研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

植物性食品を「買いたい」と思う気持ちはどこから来るのか——マレーシアの消費者調査 研究論文OpenAlexマレーシア

植物性食品を「買いたい」と思う気持ちはどこから来るのか——マレーシアの消費者調査

大豆やえんどう豆など植物由来の原料でつくられた「植物性食品(プラントベース製品)」は、環境の悪化や健康への関心を背景に、持続可能な食生活の選択肢として位置づけられつつあります。著者らは、こうした製品を消費者が買いたいと思う気持ち(購買意図)が、どのような要因と結びついているのかを明らかにしようとしま…

公開日: 2026年09月14日 18:25

発酵食品は重金属の害を減らせるか——腸内でのしくみと現時点の証拠を整理した総説 研究論文OpenAlexカナダ

発酵食品は重金属の害を減らせるか——腸内でのしくみと現時点の証拠を整理した総説

ヒ素、鉛、カドミウム、水銀、クロムといった重金属は、環境中に長く残り、汚染された土壌や水を通じて農作物や魚介類に蓄積します。著者らは、多くの人が急性中毒を経験することはなくても、汚染された食品や飲料水から日常的に低い濃度の重金属を取り込み続けている点を、世界的な健康上の課題として挙げています。

公開日: 2026年09月14日 18:20

食品に含まれる微小プラスチックを素早く取り出す──マイクロ波を使った前処理法の研究 研究論文OpenAlex中国

食品に含まれる微小プラスチックを素早く取り出す──マイクロ波を使った前処理法の研究

マイクロプラスチック(大きさ5ミリメートル未満のプラスチック粒子)は、魚介類や飲料水、食塩、乳製品、茶飲料など幅広い食品から見つかっています。研究チームによれば、食品は栽培から加工、包装、保管に至る工程でプラスチック材料と接する機会があり、加熱殺菌や凍結解凍、機械的な摩擦といった処理が包装材や装置か…

公開日: 2026年09月14日 18:13

熱帯の葉の水抽出物がイワシすり身のゲルと酸化安定性に与える影響 研究論文OpenAlexインドネシア

熱帯の葉の水抽出物がイワシすり身のゲルと酸化安定性に与える影響

イワシ(Sardinella spp.)のような赤身系の小型浮魚は、インドネシアの漁業で豊富に獲れる重要な資源です。これをすり身(魚肉をすりつぶして水さらしなどの処理をした加工原料)として利用できれば、十分に活用されていない魚の価値を高められます。しかし研究チームは、赤身の魚は白身魚に比べてゲルを形…

公開日: 2026年09月14日 18:06

エビの免疫タンパク質「LvLectin1」が微胞子虫EHPの胞子を捉える仕組み 研究論文OpenAlexタイ

エビの免疫タンパク質「LvLectin1」が微胞子虫EHPの胞子を捉える仕組み

バナメイエビ(Litopenaeus vannamei)の養殖現場では、微胞子虫の一種であるEcytonucleospora hepatopenaei(略称EHP、以前はEnterocytozoon hepatopenaeiと呼ばれた)による被害が問題になっています。研究チームによれば、この寄生虫は…

公開日: 2026年09月14日 18:02

液体微生物資材による種子処理がダイズの生産性と土壌の生物活性に与える影響を検証した研究 研究論文OpenAlexインド

液体微生物資材による種子処理がダイズの生産性と土壌の生物活性に与える影響を検証した研究

化学肥料は現代農業の収量を支えてきた一方、著者らは、過剰で偏った施用が土壌の劣化や酸性化、養分バランスの乱れを招き、長期的な土壌肥沃度を損なうと指摘しています。また窒素肥料はハーバー・ボッシュ法による製造そのものが多くのエネルギーを消費する、投入資材の中でも特にエネルギー集約的なものだと述べています…

