研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
サルコペニア肥満とは何か——概念・診断・管理をめぐる総説の紹介
この論文は、「サルコペニア肥満」と呼ばれる状態について、現時点でわかっていることを整理することを目的としています。サルコペニア肥満とは、体脂肪が過剰である一方で、骨格筋の量と機能が低下している状態を指します。太っていることと筋肉が衰えていることは一見すると逆の問題のようですが、この二つが同じ人に同時…
公開日: 2026年09月30日 20:47
高たんぱく食は腎臓にどう影響するか — ヒトと動物、世代ごとの研究をまとめた総説
近年、減量や筋肉の維持、代謝の改善を期待して、たんぱく質を多くとる食事(高たんぱく食)への関心が世界的に高まっています。著者らによれば、健康な成人に推奨される摂取量は体重1kgあたり1日0.8gで、これを25%以上超える1.0g/kg/日超が「高たんぱく」と定義されます。ただし欧米の通常の食事はすで…
公開日: 2026年09月30日 20:10
アルギン酸ナトリウムは生タイプ即席でんぷん麺の品質をどう変えるか
中国で親しまれている「酸辣粉(サンラーフン)」は、サツマイモでんぷんを主原料とする麺料理です。手軽に食べられる即席タイプの需要が高まる中、麺のかたまり(麺塊)を乾燥させずに水分を含んだまま仕上げる「生タイプ即席でんぷん麺塊」が注目されています。乾燥工程を省くことで、多くのエネルギーを使わずに済み、で…
公開日: 2026年09月30日 20:03
若年性特発性関節炎の子どもにおけるビタミンDの摂取状況と血中濃度を調べた研究
若年性特発性関節炎(JIA)は、16歳未満で発症し6週間以上続く関節の炎症をまとめた病気の総称で、子どもの慢性リウマチ性疾患のなかで最も多いものの一つです。著者らによれば、発症の仕組みには遺伝的な素因や環境要因、感染などのきっかけ、免疫の調節の乱れが関わると考えられていますが、原因は最終的には解明さ…
公開日: 2026年09月30日 19:55
色の違うパプリカ3種の栄養価を比べた研究 ― ダラット高原での栽培品を対象に
パプリカ(Capsicum annuum L. var. grossum)は、赤・黄・緑と色によって見た目が大きく異なる野菜です。研究チームは、ベトナムのダラット高原で栽培された色の異なるパプリカについて、栄養価、植物に含まれる化学成分(ファイトケミカル)、そして抗酸化作用を評価することを目的に調査…
公開日: 2026年09月30日 19:50
夜勤中の食事と血糖はどう変わるか――実際の職場で測った観察研究の報告
夜勤などの交代制勤務は、欧州連合の就業者の21%が従事しているとされ、スイスでも約60万人が交代制や恒常的な夜勤といった不規則な勤務時間で働いていると論文は紹介しています。夜間の光を浴び、遅い時間に食事をとり、睡眠時間が削られることで、体内時計が外の環境のリズムとずれる「概日リズムのずれ(サーカディ…
公開日: 2026年09月30日 19:42
大腸菌に感染したラットで、乳酸菌由来のプロバイオティクスとポストバイオティクスが腎臓と生殖機能に与えた影響
尿路や生殖器が大腸菌(Escherichia coli)に感染すると、男性では腎臓や生殖機能の不調につながることがあり、精子がつくられる過程や妊よう性が損なわれる場合があると研究チームは述べています。
公開日: 2026年09月30日 19:37
食品に含まれるγ-アミノ酪酸(GABA)――生理作用とそのしくみをめぐる研究の整理
γ-アミノ酪酸(GABA)は、発芽玄米や大麦、トマト、ホウレンソウ、緑茶、発酵食品などに含まれる成分です。タンパク質の材料にはならない「非タンパク質アミノ酸」の一種で、グルタミン酸から炭酸ガスが外れる反応(脱炭酸)によってつくられます。分子量は103.12 g/mol、融点は202 ℃で熱に比較的強…
公開日: 2026年09月30日 14:20
葉酸と2型糖尿病――ビタミンB9をめぐる研究の整理
2型糖尿病は、インスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」と、インスリン分泌の低下によって起こる慢性の代謝疾患です。著者らによれば、病気の初期には筋肉・脂肪組織・肝臓でインスリンの感受性が下がり、血糖を下げる働きが鈍ります。それを補うために膵臓が過剰にインスリンを出す状態が続き、やがて腎症・網膜症…
公開日: 2026年09月30日 13:42
アーモンド搾りかす由来タンパク質を加工し、クルクミンを包み込むゲルをつくる研究
アーモンドミルクを作る際には、油や液を搾ったあとに「搾りかす」が残ります。論文によれば、この搾りかすは主に飼料の原料として使われていますが、タンパク質を42〜61 g/100 g含み、そのうち約半分はグロブリンという種類のタンパク質だと報告されています。著者らは、この甘扁桃(スイートアーモンド)搾り…
公開日: 2026年09月30日 12:19
若年成人の超加工食品の摂取と食生活のパターン——既存研究をまとめた論文の紹介
著者らは、若年成人の間で超加工食品(UPF)の摂取が食習慣とどう結びついているかを検討しました。UPFとは、工業的な加工を重ねて作られた食品のことで、現代の食事では広く使われるようになっています。
公開日: 2026年09月30日 09:40
メラトニンをβ-シクロデキストリンで包み込む――ミニトマトの保存中の変化を抑える処理の検討
ミニトマトは収穫後も熟成が進みやすく、色づきや水分の減少、酸味の低下といった変化が短期間で進んで品質が落ちてしまいます。著者らは、この収穫後の品質劣化を抑える処理を探るために本研究を行いました。
公開日: 2026年09月30日 09:35