研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
病院の栄養ケアを看護師主導から臨床栄養士主導へ移したとき、何が変わったか――デンマークの呼吸器内科病棟での検討
入院患者の低栄養は、入院期間の長期化、予後の悪化、生活の質の低下、死亡率の上昇と関連することが知られています。そのため、入院時に栄養面のリスクがある患者を早く見つけ、適切に対応することが重要とされ、国際的な指針でも栄養リスクスクリーニング(入院患者が低栄養の危険を抱えているかを点数で判定する手順)が…
公開日: 2026年10月14日 05:26
ヒスパニック/ラテン系の成人向けに文化的に調整したスペイン語の食事スクリーニング質問票「SABE」の内容妥当性を検証した研究
心血管疾患の予防では、短時間で食習慣を把握できる簡易な食事スクリーニング質問票(スクリーナー)の開発と活用が推奨されています。しかし著者らによると、米国の多様なヒスパニック/ラテン系の人々に向けて妥当性が確かめられたスペイン語の質問票は不足しています。また既存の質問票は、この人々になじみのある文化的…
公開日: 2026年10月14日 05:19
妊娠中のヴィーガン食の栄養摂取と出生体重の関係を調べた研究
動物性食品を一切とらない厳格なヴィーガン食を妊娠中に続けた場合、どのような栄養の特徴があり、それがおなかの赤ちゃんの成長とどう関係するのかについては、これまで十分な知見がありませんでした。
公開日: 2026年10月14日 05:08
超加工食品の摂取量と死亡リスクの関連を米国の長期追跡研究で調べた研究
超加工食品とは、工業的な加工を多く経て作られた食品のことです。手軽さやおいしさ、積極的な宣伝を背景に、米国をはじめ世界中で消費が大きく増えています。これまでの研究では、超加工食品の摂取が心臓や代謝に関わる好ましくない健康状態と関連することが報告されてきました。しかし死亡との関係を調べた研究はまだ限ら…
公開日: 2026年10月14日 05:03
甘いものへの「依存的な食べ方」を6項目で測る簡易尺度の開発と、英語・スペイン語・ハンガリー語での検証
砂糖や甘味を加えた加工食品の摂り過ぎは、肥満や2型糖尿病、心血管疾患などとの関連が指摘されてきた公衆衛生上の課題です。甘いものをやめられない、強く欲しくなるといった、依存に似た食べ方を訴える人も少なくありません。著者らは、体重管理や栄養指導、糖尿病、摂食障害の診療の場で、患者が「食べ物全般」ではなく…
公開日: 2026年10月14日 04:59
韓国の寺院料理と腸内細菌・代謝の健康の関わりをめぐる研究の整理
韓国の仏教寺院では、修行僧の暮らしの中で受け継がれてきた植物性中心の食事「寺院料理(サチャル・ウムシク)」が知られています。著者らはこの総説で、寺院料理の栄養的な特徴、腸内細菌への関わり、食事とともに営まれる修行の習慣という三つの側面について、これまでの研究知見を整理しました。
公開日: 2026年10月13日 21:50
SNSは高齢期の食生活にどう関わるのか:四つの心理的経路と研究課題を整理したミニレビュー
世界では高齢化が進んでいます。論文が引用する世界保健機関(WHO)の資料によると、2030年には世界の6人に1人が60歳以上になり、この年齢層は2050年に21億人に達すると見込まれています。同じ時期に、レシピや健康情報、広告、人とのやり取りは、ますますSNSを通じて流れるようになりました。研究チー…
公開日: 2026年10月13日 21:37
北ブトン県の幼児の発育阻害(スタンティング)と、動物性たんぱく質の摂取・妊娠中の母親の慢性的なエネルギー不足との関連を調べた研究
スタンティングとは、栄養不足や感染症の繰り返しなどによって、子どもの身長が年齢に比べて低くなる発育の障害です。世界保健機関(WHO)の基準では、同じ年齢・性別の標準と比べて身長が大きく下回る(標準偏差でマイナス2未満)場合をスタンティングとしています。長期間の栄養不足を反映しており、母親のおなかの中…
公開日: 2026年10月13日 06:22
超加工食品と健康格差:低・中所得国の生涯にわたる課題を論じた論考
工場で精製・加工された原料や添加物を主体につくられる「超加工食品」は、甘味飲料、袋入りスナック、菓子パン類などを含み、世界各地で日常の食事に広がっています。これまでの研究では、肥満や生活習慣病、心の健康との関連が報告されてきました。一方で、こうした食品が所得や生活状況の違いによる健康格差を広げている…
公開日: 2026年10月13日 05:58
インドネシアの職業高校生における甘い飲み物・食習慣と血糖値の関連を調べた研究
2型糖尿病は、かつては大人の病気と考えられがちでしたが、10代の若者にも見られるようになっています。その背景として、生活習慣の変化、特に砂糖を加えた飲み物の多飲や偏った食習慣が指摘されています。
公開日: 2026年10月13日 05:44
学校の食文化が「不健康な食べ物=楽しい」という思い込みを育てている可能性を論じた意見論文
この論文は、新しいデータを集めた実験や調査ではなく、著者が一つの仮説を提案する意見論文です。著者は、米国の学校の食をめぐる習慣が、意図しないまま子どもたちに「不健康な食べ物=楽しい」という直感を育てているかもしれない、と論じています。ここでいう直感とは、エネルギーが高く栄養の乏しい食べ物の方が、健康…
公開日: 2026年10月13日 05:29
インドネシアの小学生の食物繊維摂取量と、母親の食リテラシー・世帯の食料安全保障との関連
家庭で何を買い、どう調理し、子どもに何を食べさせるかを決めるうえで、母親は大きな役割を担っていることが多いとされます。この研究は、母親の「食リテラシー」が、世帯の食料安全保障や子どもの食事の質とどう関連しているかを調べたものです。食リテラシーとは、栄養に関する情報を手に入れ、理解し、日々の食事の選択…
公開日: 2026年10月13日 05:20