研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
マドリードの子どもにおける家庭の食料不安と食事・体重の関係
「食料不安」とは、栄養的に十分で安全な食べ物を、社会的に受け入れられる方法で安定して手に入れることが難しい状態を指します。高所得国でも重要な社会・公衆衛生上の課題とされていますが、これまでの研究の多くは北米で行われ、ヨーロッパでの知見は限られていました。家庭の食料不安と子どもの過体重・肥満の関係につ…
公開日: 2026年10月13日 05:17
機能性食品は痛風にどう関わるのか――尿酸と炎症をめぐる研究を整理したレビュー
痛風性関節炎は、血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続き、尿酸が「尿酸ナトリウム」という結晶になって関節などにたまることで起こる炎症性の病気です。尿酸値を下げる薬や炎症を抑える薬は効果がある一方、副作用、薬を続けにくいこと、発作の再発といった課題が残っていると著者らは述べています。
公開日: 2026年10月13日 05:13
超加工食品の研究成果を、臨床の食事指導でどの「解像度」で使うべきかを論じた意見論文
加工度の高い食品、いわゆる「超加工食品」をどう扱うかは、食事指導でも関心が高まっている話題です。今回紹介する論文は、新しいデータを集めた実験や調査ではなく、著者らが自らの考えを示す意見論文です。抄録によると、著者らは超加工食品に関する研究成果を、栄養士などが行う臨床の食事指導にどう生かすのが適切かを…
公開日: 2026年10月13日 05:10
大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化管と腸内細菌にどう作用するか:試験管内モデルによる探索的研究
腸内細菌叢は代謝や免疫、神経の働きに関わり、食事の成分を分解してさまざまな物質をつくり出します。発酵食品は、発酵で生じた成分や微生物を通じて腸内細菌叢に働きかける可能性があるとして注目されています。コンブチャは、砂糖を加えた紅茶や緑茶を、酢酸菌・乳酸菌・酵母が共生する培養体(SCOBY)で発酵させた…
公開日: 2026年10月13日 05:08
バングラデシュ・チョットグラム管区の成人は髪の悩みをどう理解し、どう向き合っているか:知識・食習慣・態度を調べた横断研究
抜け毛や薄毛、ふけといった髪の悩みは、見た目の問題にとどまらず、心理面や社会生活にも影響します。論文によると、バングラデシュでは特に都市部で髪の問題が公衆衛生上の課題として認識されつつあります。一方で、人々が髪の問題についてどの程度の知識を持ち、どのような食習慣があり、どんな考え方で向き合っているの…
公開日: 2026年10月13日 05:04
アーモンドを原料にした発酵飲料「ラクトゼン」の開発と品質評価
ヨーグルトやケフィアのような発酵乳製品は、乳酸菌を含む飲料として広く親しまれています。しかし、菜食主義の人、乳糖不耐症の人、乳たんぱく質にアレルギーのある人には利用しにくいという課題があります。著者らは、植物を原料にした発酵飲料の市場には、伝統的な発酵乳製品と風味が異なるものや、乳酸菌などの有用な微…
公開日: 2026年10月13日 04:59
腸と脳のつながりをめぐる研究を、慎重な視点で整理した科学解説記事
この記事は、新しい実験結果を報告する論文ではありません。腸と脳の関係についての生物医学研究を、一般の読者にも分かりやすく伝えることを目的とした科学解説記事です。抄録によると、著者は研究の進展を紹介しながら、認知機能の健康にどのような意味を持つのかについて、根拠に基づいた偏りのない見方を保つことを目指…
公開日: 2026年10月13日 04:52
142年分の保存チーズから読み解く、スイス伝統チーズの微生物の移り変わり
チーズづくりは、自然に起こる発酵に頼っていた時代から、現在の標準化された製法へと長い歴史をたどってきました。研究チームによると、とりわけ大きな変化は直近の100年ほどの間に起きており、その背景には微生物学や製造技術の進歩があります。こうした変化はチーズの中にすむ細菌やウイルスの集まり(微生物群集)に…
公開日: 2026年10月13日 04:43
ハーブ抽出物などを配合した「認知・目の健康サポートグミ」の試作と品質評価
学生や働く人の多くが、一日中スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を使っています。著者は、こうした長時間の画面使用が目の疲れ、集中力の低下、頭の疲れにつながっていると述べています。そのうえで、自然由来で安全性が高く健康によいと考えられることから、ニュートラシューティカル(健康維持を目的とした食品…
公開日: 2026年10月12日 23:35
大学キャンパスで売られるトウモロコシ食品の化学的ハザードを、畑と調理の両面から調べた研究
すぐに食べられる状態で提供される食品には、性質の異なる化学的なハザード(健康に悪影響を及ぼしうる要因)が入り込む可能性があります。一つは作物を育てる段階で使われる農薬などの残留物、もう一つは揚げるなどの調理の過程で食品や油に生じる化学的な変化です。両者は別々の経路で生じますが、最終的には同じ食品の中…
公開日: 2026年10月12日 23:31
トウモロコシでんぷんにウコン抽出物とグリセロールを加えた可食性フィルムの配合を調べた研究
石油由来のプラスチック包装は丈夫で軽く便利ですが、自然には分解されにくく、廃棄物の蓄積や環境汚染の原因になっています。そこで、自然に分解されやすい素材で食品を包む方法が研究されています。その一つが「可食性フィルム(エディブルフィルム)」です。食品と一緒に食べられる薄い膜で、水分や気体の出入り、微生物…
公開日: 2026年10月12日 23:28
インドネシアのハラール食品研究はどう広がってきたか――論文データから全体像をたどる計量書誌分析
ハラール食品とは、イスラム教の教えに照らしてムスリムが口にしてよいとされる食べ物や飲み物のことです。原材料が許されたものかどうかだけでなく、どこから調達し、どう製造・保管・流通させたかまで含めて問われます。さらに近年は、安全で健康的、品質の良い食べ物であることを重視する「タイイブ」という考え方と結び…
公開日: 2026年10月12日 11:52