研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
カリウムを加えた減塩用の塩は高血圧予備群の血圧にどう関わるか:ナイジェリアの病院での8週間の検討
血圧が高めの状態は、本格的な高血圧や心臓・血管の病気につながる重要な危険因子とされています。食塩に含まれるナトリウムのとり過ぎは血圧を上げる要因の一つであり、一方でカリウムを多くとると体からナトリウムが排出されやすくなり、血圧の低下につながる可能性があると考えられています。世界保健機関(WHO)も、…
公開日: 2026年10月15日 07:19
食事・運動・AI相談を医療者の見守りでつなぐ糖尿病支援アプリ「AIDCare」の技術的検証
糖尿病の管理では、食事の内容、体の動かし方、血糖値などの体の状態を日々把握することが欠かせません。論文によると、食事中の炭水化物は食後の血糖値を大きく左右し、一緒にとる食物繊維やたんぱく質は糖の吸収を緩やかにします。しかし、食事を紙やアンケートで記録する従来の方法では、思い出し違いや量の見誤りが起き…
公開日: 2026年10月15日 07:16
遺伝的な体質と地中海食の関係を代謝疾患ごとに整理した総説
2型糖尿病、肥満、メタボリックシンドローム、そして代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD、代謝の異常を背景に肝臓へ脂肪がたまる病気)は、生まれ持った遺伝的な体質と、食事や生活習慣などの環境要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。著者らによれば、これらの代謝疾患の負担はこの30年でおおむね増…
公開日: 2026年10月15日 07:12
AIが作る食事アドバイスをどう評価するか:リスクに応じた評価枠組み「VALID-Diet」の提案
生成AIは、献立やレシピ、買い物リスト、食事についての説明を、一人ひとりに合わせたように見える形で作り出せるようになっています。しかし研究チームは、文章が流暢であることは、栄養の数値が正確であるか、安全か、実際に続けられるか、健康に役立つかを示す証拠にはほとんどならないと指摘しています。
公開日: 2026年10月15日 07:09
昆布とシイタケの食物繊維を配合した低GI粉が肥満マウスの代謝と腸内細菌に与える影響
肥満は世界で10億人以上が抱える慢性疾患とされています。薬物療法には長期の服用や副作用の課題があるため、食事による予防や管理が重視されています。研究チームが注目したのは、中国で広く食べられている昆布(Laminaria japonica)とシイタケ(Lentinula edodes)です。どちらも食…
公開日: 2026年10月15日 07:06
リポソーム型ビタミンD3製剤と一般的な錠剤の短期的な吸収を比べた臨床試験
ビタミンDは、カルシウムやリンの調節、骨の健康、免疫や代謝など、体内の多くの働きに関わる栄養素です。一方で、ビタミンD不足は世界的に珍しくありません。サプリメントで最もよく使われる形はビタミンD3(コレカルシフェロール)です。ただし、飲んだ量がどれだけ体内に取り込まれるかには個人差があり、製剤のつく…
公開日: 2026年10月15日 07:02
サラク果実の粉を小麦粉の代わりに使ったパイ生地の配合と、フェノール化合物・抗酸化活性の評価
サラク(学名Salacca zalacca)は、うろこ状の皮から「スネークフルーツ」とも呼ばれる熱帯の果物です。インドネシアの北スマトラ、ジャワ、バリなどで広く栽培されています。研究チームによると、サラクには食物繊維や、植物に含まれるフェノール化合物などの成分が含まれます。またたんぱく質が少なく、グ…
公開日: 2026年10月15日 06:58
保存期の慢性腎臓病患者で、たんぱく質摂取量と身体機能の組み合わせは予定外の入院と関連するか
慢性腎臓病(CKD)では、病気の進行を緩やかにし、透析などの腎代替療法の開始を遅らせるために、たんぱく質の摂取量を調整する食事が広く勧められてきました。一方で、たんぱく質が不足すると、腎臓病に特徴的な慢性の炎症とも重なって栄養状態が悪化し、筋肉量や身体機能の低下につながるおそれがあると指摘されていま…
公開日: 2026年10月15日 06:54
大腸がんの手術を控えた患者の栄養状態を多面的に調べた研究
がん患者では栄養不良がよく起こり、なかでも大腸がんを含む消化器のがんで多いことが知られています。研究チームは、手術前に栄養状態が悪いと術後の合併症や入院期間の長期化などにつながる恐れがあり、手術自体も炎症や代謝の負担を通じて栄養状態を悪化させうることから、手術前の段階で栄養の問題を見つけることが重要…
公開日: 2026年10月15日 06:46
スウェーデンの全国食事調査からみた超加工食品の摂取量と、食事の質・体重との関連
超加工食品は、工業的な原材料や加工技術を組み合わせて作られる食品を指します。英国や米国では、成人のエネルギー摂取量の半分以上を占めると報告されています。超加工食品を多く食べることと、さまざまな健康上の問題との関連を示す研究は増えています。一方で、どの食品を超加工食品に分類するかについては、精度や基準…
公開日: 2026年10月15日 06:42
国際スポーツ栄養学会が示す減量のための食事法に関する公式見解
国際スポーツ栄養学会(ISSN)は、体重を減らすための食事法について、学会としての公式な見解をまとめました。この論文は既存の研究を批判的に分析したもので、指導者やコーチ、トレーニングに取り組む人々が主な食事法の効果を判断するための科学的な土台を示すことを目的としています。
公開日: 2026年10月15日 06:39
農産加工残渣由来の「フェノール類を伴う食物繊維」素材をどう捉えるか:加工による性質の変化と食品利用に向けた課題を整理したレビュー
果物や穀物などを加工した後に残る皮やかすといった農産加工残渣には、食物繊維とともに、ポリフェノールに代表されるフェノール類も含まれていることがあります。フェノール類には、溶媒で取り出せるものと、植物の細胞壁に結びついたものがあります。ただし著者らは、食物繊維とフェノール類が同じ素材に一緒に含まれてい…
公開日: 2026年10月15日 06:35