研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
近赤外線を併用した凍結乾燥は、パイナップルとアセロラの果肉粉末の品質にどう影響するか
パイナップルは風味のよい熱帯果実で、他の果実と組み合わせて加工されることがあります。アセロラは果肉にビタミンCを多く含み、アントシアニンやカロテノイドといった色素成分も持っています。ただし、アセロラ果肉の有用成分は、pH、光、酸素、温度の影響を受けて変化しやすいことが知られています。乾燥はこの問題を…
公開日: 2026年10月20日 21:41
小児がん治療中の子どもの食事と栄養サポートを、保護者はどう経験しているか――ブラジルの病院でのグループインタビュー研究
がん治療を受ける子どもや若者は、食事を十分にとれなくなることがあります。そのため、口から食べる工夫に加えて、栄養補助食品や鼻から胃腸へ通す管による栄養補給(経鼻経腸栄養)といった栄養サポートが使われます。毎日の食事を支えるのは、多くの場合、親などの保護者です。
公開日: 2026年10月20日 21:36
バイオテクノロジーで身近な食品の成分を見直す試みは、メタボリックシンドローム予防にどこまで役立つか:既存研究の整理
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型の肥満、インスリン抵抗性、高血圧、脂質異常症などが重なった状態で、心血管疾患や2型糖尿病につながる危険因子のまとまりです。著者らは、その発症に食事が大きく関わっている点に着目しました。一方で、食生活を個人の努力だけで変えるのは長続きしにくく、身の回りで売られてい…
公開日: 2026年10月20日 21:33
コドゥルペギキムチから分離した乳酸菌FBL-3のGABA生産と培地成分の検討
γ-アミノ酪酸(GABA)は、哺乳類の中枢神経系で神経の働きを抑える役割を担う主要な物質の一つで、植物や動物、微生物にも含まれています。食品素材としても関心を集めていますが、多くの食品に自然に含まれる量は少なく、発酵によってGABAを含む食品をつくる方法が有力とされています。乳酸菌の中には、うま味成…
公開日: 2026年10月20日 20:21
加熱調理や乾燥はトマトの機能性成分と抗酸化能をどう変えるか:15研究を整理したレビュー
トマトには、カロテノイド(赤色色素のリコピンやβ-カロテンなど)、ポリフェノールなどのフェノール化合物、L-アスコルビン酸(ビタミンC)といった成分が含まれています。これらは体に何らかの働きをもつ可能性があることから「生理活性成分」と呼ばれ、トマトの抗酸化能(物質の酸化を抑える性質を試験で測った値)…
公開日: 2026年10月20日 19:49
スイカ・オレンジ・マンゴーを混ぜた果実ピューレを噴霧乾燥で粉末にしたときの栄養成分の変化
新鮮な熱帯果実は水分が多く傷みやすいため、保存や輸送の設備が不十分だと品質が落ち、収穫後のロスにつながります。そこで果実を粉末のような日持ちする形に加工する方法が注目されています。
公開日: 2026年10月20日 07:58
慢性便秘の食事指導の後、ニンジン中心の食生活で手のひらが黄色くなった症例報告
慢性便秘は、硬い便や残便感、腹部の張りなどの症状を通じて、日常生活や心身の生活の質を大きく損なうことがあります。治療ではまず、食物繊維を増やすといった生活習慣の見直しを勧められることが多いとされています。
公開日: 2026年10月20日 07:53
現代の生活習慣とアーユルヴェーダの「アムラピッタ」の関係を整理した文献レビュー
胸やけや酸っぱいげっぷ、胃もたれといった症状は、多くの大人にとって身近な悩みです。インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、こうした症状を中心とする病態を「アムラピッタ」と呼んできました。古典では、消化の力(アグニ)が弱まって未消化物(アーマ)が生じ、それが体内の熱や消化に関わる要素(ピッタ)を乱すこと…
公開日: 2026年10月20日 07:48
仕立て方と副梢管理の組み合わせが生食用ブドウの品質に与える影響を、樹の生理反応から調べた研究
生食用ブドウを高品質に育てるには、枝葉の茂り方(樹冠)をどう整えるかが重要になります。研究チームは、きめ細かな樹冠管理の方法を確立するため、ブドウを支える棚の仕立て方と、主な枝から伸びる脇芽(副梢)の管理方法を組み合わせたとき、房の周りの環境、葉の働き、果実の品質がどう変わるかを調べました。
公開日: 2026年10月20日 07:43
ミナス職人チーズの天然スターター「ピンゴ」の微生物数は何によって変わるのか:2年間・10産地の調査
ミナス職人チーズ(Minas Artisanal Cheese)はブラジルで広く食べられているチーズで、その伝統的な製法は2024年にユネスコの無形文化遺産に登録されました。伝統的には生乳、塩、動物由来のレンネット、そして「ピンゴ」と呼ばれる天然のスターターの4つの材料で作られます。
公開日: 2026年10月20日 07:40
孤発性レム睡眠行動障害の患者で、普段の食事・腸内細菌と神経変性疾患への移行の関係を調べた研究
レム睡眠行動障害は、夢を見ている時期の睡眠(レム睡眠)中に、夢の内容に合わせて体が動いてしまう病気です。ほかの神経の病気がないのにこの症状だけがある状態を「孤発性レム睡眠行動障害(iRBD)」と呼びます。iRBDは、αシヌクレインというたんぱく質の異常が関わる神経変性疾患(αシヌクレイノパチー)の前…
公開日: 2026年10月20日 07:34
カシュカダリヤ州の地元食品に含まれる放射性セシウムとストロンチウム:食品グループ別の比較と、結果を読む際の注意点
食品の放射線モニタリングは、食事を通じて体内に入る可能性のある放射性物質を把握するために行われます。ただし著者らは、食品から放射能が測定されたことと、健康への害が示されたことは同じではないと強調しています。衛生面から評価するには、食品中の濃度、実際に食べる量(摂取量)、そこから生じる被ばく線量を、そ…
公開日: 2026年10月20日 07:29