の管理しやすさといった利点があります。しかし現在の水耕栽培は化学肥料に大きく依存しており、コストの増加だけでなく、養分の流出による水質汚染の懸念もあります。
公開日: 2026年09月28日 08:14
3Dプリント製スペーサーと膜モジュールの振動を組み合わせた限外ろ過の性能検証
水不足の緩和に役立つ膜ろ過技術では、膜の表面や細孔に不要な物質がたまる「ファウリング(膜汚れ)」が大きな課題です。汚れがたまると水の通る量(フラックス)が落ち、同じ量の水を得るために圧力を上げる必要が生じ、消費エネルギーが増えてしまいます。
公開日: 2026年09月28日 08:09
地中海食のピラミッド発表から30年 ― 研究の広がりを振り返る論考
1995年、ウィレットらが地中海沿岸の食習慣をまとめた「食のピラミッド」を発表しました。これは、オリーブの栽培地域に古くから伝わる食べ方を図式化したもので、その後の栄養学研究に大きな影響を与えたと論文は述べています。この論考は、発表から30年が経った時点で、この食事パターンをめぐる研究がどこまで広が…
公開日: 2026年09月28日 08:01
ベトナムでの大腸ポリープ(腺腫)と生活習慣の関連を調べた症例対照研究
大腸がんはベトナムで4番目に多いがんであり、2022年には18,835件の新規症例が報告されています。著者らによれば、大腸がんの多くは「腺腫」と呼ばれる良性のポリープから長い時間をかけて進行する経路をたどるため、腺腫は大腸がんの重要な前段階と位置づけられています。とくに、サイズや組織の性状から悪性化…
公開日: 2026年09月28日 07:51
回遊魚ヒルサ(イリシャ)の腸内細菌、生息環境ごとの違いを調べる
ヒルサ(Tenualosa ilisha)は、生物学的にも栄養面・経済面でも重要とされる魚です。淡水と海水のあいだを回遊する習性をもち、バングラデシュの水域に広く分布しています。研究チームは、この魚の腸内にすむ細菌の集まり(腸内細菌叢)が、生息する水の環境によってどう異なるのかを明らかにしようとしま…
公開日: 2026年09月28日 07:47
インドネシア・中央カリマンタンの湿地に生息するセパットシャム(スネークスキン・グラミー)の生物学的特徴
東南アジアの内陸水域でとれる淡水魚は、地域の人々にとって手に入りやすいたんぱく源であり、小規模な漁業による収入源にもなっています。今回紹介する研究が対象としたセパットシャム(学名 Trichopodus pectoralis、スネークスキン・グラミーとも呼ばれます)は、沼地や氾濫原、河川、湖などに広…
公開日: 2026年09月28日 07:41
学校給食プログラムをいつ、何で評価すべきか——インドネシア「無償栄養給食(MBG)」をブラジル・インドと比較した研究
学校給食は、かつてのような一時的な社会扶助ではなく、教育・栄養・社会保障・食料システムをつなぐ公共政策の一部になってきました。著者らは、世界食糧計画(WFP)の報告として、少なくとも4億6600万人の子どもが学校給食を受け取っていることに触れ、こうしたプログラムは公共政策の基盤として理解される必要が…
公開日: 2026年09月28日 07:34
脳の老化とNAD+:ビタミンB3代謝物・運動・腸内細菌叢をめぐる総説
高齢化にともない、アルツハイマー病やパーキンソン病といった神経変性疾患、そして加齢による認知機能の低下が世界的な健康課題となっています。論文の著者は、現在使える治療の多くが症状を和らげる段階にとどまっていることを指摘し、複数の疾患に共通する「上流の生物学的仕組み」を探ることが重要だと述べています。
公開日: 2026年09月28日 07:27