研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食事の内容と不安・抑うつ症状の関連を調べた、スコットランドの高齢者コホート研究 研究論文OpenAlexイギリス

食事の内容と不安・抑うつ症状の関連を調べた、スコットランドの高齢者コホート研究

うつや不安といった一般的な精神疾患は、世界全体の疾病負担・障害・経済的コストの大きな要因のひとつです。遺伝的な要因や幼少期の逆境といった従来からの危険因子に加えて、近年は食事のような「変えられる生活習慣」が予防や治療の手がかりになるのではないかという関心が高まっています。ただし研究ごとに設計や食事の…

公開日: 2026年09月28日 17:10

ハラール認証を取るかどうかを決めるものは何か――インドネシアの小規模事業者200人への調査 研究論文OpenAlexインドネシア

ハラール認証を取るかどうかを決めるものは何か――インドネシアの小規模事業者200人への調査

インドネシアでは、国内で流通する製品にハラール認証(イスラム法にかなった製品であることを第三者が確認する仕組み)を求める法制度が整えられてきました。しかし論文によれば、認証の取得は業種や規模によって進み方に差があり、とくに食品・飲料分野の大半を占める中小零細企業(MSME)では取得が限られています。…

公開日: 2026年09月28日 17:07

「持続可能な水産物」の恩恵は誰に届くのか——小規模漁業における認証制度と公平性を調べた研究 研究論文OpenAlexアメリカ

「持続可能な水産物」の恩恵は誰に届くのか——小規模漁業における認証制度と公平性を調べた研究

スーパーや飲食店で見かける「持続可能な水産物」のラベルは、ここ十数年で急速に広まりました。海洋管理協議会(MSC)認証やフェアトレード認証、漁業改善プロジェクト(FIP)といった仕組みは、まとめて「自主的持続可能性基準(VSS、企業や漁業者が任意で参加する民間主導の基準)」と呼ばれます。研究チームに…

公開日: 2026年09月28日 17:02

氷結点直前の温度で貯蔵すると、スモモ系果実の品質と香り成分の変化が抑えられる 研究論文OpenAlex中国

氷結点直前の温度で貯蔵すると、スモモ系果実の品質と香り成分の変化が抑えられる

アプリコットプラム(Prunus domestica × armeniaca、供試品種は‘Konglongdan’)は、鮮やかな果皮色とさくさくした食感、甘酸っぱい味わい、特徴的な香りをもつ核果類です。一方で収穫後の傷みが早く、変色や軟化、水分の減少、酸味の低下、風味の変化が短期間で進むことが知られ…

公開日: 2026年09月28日 16:55

甘いサクランボが早く柔らかくなる理由——果実の細胞壁分解を促す転写因子PavDREB2Aの働き 研究論文OpenAlex中国

甘いサクランボが早く柔らかくなる理由——果実の細胞壁分解を促す転写因子PavDREB2Aの働き

セイヨウミザクラ(Prunus avium、スイートチェリー)の果実は、収穫後に軟化しやすいことが知られています。柔らかくなった果実は品質が落ち、長距離輸送や貯蔵が難しくなるため、生産現場では経済的な損失につながります。

公開日: 2026年09月28日 16:51

ハイデラバードの大学教員におけるミレット(雑穀)の受容と摂取実態を調べた調査研究 研究論文OpenAlexインド

ハイデラバードの大学教員におけるミレット(雑穀)の受容と摂取実態を調べた調査研究

ミレット(雑穀)は、粒の小さい穀物のグループを指し、乾燥地や半乾燥地で何千年も栽培されてきました。少ない水や資材でも育つため、インドの各地域で主要な食料の一つとされてきた作物です。近年は栄養面の利点とあわせて、食料確保や気候変動への対応という観点からも注目されています。

公開日: 2026年09月28日 16:42

栄養に対する自己効力感と、試合中の判断の速さ――中国・武漢の若手バスケットボール選手279人を対象にした調査 研究論文OpenAlexフィリピン

栄養に対する自己効力感と、試合中の判断の速さ――中国・武漢の若手バスケットボール選手279人を対象にした調査

競技スポーツでは、体力や技術だけでなく、一瞬の判断の速さが勝敗を分けると考えられています。この研究の著者は、コート外での食事の自己管理と、コート上での反応的な判断の速さとを結びつける心理的な仕組みが、アジアの育成環境ではまだ十分に調べられていないと述べています。

公開日: 2026年09月28日 16:37

川と氾濫原のつながりを取り戻す——トンレサップ湖の「コミュニティ魚類保護区」から考える国際河川の再生 研究論文OpenAlexカンボジア

川と氾濫原のつながりを取り戻す——トンレサップ湖の「コミュニティ魚類保護区」から考える国際河川の再生

複数の国をまたいで流れる国際河川では、ダムや堤防などの人工構造物によって川の生態系が分断され、本来あったつながりが失われることが大きな課題になっています。著者らは、気候変動がこうした分断をさらに強めていると指摘します。

公開日: 2026年09月28日 16:31

干し魚から見つかったカビ「ペニシリウム・シトリヌム」を分子的手法で特定した報告 研究論文OpenAlexバングラデシュ

干し魚から見つかったカビ「ペニシリウム・シトリヌム」を分子的手法で特定した報告

バングラデシュの沿岸地域では、Stolephorus commersonnii というイワシ類の小型海水魚が、干し魚として広く食べられています。この研究チームは、その干し魚に付着している菌類が何であるかを、形の特徴と遺伝子の情報の両面から確かめることを目的としました。あわせて、その菌がどのような条件…

公開日: 2026年09月28日 13:20

腸内細菌の乱れとMASLD——「腸と肝臓のつながり」から治療を考える総説 研究論文OpenAlexインド

腸内細菌の乱れとMASLD——「腸と肝臓のつながり」から治療を考える総説

代謝機能障害に関連する脂肪性肝疾患(MASLD)は、慢性肝疾患の主要な原因のひとつとして世界的に広がっています。著者らによれば、かつて非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼ばれていたこの病気は、成人のおよそ38%が抱えているとされ、複数の学会による合意のもとでMASLDという名称に置き換えられ…

公開日: 2026年09月28日 10:22

バナナの葉を長持ちさせる収穫後処理の研究 ― 環境に優しい食品包装材としての活用に向けて 研究論文OpenAlexインド

バナナの葉を長持ちさせる収穫後処理の研究 ― 環境に優しい食品包装材としての活用に向けて

バナナの葉は、南インドをはじめとする地域で使い捨ての皿や食品を包む材料として古くから使われてきました。表面が広く、しなやかで、天然のろう質の膜に覆われているため、料理を盛りつけたり包んだりするのに向いています。使い捨てプラスチックによる環境汚染への懸念が高まるなか、生分解性のある代替材料としてあらた…

公開日: 2026年09月28日 10:15

海藻から複数の有用成分を一段の工程で取り出す試み ― 二相性の深共晶溶媒を用いた研究 研究論文OpenAlexオランダ

海藻から複数の有用成分を一段の工程で取り出す試み ― 二相性の深共晶溶媒を用いた研究

褐藻類は、ゲル化や粘性の性質をもつ多糖のアルギン酸のほか、硫酸化多糖のフコイダン、糖アルコールのマンニトール、黄色系の色素フコキサンチンなど、用途の異なる成分を併せもつ原料です。しかし著者らによれば、現在の工業的な処理はアルギン酸を主な目的物とすることが多く、強いアルカリや酸を用いる処理に依存してい…

公開日: 2026年09月28日 10:10