研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食品中のカビ毒『パツリン』を安価な金電極で検出できるか——市販センサーの可能性と限界を検証
リンゴジュースやリンゴピューレなどのリンゴ加工品には、まれに「パツリン」と呼ばれるカビ由来の毒素が含まれることがあります。パツリンは特定のカビが産生する物質で、食品の安全性を確保するためには継続的な監視が欠かせません。こうした毒素の検出には従来、高性能な分析機器を使う方法が使われてきましたが、もっと…
公開日: 2026年09月10日 09:15
オリーブオイルの搾りかす「オリーブポマース」、フェノール化合物の宝庫として見直す研究
オリーブオイルを作る過程では、実は搾った後に大量の副産物が残ります。オリーブポマース(OP)と呼ばれるこの搾りかすは、これまで主に廃棄物として扱われてきましたが、近年は資源として活用しようとする研究が進んでいます。スペイン・レイ・フアン・カルロス大学(Universidad Rey Juan Car…
公開日: 2026年09月10日 09:14
肥満とビタミンD受容体の遺伝子多型、大学生のビタミンD不足に関係か
ビタミンDは骨の健康だけでなく、体内のさまざまな働きに関わるとされる栄養素です。日光を浴びることで皮膚で作られる一方、不足している人が多いことも知られています。今回紹介するのは、大学生を対象にビタミンD欠乏と体格、そしてビタミンDが働くために必要な受容体(VDR)の遺伝的な個人差との関連を調べた研究…
公開日: 2026年09月10日 09:13
乳製品とお腹の寄生原虫Blastocystisの関係を探る小規模パイロット研究
ヨーグルトやチーズなどの乳製品は、腸内環境に良い影響を与える食品としてしばしば話題になります。一方で、私たちの腸にはBlastocystis(ブラストシスチス)という単細胞の原虫が、健康な人にも高い頻度で住み着いていることが知られています。この原虫は下痢などの症状と関連づけられることもあれば、無症状…
公開日: 2026年09月10日 09:12
常温保存で果実はどう劣化する? テルンアサムの品質変化を数式で追う研究
東南アジアで食用にされるナス科の果実「テルンアサム(Terung Asam、学名 Solanum lasiocarpum Dunal.)」は、収穫後に常温で保存されると徐々に色や硬さが変わっていきます。こうした品質劣化は、どの食材にも起こる現象ですが、いつどれくらいのペースで進むのかを数値で予測でき…
公開日: 2026年09月10日 09:10
フコイダンが老齢マウスの腸内環境を整えるという報告
年齢を重ねると、腸の働きは少しずつ変化していくと考えられています。食べ物を消化・吸収する能力や、腸を守るバリア機能、そこに棲む腸内細菌のバランスなどが、若い頃とは異なる状態になっていくためです。こうした加齢に伴う腸内環境の変化に、食品由来の成分がどこまで働きかけられるのかを調べた研究が、エヌピージェ…
公開日: 2026年09月10日 09:09
牛乳中のサルモネラ菌を40分以内で検出、光熱ナノ材料とCRISPR技術を組み合わせた新手法
牛乳などの乳製品は、加工や流通の過程でサルモネラ菌の一種であるネズミチフス菌(Salmonella Typhimurium)に汚染されることがあり、食品衛生の現場ではこの菌をいかに早く正確に見つけるかが課題となってきました。従来の検査法は、菌を培養して増やしてから調べる方法が主流で、結果が出るまでに…
公開日: 2026年09月10日 09:08
輸入頼みの海苔に代わる素材はあるか、水生シダ『デンジソウ』で試作した人工海苔の研究
海苔は寿司や軽食に欠かせない食材だが、インドネシアでは国内生産が需要を満たせず、年間321トンもの海苔を輸入に頼っているという。この状況を受けて、輸入代替となりうる原料を探す研究が進められている。今回紹介するのは、東ジャワに自生する水生シダ植物デンジソウ(Marsilea crenata)の葉を使い…
公開日: 2026年09月10日 09:06
微細藻類の強すぎる『旨味』を抑える食品成分ラクチゾール、食べやすさ改善のカギに
スピルリナやクロレラといった微細藻類は、たんぱく質や栄養価の高さから食品原料として注目されています。しかし実際に食べてみると、独特の強い旨味や風味が気になり、そのまま口にするのは難しいと感じる人も少なくありません。この研究は、そうした微細藻類が持つ『強すぎる旨味』を、味覚に作用する物質でうまく抑えら…
公開日: 2026年09月10日 09:03
抑うつ症状がFGF21のはたらきに影響?高齢者の糖摂取をめぐる文京ヘルススタディの報告
甘いものを食べたい気持ちは、体の中のホルモンによってある程度コントロールされていると考えられています。その候補の一つがFGF21(線維芽細胞増殖因子21)というホルモンで、糖の摂取と関係することが知られています。ただし、こうしたホルモンの働きが誰にでも同じように現れるとは限りません。今回紹介する研究…
公開日: 2026年09月10日 09:02
高齢者の『孤食』が食生活を変える――スペイン農村部の高齢者調査から見えた多様な実態
一人暮らしの高齢者が増えるなかで、『孤独』と『食事』の関係はどのように結びついているのでしょうか。孤独というと食欲の低下や栄養不足といった衰えのイメージで語られがちですが、実際の暮らしの中ではもっと多様で複雑な形をとっているのかもしれません。今回紹介するのは、スペインの農村部・準都市部に暮らす65歳…
公開日: 2026年09月10日 09:01
昆虫タンパク質で肉もどき食品の食感と栄養は変わるのか——高水分押出成形による研究
大豆やグルテンを原料とする植物肉は、肉の繊維質な食感を再現するために「高水分押出成形」という加工技術を使って作られています。今回紹介する研究では、この植物肉の原料に、脂肪分を除いた食用昆虫由来のタンパク質を加えることで、栄養価や食感の構造がどう変わるかを調べています。使われた昆虫は、ミールワーム(T…
公開日: 2026年09月10日 08:59