研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

間欠的断食が大腸がんを抑える仕組みとタウリンの関わりをマウスと細胞で調べた研究 研究論文OpenAlex中国

間欠的断食が大腸がんを抑える仕組みとタウリンの関わりをマウスと細胞で調べた研究

食べる時間と食べない時間を周期的に繰り返す「間欠的断食」は、動物実験などで大腸がんの増殖を抑えることが報告されてきました。ただ、栄養を制限すると、がん細胞の中で何が起き、それがなぜ免疫による攻撃の強まりにつながるのかは、よく分かっていませんでした。大腸がんの多くは免疫が働きにくい「冷たい」腫瘍とされ…

公開日: 2026年10月11日 05:20

地中海食への近さと睡眠の質――主観的な評価と機器による測定で異なる関連 研究論文OpenAlexスペイン

地中海食への近さと睡眠の質――主観的な評価と機器による測定で異なる関連

睡眠の質は、本人が感じる「よく眠れた」という実感と、機器で測る睡眠の状態の両面からとらえられます。この二つは必ずしも一致しないことが知られています。研究チームは、果物、野菜、豆類、魚、オリーブオイルなどを多くとる「地中海食」に近い食生活と睡眠の質との関係を、両方の方法で調べました。

公開日: 2026年10月10日 22:33

人工甘味料への態度で3つのグループ サウジアラビアの成人を対象とした調査 研究論文OpenAlexサウジアラビア

人工甘味料への態度で3つのグループ サウジアラビアの成人を対象とした調査

砂糖の代わりに使われる人工甘味料は、食生活が急速に変化しているサウジアラビアなどの地域で利用が広がっています。一方で、長期的な健康への影響については研究結果が一致しておらず、科学的な議論が続いています。研究チームは、こうした状況で人々が人工甘味料をどう受け止めているのか、その受け止め方には人によって…

公開日: 2026年10月10日 22:16

イランの高血圧の成人で、赤身肉の頻繁な摂取は裕福な層に偏っていた:格差の要因を分解した研究 研究論文OpenAlexイラン

イランの高血圧の成人で、赤身肉の頻繁な摂取は裕福な層に偏っていた:格差の要因を分解した研究

高血圧は世界の30〜79歳の成人のおよそ3人に1人に見られ、心血管の病気や脳卒中、早すぎる死の大きな要因とされています。高血圧の管理では食事の見直しが柱の一つで、赤身肉や加工肉の多い食事は高血圧のリスク要因になるという報告もあります。一方で、何をどれだけ食べるかは、収入や学歴、仕事、住む場所などの社…

公開日: 2026年10月10日 06:33

地中海食は代謝症候群を伴う精神疾患の入院患者の代謝・炎症指標にどう影響するか 研究論文OpenAlexサウジアラビア

地中海食は代謝症候群を伴う精神疾患の入院患者の代謝・炎症指標にどう影響するか

精神疾患のある人は、メタボリックシンドロームを併せ持つことが少なくありません。メタボリックシンドロームとは、腹部の肥満、高血圧、高血糖、脂質異常などが重なった状態です。この場合、慢性的な炎症や酸化ストレス、代謝の乱れが加わり、心臓や血管、代謝に関わる病気のリスクが高まるとされています。

公開日: 2026年10月10日 06:21

断食月の栄養教育とデーツミルク作りの実演:インドネシアの高校生を対象にした地域貢献活動の報告 研究論文OpenAlexインドネシア

断食月の栄養教育とデーツミルク作りの実演:インドネシアの高校生を対象にした地域貢献活動の報告

著者らは、インドネシア・プカンバルにあるアン・ナミロ高校の生徒を対象に、ラマダン(イスラム教の断食月)中の栄養についての教育活動を行い、その結果を報告しました。

公開日: 2026年10月09日 20:38

ラベンダーはなぜ料理にあまり使われないのか:香りの印象と文化から考える総説 研究論文OpenAlexイギリス

ラベンダーはなぜ料理にあまり使われないのか:香りの印象と文化から考える総説

ローズマリー、タイム、オレガノ、セージ、ミントなど、地中海地域のハーブの多くは料理に広く使われています。ラベンダーも同じ地域のハーブですが、料理での使用は比較的まれです。近年は料理への関心が高まり、デザートや焼き菓子、飲み物などへの利用が紹介されています。それでも、ほかの地中海ハーブほどには定着して…

