研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食物繊維の摂取量と「表現型年齢」の進み方:米国成人を対象にした横断研究
同じ年齢の人でも、体の状態には大きな個人差があります。こうした差をとらえる指標が「生物学的年齢」です。そのひとつである「表現型年齢(Phenotypic Age)」は、一般的な血液検査で測る9項目と暦の上の年齢から計算されます。この論文では、表現型年齢が暦年齢から予想される値よりどれだけ高いか、また…
公開日: 2026年10月17日 06:36
桑の葉・チコリー・フェヌグリークの成分と、糖尿病向け機能性製品への活用可能性を整理した総説
糖尿病は、血液中のブドウ糖の濃度(血糖値)が高い状態が続き、糖や脂質の代謝にも乱れが生じる代表的な代謝疾患です。世界的に2型糖尿病の負担が増すなか、既存の予防や治療を補う可能性のあるものとして、植物に由来する生理活性成分や、それを用いた機能性製品への関心が高まっています。
公開日: 2026年10月17日 06:30
水温の違いはナイルティラピアの稚魚の成長にどう影響するか
ナイルティラピアは世界各地で養殖されている淡水魚で、研究の舞台となったトーゴでも人気の高い魚です。トーゴでは魚の需要に国内生産が追いつかず、多くを輸入に頼っています。著者らによると、この魚は25〜30℃ほどの水温でよく育つとされますが、気候変動で水温が上がった場合に成長がどう変わるかを調べたデータは…
公開日: 2026年10月17日 06:19
鉄を強化したササゲの栄養と機能性に関する研究をまとめた総説
ササゲは、ブラジル北東部のように栄養不足や気候変動で農業生産が不安定になりやすい地域で、食料と栄養の確保に重要な豆です。ビタミンやミネラルが不足する「隠れた飢餓」は世界で広くみられ、なかでも鉄欠乏は12億人以上に影響し、とくに女性と5歳までの子どもに多いとされます。
公開日: 2026年10月17日 06:16
米ぬか由来のたん白加水分解物で減塩キムチの発酵と味わいを調べた研究
キムチは白菜などの野菜を塩漬けし、薬味で味付けして乳酸菌の働きで発酵させる韓国の伝統食品です。塩は野菜から水分を抜き、食感を整え、発酵に関わる微生物が育ちやすい環境をつくるなど、製造に欠かせない役割を担っています。一方で、キムチは日常的に食べられるため、ナトリウム摂取の大きな供給源にもなり得ます。論…
公開日: 2026年10月17日 06:05
パキスタン・ナマル渓谷産の薬用植物2種の栄養成分・抗酸化作用・抗菌作用と金属含有量の比較
薬用植物は栄養素や、体に働きかける可能性のある成分の供給源として利用されてきました。著者らは、こうした植物を安全に使うには、有効そうな成分だけでなく、土壌から取り込まれる金属の量も確かめる必要があると述べています。
公開日: 2026年10月17日 05:59
妊娠中の鉄欠乏性貧血をめぐる食事・危険因子・予防策の総説
貧血とは、赤血球の数や、酸素を運ぶたんぱく質であるヘモグロビンの濃度が下がり、体の組織へ十分に酸素を届けにくくなる状態です。そのうち、体内の鉄が不足して起こるものを鉄欠乏性貧血と呼びます。著者らによると、鉄欠乏性貧血は妊娠中の貧血のおよそ半数を占めます。特に資源の限られた地域で、多くの妊婦が影響を受…
公開日: 2026年10月17日 05:54
ひまわり油を余さず使い、食品添加物の原料へ変える加工法の検討
ウクライナで最も広く使われている植物油はひまわり油です。植物油は加工の過程で脂肪酸などに分解されて利用されますが、その際に副産物も生じます。研究チームは、副産物や廃棄物の発生を減らす「グリーンケミストリー」の考え方に沿って、ひまわり油を余すところなく使う廃棄物ゼロの加工技術の確立を目指しました。
公開日: 2026年10月17日 05:49
食べ物の「かたさ」は子どもの口の中の細菌環境に影響するのか――柔らかい現代食と噛みごたえのある伝統食を比べた文献レビュー
口の中には多くの細菌が住んでおり、その集まりは「口腔マイクロバイオーム」と呼ばれます。研究チームが注目したのは、食べ物の栄養や糖分だけでなく、「かたさ」や「噛む必要の度合い」といった食感が、子どもの口の中の細菌環境に関わる可能性です。
公開日: 2026年10月17日 05:45
抗がん剤治療を外来で受ける患者の栄養リスクと、届いていない栄養支援
抗がん剤などの全身的ながん薬物療法を受けている患者では、栄養不良がよく見られます。栄養不良は、治療に耐えにくくなること、生活の質の低下、死亡の増加と関連することが知られています。それでも、外来での栄養状態のチェック(栄養スクリーニング)は推奨されているにもかかわらず、実施は医療現場によってまちまちで…
公開日: 2026年10月17日 05:42
サトウキビバガス由来の食物繊維を加えたヨーグルトで、超音波を併用した2種の乳酸菌発酵が品質に与える影響
サトウキビから砂糖の原料となる汁を搾ったあとに残る繊維質の搾りかすは「バガス」と呼ばれます。研究チームは、このバガスから得た食物繊維(以下、バガス食物繊維)を加えた「シンバイオティクス」ヨーグルトを対象に、品質がどう変わるかを調べました。シンバイオティクスとは、プロバイオティクスと呼ばれる有用な微生…
公開日: 2026年10月17日 05:33
死んだ菌やその産物を活かす「ポストバイオティクス」に関する総説:機能性食品の新しい潮流
この論文は、新しい実験の結果を報告するものではありません。既存の研究を読み集めて整理する「ナラティブレビュー(叙述的総説)」です。テーマは、機能性食品の分野で注目されている「ポストバイオティクス」です。
公開日: 2026年10月17日 05:29