研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

IoTによる精密灌漑と農家研修を組み合わせたマンゴスチン栽培の研究 研究論文OpenAlexタイ

IoTによる精密灌漑と農家研修を組み合わせたマンゴスチン栽培の研究

マンゴスチンは東南アジア原産の果物で、「果物の女王」とも呼ばれます。著者らによると、タイは世界の取引量の9割以上を占める主要な輸出国です。一方で、土壌の水分が大きく変わることで起きる果実の障害が、輸出の伸びを妨げる課題になっています。代表的な障害は二つあります。一つは果肉が半透明のゼリー状になる「果…

公開日: 2026年10月08日 05:59

菌根菌の接種と葉面散布の微量栄養素の組み合わせが低地イネの収量と穀粒の栄養に与える影響 研究論文OpenAlexナイジェリア

菌根菌の接種と葉面散布の微量栄養素の組み合わせが低地イネの収量と穀粒の栄養に与える影響

コメは世界人口の半数以上にエネルギーを供給する主食作物です。論文によると、ナイジェリアは世界有数のコメ生産国ですが、農家レベルの収量が低く、国内需要を満たせていません。低地の水田土壌では有機物が少なく、亜鉛・鉄・マンガンといった微量栄養素も不足しやすいため、作物の生育が妨げられます。こうした土壌で育…

公開日: 2026年10月08日 05:55

シコクビエとマメ類の間作で、どの組み合わせと列の比率がよく育つかを調べた研究 研究論文OpenAlexインド

シコクビエとマメ類の間作で、どの組み合わせと列の比率がよく育つかを調べた研究

雑穀は高温や干ばつ、やせた土壌に比較的強く、気候の変動に耐える農業を支える作物とされています。インドで広く栽培されるシコクビエ(フィンガーミレット)は、生育期間が短く、肥料などの投入が少なくても育ち、穀粒と家畜の飼料の両方に使われます。

公開日: 2026年10月08日 05:51

赤い果肉の「葉香」マンゴーに特有の柑橘系の香りはどう生まれるか:代謝物と遺伝子発現の比較研究 研究論文OpenAlex中国

赤い果肉の「葉香」マンゴーに特有の柑橘系の香りはどう生まれるか:代謝物と遺伝子発現の比較研究

マンゴーの果肉の香りは、空気中に揮発しやすい多様な化合物(揮発性有機化合物)から成り立っており、果実の風味の良し悪しや商品としての価値を左右します。「葉香(Yexiang)」というマンゴーは、甘い風味ときめ細かな食感で知られています。なかでも果肉が赤みを帯びるタイプは、従来の黄色い果肉のタイプとは異…

公開日: 2026年10月08日 05:48

米デンプンとゼラチンにプロトカテク酸を組み合わせた複合粒子で、高内相エマルションゲルを安定化する研究 研究論文OpenAlex中国

米デンプンとゼラチンにプロトカテク酸を組み合わせた複合粒子で、高内相エマルションゲルを安定化する研究

デンプンとタンパク質を組み合わせた複合体は、これまで広く研究されてきました。一方、そこにフェノール酸を加えた三成分の系については十分に調べられていないと著者らは指摘しています。特に、油と水の境界(界面)での働きを高め、「高内相エマルションゲル(HIPEG)」の安定化に生かす研究はまだ少ないといいます…

公開日: 2026年10月08日 05:42

高圧処理で食品中の細菌やウイルスはどこまで減るのか――2692件のデータを統合した評価 研究論文OpenAlexオランダ

高圧処理で食品中の細菌やウイルスはどこまで減るのか――2692件のデータを統合した評価

高圧処理(HPP)は、食品に高い圧力をかけて微生物を不活化する加工技術です。加熱に頼らないため、食品の品質を保ちながら微生物による危害を抑えられる方法として位置づけられています。

公開日: 2026年10月08日 05:35

未利用の在来果実副産物「カンブカ」の種子の成分と性質を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

未利用の在来果実副産物「カンブカ」の種子の成分と性質を調べた研究

カンブカ(学名 Plinia edulis)は在来の果実で、その種子はこれまで利用されずにきた副産物です。研究チームは、果実を丸ごと活用する取り組みを後押しするため、この種子の栄養成分、物理化学的な性質、食品加工に関わる性質(技術的特性)、そして生理活性をもつ成分の可能性を調べました。論文の題名では…

公開日: 2026年10月08日 05:30

婦人科がんの化学療法中の食欲低下と、食事摂取量・生活の質との関連を調べた前向き観察研究 研究論文OpenAlex

婦人科がんの化学療法中の食欲低下と、食事摂取量・生活の質との関連を調べた前向き観察研究

婦人科がんの治療では、近年治療法が進歩した現在も、細胞傷害性の抗がん剤による化学療法が標準的な選択肢です。化学療法中は吐き気や味覚の変化など、食欲低下につながる症状がよく起こります。食欲低下は食事量の減少や生活の質(QOL)の低下と関係することが知られていますが、これまでの研究の多くは進行がんの患者…

公開日: 2026年10月08日 05:26

麹菌で発酵させた玄米食品は潰瘍性大腸炎の患者に役立つか:二重盲検ランダム化試験の報告 研究論文OpenAlex

麹菌で発酵させた玄米食品は潰瘍性大腸炎の患者に役立つか:二重盲検ランダム化試験の報告

潰瘍性大腸炎は、大腸の粘膜に広く炎症が起こる病気で、原因はまだ分かっていません。これまでの基礎研究や臨床研究から、食物繊維をとることで症状が和らぐ可能性が示唆されてきました。

公開日: 2026年10月08日 05:23

加熱前処理と自然発酵の時間がおからの粉の性質に与える影響 研究論文OpenAlexガーナ

加熱前処理と自然発酵の時間がおからの粉の性質に与える影響

おからは、豆乳や豆腐を作るときに残る大豆の搾りかすです。これまでの報告では、乾燥したおからは食物繊維がおよそ半分、たんぱく質が約25%、脂質が約10%を占めるとされています。それでも多くは家畜の飼料や肥料に回されるか、利用されずに終わっています。食品に使いにくい理由として、生のおからは傷みやすいこと…

公開日: 2026年10月08日 05:20

米粉とパイナップルの茎のでんぷんで作るグルテンフリービスケットの開発 研究論文OpenAlexタイ

米粉とパイナップルの茎のでんぷんで作るグルテンフリービスケットの開発

小麦に含まれるたんぱく質のグルテンを使わない「グルテンフリー」の食品には、米粉などが使われます。研究チームが注目したのは、パイナップルの茎から取り出したでんぷん(パイナップル茎でんぷん)です。著者らはこのでんぷんを、消化されにくい「レジスタントスターチ」の供給源になる材料と位置づけています。

公開日: 2026年10月08日 05:14

アロエベラと蜂蜜の可食性コーティングはカットマンゴーの冷蔵保存中の品質をどう変えるか 研究論文OpenAlexバングラデシュ

アロエベラと蜂蜜の可食性コーティングはカットマンゴーの冷蔵保存中の品質をどう変えるか

マンゴーは栄養が豊富な果物ですが、皮をむいて切った状態のマンゴーは水分が多く、微生物による腐敗や品質の劣化が早く進みます。研究チームは、果物の表面を薄く覆う「可食性コーティング(食べられる膜)」として、アロエベラのゲルと蜂蜜に着目しました。

公開日: 2026年10月08日 05:11