研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

果物の種に含まれる食物繊維の性質と食品への利用可能性を整理した文献レビュー 研究論文OpenAlexナイジェリア

果物の種に含まれる食物繊維の性質と食品への利用可能性を整理した文献レビュー

果物の加工では、果皮や搾りかす、種などが大量に残ります。論文によると、世界の果物生産量は2022年に9億3300万トンに達したと報告されており、果物の種類や加工方法によっては、こうした副産物が果実全体の重さの最大60%を占めるとされています。その多くは価値のある原料として使われず、廃棄物として扱われ…

公開日: 2026年10月09日 19:45

肺がん患者の運動と栄養に関する実践的提言をまとめたレビュー 研究論文OpenAlexスペイン

肺がん患者の運動と栄養に関する実践的提言をまとめたレビュー

肺がんは、世界でがんによる死亡の最大の原因とされています。薬物療法は進歩していますが、それとは別に、運動や栄養といった生活習慣への介入が、治療を補う手段として注目されるようになっています。

公開日: 2026年10月09日 19:41

駆出率の保たれた心不全における運動・栄養・GLP-1薬:体重と筋機能をどう改善するかを整理した総説 研究論文OpenAlexイギリス

駆出率の保たれた心不全における運動・栄養・GLP-1薬:体重と筋機能をどう改善するかを整理した総説

著者らが取り上げたのは「駆出率の保たれた心不全(HFpEF)」です。心臓が血液を送り出す力の指標(左室駆出率)は保たれているのに、心臓が広がって血液をためる働き(拡張機能)が低下するタイプの心不全です。論文では、加齢に伴って筋肉量と筋力が落ちる「サルコペニア」がこの病気の進行に深く関わると述べていま…

公開日: 2026年10月09日 19:35

加工したイラクサの葉の性質と食品への利用をまとめたレビュー 研究論文OpenAlexイギリス

加工したイラクサの葉の性質と食品への利用をまとめたレビュー

イラクサ(学名 Urtica dioica)は、栄養に富み、生理的な働きをもつ成分(生理活性成分)を多く含む植物として、機能性食品への利用に関心が集まっています。一方で、葉は水分が75〜85%と多く、微生物によって傷みやすいため、収穫後すぐに品質が落ちやすいという課題があります。

公開日: 2026年10月09日 19:30

食品由来の生理活性ペプチドは心臓と代謝の健康にどこまで役立つと言えるか――作用の仕組みを根拠の強さで格付けしたレビュー 研究論文OpenAlexアメリカ

食品由来の生理活性ペプチドは心臓と代謝の健康にどこまで役立つと言えるか――作用の仕組みを根拠の強さで格付けしたレビュー

牛乳、卵、大豆、魚、穀物などに含まれるたんぱく質は、消化や発酵、酵素処理によって小さな断片に分かれます。そのうち、おおむねアミノ酸2〜20個ほどの長さで、栄養素としての働きを超えて体に何らかの作用をもたらす可能性があるものを「生理活性ペプチド」と呼びます。血圧、血糖、脂質、肥満など、心臓・血管と代謝…

公開日: 2026年10月09日 06:27

マメゾウムシの卵に寄生するハチを放す回数とササゲの被害の違いを調べた研究 研究論文OpenAlexブルキナファソ

マメゾウムシの卵に寄生するハチを放す回数とササゲの被害の違いを調べた研究

ササゲは豆の一種です。その生産や保存を妨げる害虫に、ヨツモンマメゾウムシ(Callosobruchus maculatus)があります。この虫は畑でササゲに付き、その被害は収穫後も続くことがあります。

公開日: 2026年10月09日 06:23

オマーン産ザクロの果皮で作った金ナノ粒子と、リーシュマニア原虫への作用を調べた研究 研究論文OpenAlexオマーン

オマーン産ザクロの果皮で作った金ナノ粒子と、リーシュマニア原虫への作用を調べた研究

リーシュマニア症は、リーシュマニア属の原虫(単細胞の寄生生物)によって起こる「顧みられない熱帯病」の一つです。著者らによると、治療薬の種類が限られ、副作用、長い治療期間、費用、薬剤耐性といった課題があります。こうした背景から、より安全で入手しやすい新しい手段が求められています。