公開日: 2026年09月14日 17:55

亜麻仁を与えた鶏の肉と卵に、植物ポリフェノール抽出物を加えると何が変わるか 研究論文OpenAlexエチオピア

亜麻仁を与えた鶏の肉と卵に、植物ポリフェノール抽出物を加えると何が変わるか

鶏の肉や卵にオメガ3系脂肪酸を多く含ませたいという消費者の関心が高まっており、その手段として飼料への亜麻仁(フラックスシード)の添加が広く用いられています。亜麻仁はα-リノレン酸を豊富に含む油糧種子で、鶏はこれを体内でEPAやDHAといった長鎖脂肪酸へ変換できると報告されています。

公開日: 2026年09月14日 17:47

メコン川・トンレサップ湖の洪水と稲作 ダム運用と作付け時期の調整が被害をどう和らげるか 研究論文OpenAlex中国

メコン川・トンレサップ湖の洪水と稲作 ダム運用と作付け時期の調整が被害をどう和らげるか

コメは世界で最も重要な主食のひとつですが、気候変動にともなう洪水の増加は、稲作に依存する地域にとって大きな脅威になります。研究チームは、この「浸水による稲の損失」が将来どう変わるのか、そして人間の側の対策がどこまでそれを和らげられるのかが十分に数値化されていない点に着目しました。

公開日: 2026年09月14日 17:43

乳酸菌で発酵させた砀山酥梨 ― 味と栄養成分の変化を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

乳酸菌で発酵させた砀山酥梨 ― 味と栄養成分の変化を調べた研究

中国では梨の栽培が盛んで、なかでも砀山酥梨(とうざんすり)という品種は国内で最も広い作付面積を占めています。しかし季節性の果物であるため、生のままではその大量の収穫を消費しきれません。産地では果汁や缶詰、ペーストなどへの加工が行われていますが、著者らによれば、これらの製品は付加価値が低く、内容が似通…

公開日: 2026年09月14日 17:38

イネの生育と土壌の炭素・温室効果ガスを一緒に計算する──作物モデルORYZAの新モジュール 研究論文OpenAlexフィリピン

イネの生育と土壌の炭素・温室効果ガスを一緒に計算する──作物モデルORYZAの新モジュール

水田でのイネ栽培は、人間活動に由来するメタン(CH₄)のおよそ1割を占めるとされ、温室効果ガス(GHG)の排出削減を考えるうえで重要な対象です。研究チームは、こうした排出量を場所や管理方法の違いも含めて詳しく見積もるには、土壌や作物のしくみを式で表す「プロセスベースモデル」が必要だと述べています。

公開日: 2026年09月14日 17:33

プラズマ活性水とコンニャクグルコマンナン被膜がバナナの貯蔵品質に与える影響を調べた研究 研究論文OpenAlex

プラズマ活性水とコンニャクグルコマンナン被膜がバナナの貯蔵品質に与える影響を調べた研究

バナナは甘みと食べやすさから世界で広く親しまれている果物ですが、収穫後に傷みやすいという課題があります。論文では、取り扱いや保管、輸送・包装の不備などにより、収穫後の損失が25〜50%に達すると見積もられていることが紹介されています。熟すにつれて果肉が柔らかくなり、微生物の影響も受けやすくなるため、…

公開日: 2026年09月14日 17:29

オクラのぬめり成分で作った酸化鉄ナノ粒子による、水牛乳のアフラトキシンM1低減 研究論文OpenAlexパキスタン

オクラのぬめり成分で作った酸化鉄ナノ粒子による、水牛乳のアフラトキシンM1低減

牛乳や水牛乳には、家畜が汚染された飼料を食べることで「アフラトキシンM1(AFM1)」という有害物質が移行することがあります。著者らによれば、この物質は加熱に強く、通常の低温殺菌でも分解されずに乳製品の流通経路に残るため、公衆衛生上の懸念とされています。とくに水牛乳は脂肪やたんぱく質が多く、論文では…

公開日: 2026年09月14日 17:25