研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

馬乳の凍結乾燥技術の改良と、それを用いた発酵乳飲料の開発 研究論文DOAJカザフスタン

馬乳の凍結乾燥技術の改良と、それを用いた発酵乳飲料の開発

馬乳は消化されやすいたんぱく質や生理活性成分、多価不飽和脂肪酸を多く含む栄養価の高い原料として知られています。しかし著者らによれば、その不飽和脂肪酸の多さがかえって弱点にもなります。不飽和な脂質は空気中の酸素と反応しやすく、保存中に酸化が進むと、味やにおいが損なわれ、栄養価も下がってしまうためです。

公開日: 2026年09月28日 17:32

おからを発酵させると何が変わるのか――微生物の入れ替わりと成分の変化を追った研究 研究論文DOAJ中国

おからを発酵させると何が変わるのか――微生物の入れ替わりと成分の変化を追った研究

豆腐や豆乳をつくる過程で大量に出る「おから」(大豆残渣)は、タンパク質や炭水化物を多く含み、家畜の飼料として使える可能性があります。しかし水分が多いため傷みやすく、保存が難しいという課題があります。そこで古くから使われてきたのが、微生物の力を借りて保存性と栄養価を高める「発酵」です。

公開日: 2026年09月28日 15:28

慢性腎臓病の「腎臓リハビリテーション」診療ガイドライン2026年版――運動・栄養・多職種連携の推奨をまとめる 研究論文DOAJ

慢性腎臓病の「腎臓リハビリテーション」診療ガイドライン2026年版――運動・栄養・多職種連携の推奨をまとめる

日本腎臓リハビリテーション学会の作成委員会は、慢性腎臓病(CKD)の患者に向けた「腎臓リハビリテーション診療ガイドライン」を改訂し、その要点をまとめた論文を公表しました。CKDとは腎臓の働きが慢性的に低下した状態のことで、論文は日本の最新統計として成人のおよそ5人に1人、2000万人近くがCKDに該…

公開日: 2026年09月27日 21:38

キビ(Panicum miliaceum)の栄養と機能性に関する総説の紹介 研究論文DOAJインド

キビ(Panicum miliaceum)の栄養と機能性に関する総説の紹介

著者らは、古くから栽培されてきた穀物であるキビ(プロソミレット、学名 Panicum miliaceum L.)が、その栄養価と健康面での利点によって近年あらためて関心を集めている、と述べています。この論文は、新たな実験を行って何かを測定したものではなく、キビの栄養面・機能面での意義を整理した総説(…

公開日: 2026年09月25日 22:46

ポリフェノールを使った食品保存技術を、構造・機能・安定性の観点から整理した総説 研究論文DOAJ中国

ポリフェノールを使った食品保存技術を、構造・機能・安定性の観点から整理した総説

茶やブドウ、果物などに含まれるポリフェノールは、酸化を防ぐ働き(抗酸化性)、微生物の増殖を抑える働き(抗菌性)、さらに環境の変化に応じて色が変わるなどの性質(センシング性)をもつことから、食品の品質を保つ包装材や、鮮度を知らせる「インテリジェント包装」の機能成分として研究が進んでいます。

公開日: 2026年09月25日 22:36

和牛系・アンガス系の交雑牛を比べた研究——肥育条件がそろうと肉質の差は小さくなる 研究論文DOAJブラジル

和牛系・アンガス系の交雑牛を比べた研究——肥育条件がそろうと肉質の差は小さくなる

霜降り(筋肉内に細かく入る脂肪)や柔らかさを備えた牛肉への需要が高まるなか、どの品種を掛け合わせれば高品質な肉が得られるのかが関心を集めています。ブラジルの肉牛生産の中心はネローレ種で、熱帯の環境に適応している一方、アンガス種や和牛(黒毛和種・褐毛和種)に比べると肉は硬めで霜降りが入りにくいと指摘さ…