公開日: 2026年10月09日 06:18

日本人の食事摂取基準に沿った「栄養バランス食」と低糖質・高脂質食を比べた4週間の探索的ランダム化比較試験 研究論文OpenAlex

日本人の食事摂取基準に沿った「栄養バランス食」と低糖質・高脂質食を比べた4週間の探索的ランダム化比較試験

食事のバランスというと、これまでは糖質と脂質の割合など、エネルギー源となる栄養素の比率が主に議論されてきました。糖質を減らして脂質を増やす「低糖質・高脂質(LCHF)食」は、減量や血糖コントロールへの効果が報告されてきた一方、肥満への効果はまだはっきりしていません。また、こうした研究の多くは糖質と脂…

公開日: 2026年10月09日 06:15

低飽和脂肪のゲルで脂肪を置き換えたサラミは、カビ毒の生成にどう影響するか 研究論文OpenAlexポルトガル

低飽和脂肪のゲルで脂肪を置き換えたサラミは、カビ毒の生成にどう影響するか

肉製品に含まれる脂肪のおよそ半分は飽和脂肪酸です。食事指針では、飽和脂肪酸を植物由来の不飽和脂肪酸に置き換えることが推奨されています。食品業界でも、伝統的なレシピを保ちながら脂肪を減らした肉製品の開発が進んでいます。ただし脂肪は食感や見た目、風味に加え、微生物の働きにも関わるため、単純に取り除くこと…

公開日: 2026年10月09日 06:11

柑橘の皮に含まれるポリメトキシフラボノイドがSIRT1の働きを高める仕組みを分子レベルで調べた研究 研究論文OpenAlex

柑橘の皮に含まれるポリメトキシフラボノイドがSIRT1の働きを高める仕組みを分子レベルで調べた研究

SIRT1(サーチュイン1)は、体内でつくられる酵素です。NAD⁺という補酵素を使い、タンパク質に付いた「アセチル基」という小さな目印を外す反応(脱アセチル化)を担います。老化に関わる多くの代謝の仕組みを調節するとされ、低分子化合物によるSIRT1の活性化は、老化に関連する健康上の利点と結びつけて研…

公開日: 2026年10月09日 06:04

関節リウマチ患者を対象に、ベルト電極による電気刺激と栄養管理を組み合わせた6か月の外来リハビリの実施可能性と安全性を検討したパイロット研究 研究論文OpenAlex

関節リウマチ患者を対象に、ベルト電極による電気刺激と栄養管理を組み合わせた6か月の外来リハビリの実施可能性と安全性を検討したパイロット研究

関節リウマチは、関節に炎症が起こる病気です。薬による治療は大きく進歩しましたが、患者の多くには、筋肉の量が減り筋力が落ちる「サルコペニア」がみられます。著者らによると、その主な背景には加齢、慢性的な炎症、ステロイド薬の繰り返しの使用、体を動かす機会の減少があります。サルコペニアを伴う関節リウマチの患…

公開日: 2026年10月09日 06:00

高塩分の食事はがんへの免疫にどう関わるのか 腸内細菌と免疫の相互作用を整理した総説 研究論文OpenAlex中国

高塩分の食事はがんへの免疫にどう関わるのか 腸内細菌と免疫の相互作用を整理した総説

塩分のとりすぎは、これまで主に高血圧や心臓・血管の病気、腎臓病との関係で研究されてきました。論文が引用する世界保健機関(WHO)の資料によれば、世界の平均的な塩分摂取量は1日約10.8グラムで、推奨される5グラム以下の2倍を超えています。

公開日: 2026年10月09日 05:57