研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
高齢者の便秘に対する3種の生きた菌を含む口腔内崩壊錠——8週間の単群試験による安全性と前後比較の報告
慢性的な便秘は高齢者によく見られ、排便の習慣だけでなく生活の質や日常生活の動作にも影響しうる問題だと、研究チームは指摘しています。高齢者では便秘が虚弱や複数の持病、多剤併用と重なりやすく、安全で扱いやすく、体に負担の少ない選択肢が日常診療で求められているという問題意識が、この研究の出発点にあります。
公開日: 2026年09月30日 05:01
腸内細菌ハフニア・アルベイとそのタンパク質抽出物がマウス腸管の消化酵素に与える影響
肥満や糖尿病の広がりを背景に、腸内細菌のバランスを整える手段として、プロバイオティクス(健康によい働きが期待される生きた微生物)への関心が高まっています。その一つが Hafnia alvei(ハフニア・アルベイ)HA4597 という細菌株で、一部のソフトチーズの製造にも使われ、健康な人の腸内にも存在…
公開日: 2026年09月30日 04:56
雑穀を使ったインスタント甘味プレミックスの開発と、焙煎による品質への影響を調べた研究
この研究で著者らは、パールミレット(日本では「トウジンビエ」と呼ばれる雑穀)を主原料とした、お湯などを加えるだけで食べられるインスタントの甘味プレミックス(あらかじめ材料を混ぜ合わせた粉状の調製品)を開発することを目的としました。
公開日: 2026年09月30日 04:51
食品原料の規制は「一度きりの承認」から「継続的な証拠」へ——制度転換をめぐる論考
この論文は、食品原料に関する規制の仕組みが構造的な転換期にあるという見方を示し、その変化を整理して論じたものです。著者は、従来の規制の中心的な問いが「ある物質が法的に定められた市場参入の基準を越えたかどうか」にあったと説明します。食品添加物としての承認、ポジティブリスト(使用が認められた物質を列挙し…
公開日: 2026年09月30日 04:47
ハワイ固有種「ママキ」の葉に含まれる成分を調べた研究 ― 抗酸化作用と血管細胞での炎症反応
ママキ(学名 Pipturus albidus)は、ハワイ諸島にだけ自生するイラクサ科の低木です。葉を湯に浸してハーブティーとして飲む習慣が古くからあり、ストレスや不安をやわらげる、アレルギーに用いる、血圧やコレステロールを整えるといった伝統的な用途が記録されてきました。しかし研究チームによれば、こ…
公開日: 2026年09月30日 04:42
母親の食事と代謝の乱れは、胎児期のビタミンD調節にどう関わるか——総説が示す研究の現状
この論文は、Texas State大学の研究者ら(Rachel Rousseau、Chin May Teoh、Gar Yee Koh)による総説(レビュー論文)です。新しい実験を行ったものではなく、これまでに発表された研究を集めて整理し、どこまでが分かっていて、どこが未解明なのかを示すことを目的とし…
公開日: 2026年09月30日 04:37
ドゥーム果実の粉末を加えたオーツ麦クッキー――栄養価と品質の両立を探る研究
食物繊維やミネラル、抗酸化性をもつ植物成分を、人工的な強化剤ではなく自然由来の素材から補う試みが、穀物加工食品の分野で関心を集めています。焼き菓子は日常的に食べられ、配合を調整しやすいため、こうした素材を取り入れる場として適していると著者らは述べています。
公開日: 2026年09月30日 04:32
中国の学齢期の子どもにおける身体活動・娯楽目的の画面視聴時間・食事の脂質割合の組み合わせと体重の状態
子どもや若者の過体重・肥満は、代謝や骨格、心理社会的な面など幅広い健康課題と関連することが知られています。中国では食のあり方や交通、学校生活、都市環境が急速に変化するなかで、子どもの体格にも変化が生じてきました。こうした背景から、変えられる生活習慣に注目が集まっていますが、身体活動、座って画面を見る…
公開日: 2026年09月30日 04:26
人工知能を使った「個人に合わせた栄養指導」は今どこまで来ているのか — 総説論文の紹介
肥満や2型糖尿病、心血管疾患、がんといった病気の負担には、食生活が大きく関わっています。食事は生活習慣のなかでも変えられる要素であるため、公衆衛生上の重要な対象とされてきました。ところが著者らは、同じ食べ物を口にしても人によって体の反応が大きく異なる点を指摘しています。全員に同じ食事指針をあてはめる…
公開日: 2026年09月30日 04:20
子どもと青少年の分岐鎖アミノ酸の摂取量と貧血との関連を調べた研究
貧血は世界的に重要な健康課題であり、特に子どもと青少年では原因が一つに限られず、複数の要因が関わるとされています。研究チームは、食事からとるアミノ酸と貧血との関係についての知見がまだ乏しい点に着目しました。
公開日: 2026年09月30日 04:14
原材料費の上昇に小規模飲食事業はどう対応したか——東ジャワの家庭内ケータリングを追った事例研究
原材料の値上がりは、小さな事業者ほど重くのしかかります。資本も生産能力も限られているため、仕入れ価格が上がっても、それをそのまま販売価格に上乗せするわけにはいきません。値上げすれば客足が遠のき、据え置けば利益が削られる——この板挟みのなかで、事業者は実際に何をしているのでしょうか。
公開日: 2026年09月30日 04:08
妊娠中と産後で異なる「食」の悩み — オランダの約1600人への調査が示したもの
妊娠中から産後1年ほどの時期の食事は、母親と子どもの健康に深く関わると考えられています。研究チームは導入部で、この時期の望ましい食事が妊娠糖尿病や妊娠高血圧、低出生体重、産後うつなどのリスク低下と結びつけて論じられてきた一方、高所得国では栄養が十分でない食生活が広くみられると整理しています。
公開日: 2026年09月30日 03:59