公開日: 2026年09月25日 06:41

2型糖尿病の食事療法と「ゆるやかな糖質制限(LOCABO®)」――現時点の科学的根拠を整理した総説 研究論文DOAJ

2型糖尿病の食事療法と「ゆるやかな糖質制限(LOCABO®)」――現時点の科学的根拠を整理した総説

2型糖尿病の治療では、運動や薬物療法とならんで食事療法(医学的栄養療法)が土台になります。論文の著者は、食事から取る内容が毎日くり返し体に影響することを指摘し、血糖や体重、脂質の状態を左右する重要な要素として食事療法を位置づけています。

公開日: 2026年09月25日 06:37

酵母プロバイオティクス「ブラウディ酵母」を使った発酵飲料――素材ごとの働きの違いを整理した総説 研究論文DOAJパレスチナ

酵母プロバイオティクス「ブラウディ酵母」を使った発酵飲料――素材ごとの働きの違いを整理した総説

発酵飲料は、プロバイオティクス(生きたまま腸に届いて健康に役立つとされる微生物)や体に働きかける成分を届ける手段として注目されています。ただし著者らは、その働きは微生物の性質だけで決まるものではなく、微生物・食品素材(マトリックス)・製造条件の相互作用によって大きく左右されると指摘しています。

公開日: 2026年09月25日 06:32

冷凍保存でムール貝の品質と風味成分はどう変わるか——雌雄で異なる変化を追った研究 研究論文DOAJ中国

冷凍保存でムール貝の品質と風味成分はどう変わるか——雌雄で異なる変化を追った研究

ムラサキイガイの仲間であるムール貝(ヒバリガイモドキ、学名 Mytilus coruscus)は、中国沿岸で広く養殖される重要な水産物です。新鮮なうちは独特の風味と食感が好まれますが、水分が多く組織が繊細なため傷みやすく、長期保存には冷凍が使われます。ただし冷凍中にも、水分の移動、たんぱく質の分解、…

公開日: 2026年09月25日 06:26

ビタミンDの「代謝の比率」に男女差 — 日本の健康な成人650人を調べた研究 研究論文DOAJ

ビタミンDの「代謝の比率」に男女差 — 日本の健康な成人650人を調べた研究

ビタミンDは骨の健康に関わる栄養素として知られていますが、著者らによれば、その不足は骨や筋肉の病気だけでなく、心血管疾患、感染症、自己免疫疾患、うつ、不妊など幅広い状態と関連が報告されてきました。ビタミンDを受け取る受容体が体の多くの臓器にあることから、体内のビタミンDの状態を正確に測ることが臨床で…

公開日: 2026年09月25日 06:20

サハラ以南アフリカの伝統的な発酵穀物食品――プロバイオティクス、腸内細菌、健康に関する研究の現状を地図化する 研究論文DOAJ南アフリカ

サハラ以南アフリカの伝統的な発酵穀物食品――プロバイオティクス、腸内細菌、健康に関する研究の現状を地図化する

サハラ以南アフリカでは、トウモロコシ、ソルガム、トウジンビエ、シコクビエ、テフといった穀物を自然に発酵させた食品が古くから日常的に食べられてきました。ナイジェリアなど西アフリカの粥「オギ」、南部アフリカの飲料「マヘウ」、タンザニアの「トグワ」、ガーナの「ケンケイ」、エチオピアやエリトリアの平たいパン…

公開日: 2026年09月25日 06:10

エビ殻由来の成分を組み合わせた微粒子——油脂の酸化を防ぐ素材づくりの研究 研究論文DOAJタイ

エビ殻由来の成分を組み合わせた微粒子——油脂の酸化を防ぐ素材づくりの研究

食品や健康食品の分野では、天然由来で持続可能な原料を使い、酸化しやすい成分を守る仕組みが求められています。この研究で著者らが注目したのは、エビの加工で大量に出る殻です。エビ殻からは、キチンを経て得られる「キトサン」という多糖と、殻から分離されるたんぱく質を分解して得られる「タンパク質加水分解物」の両…

公開日: 2026年09月25日 06:05