公開日: 2026年10月09日 20:10

アラブ首長国連邦の母親は幼い子どもに出す食べ物をどう選ぶのか:超加工食品と伝統食品への評価を調べた研究 研究論文OpenAlexアラブ首長国連邦

アラブ首長国連邦の母親は幼い子どもに出す食べ物をどう選ぶのか:超加工食品と伝統食品への評価を調べた研究

幼い子どもが何を食べるかは、主に親や養育者がどの食べ物を用意し、食卓に出すかで決まります。乳幼児期は、その後の食習慣が形づくられ始める時期でもあります。近年関心を集めているのが「超加工食品」です。これは、工業的に抽出・合成された原料を多く使い、添加物を加えて、おいしさや手軽さ、日持ちを高めた食品を指…

公開日: 2026年10月09日 19:54

6種類の食事パターン指標とがんの部位別リスクの関連を比較した英国大規模コホート研究 研究論文OpenAlex中国

6種類の食事パターン指標とがんの部位別リスクの関連を比較した英国大規模コホート研究

食事とがんの関係は、これまで主に個々の食事指標と特定のがんとの組み合わせごとに調べられてきました。そのため、異なる食事パターンを互いに直接比べることは難しいままでした。著者らは、同じ集団で同じ調整方法を用い、指標の尺度もそろえたうえで、食事パターンによって各部位のがんとの統計的な関連の向きや強さが異…

公開日: 2026年10月09日 19:49

日本人の食事摂取基準に沿った「栄養バランス食」と低糖質・高脂質食を比べた4週間の探索的ランダム化比較試験 研究論文OpenAlex

日本人の食事摂取基準に沿った「栄養バランス食」と低糖質・高脂質食を比べた4週間の探索的ランダム化比較試験

食事のバランスというと、これまでは糖質と脂質の割合など、エネルギー源となる栄養素の比率が主に議論されてきました。糖質を減らして脂質を増やす「低糖質・高脂質(LCHF)食」は、減量や血糖コントロールへの効果が報告されてきた一方、肥満への効果はまだはっきりしていません。また、こうした研究の多くは糖質と脂…

公開日: 2026年10月09日 06:15

食品成分表の改訂で、日本人成人の推定栄養摂取量はどう変わるか:2018〜2019年国民健康・栄養調査データによる比較 研究論文OpenAlex

食品成分表の改訂で、日本人成人の推定栄養摂取量はどう変わるか:2018〜2019年国民健康・栄養調査データによる比較

私たちが何をどれだけ食べ、どのくらいのエネルギーや栄養素をとっているかを推定するには、食品ごとの栄養素の量をまとめた「食品成分表」が欠かせません。国の食品成分データベースは、食事調査の土台となる存在です。

公開日: 2026年10月09日 05:21

多価不飽和脂肪酸と統合失調症・双極性障害の関わりを、仕組み・遺伝・臨床の証拠から整理する総説 研究論文OpenAlexイギリス

多価不飽和脂肪酸と統合失調症・双極性障害の関わりを、仕組み・遺伝・臨床の証拠から整理する総説

統合失調症や双極性障害では、血液などに含まれる多価不飽和脂肪酸(PUFA)の量が変わっていることや、脂肪酸の代謝に関わる遺伝子の違いと発症リスクとの関連が報告されてきました。著者らはこうした背景から、PUFAの代謝とこれらの精神疾患との関係を示す証拠を幅広く集めて整理する総説をまとめています。

公開日: 2026年10月09日 04:54