研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ハラール認証を取るかどうかを決めるものは何か――インドネシアの小規模事業者200人への調査
インドネシアでは、国内で流通する製品にハラール認証(イスラム法にかなった製品であることを第三者が確認する仕組み)を求める法制度が整えられてきました。しかし論文によれば、認証の取得は業種や規模によって進み方に差があり、とくに食品・飲料分野の大半を占める中小零細企業(MSME)では取得が限られています。…
公開日: 2026年09月28日 17:07
ハイデラバードの大学教員におけるミレット(雑穀)の受容と摂取実態を調べた調査研究
ミレット(雑穀)は、粒の小さい穀物のグループを指し、乾燥地や半乾燥地で何千年も栽培されてきました。少ない水や資材でも育つため、インドの各地域で主要な食料の一つとされてきた作物です。近年は栄養面の利点とあわせて、食料確保や気候変動への対応という観点からも注目されています。
公開日: 2026年09月28日 16:42
中小食品企業で働くムスリム従業員は「ハラーラン・タイイバン」をどこまで理解しているか
この研究は、食品分野の中小企業(SME)で働くムスリム従業員が「ハラーラン・タイイバン」という概念をどの程度理解しているかを調べたものです。
公開日: 2026年09月28日 09:57
地中海食のピラミッド発表から30年 ― 研究の広がりを振り返る論考
1995年、ウィレットらが地中海沿岸の食習慣をまとめた「食のピラミッド」を発表しました。これは、オリーブの栽培地域に古くから伝わる食べ方を図式化したもので、その後の栄養学研究に大きな影響を与えたと論文は述べています。この論考は、発表から30年が経った時点で、この食事パターンをめぐる研究がどこまで広が…
公開日: 2026年09月28日 08:01
アジアの食文化に地中海食の原則を取り入れる「アジア型地中海食」の提案
著者らは、アジアの国々が急速な高齢化と生活様式の変化に直面し、食事に関わる非感染性疾患(NCDs、感染によらない慢性的な病気。2型糖尿病、心血管疾患、脳卒中、がんなど)の負担が増していると指摘しています。世界保健機関(WHO)は、生涯を通じてバランスのとれた食事を保つことが栄養不良やNCDsから身を…
公開日: 2026年09月27日 05:18
健康的な食事と身体活動が2型糖尿病の予防に果たす役割をまとめた総説
この論文は、健康的な食事と定期的な身体活動が2型糖尿病の予防にどのような役割を果たすのかを整理することを目的としています。2型糖尿病は、血糖値を調節するしくみがうまく働かなくなることで血糖が高い状態が続く病気で、生活習慣とのかかわりが深いことが知られています。
公開日: 2026年09月26日 23:22
アルゼンチンの食事調査を支える写真付き食品アトラス「Smart24Food」の開発
食べたものを正確に把握することは、栄養状態を知ったり、食事と病気の関係を調べたりするうえで欠かせません。しかし著者らは、食事調査には難しさが残ると述べています。とくに「どれくらいの量を食べたか」を思い出して答えるのは難しく、ここで生じるずれは、エネルギーや栄養素の摂取量を実際より少なく、あるいは多く…
公開日: 2026年09月26日 22:01
イラン南部の成人3050人で調べた「食事パターン」と血中脂質の関係
食生活が心臓や血管、代謝の健康に関わることは広く知られています。しかし研究チームは、実際の食事は多くの食品や栄養素が組み合わさって成り立っているため、単一の栄養素や食品だけを取り上げる従来の方法では全体像をとらえにくいと指摘しています。そこで近年注目されているのが「食事パターン」という考え方です。こ…
公開日: 2026年09月26日 09:32
ミールキット(レシピボックス)は家庭の食事に役立つか——学齢期の子どもがいる家庭を対象にした試験の計画
家で食事を作って食べることは、より健康的な食生活と関連することが知られています。研究チームは、この「家で作る」という行為を後押しする手段として、レシピと分量どおりに下ごしらえされた食材が定期的に自宅へ届く商業サービス、いわゆるレシピボックス(ミールキット)に注目しました。届いた材料とレシピに沿って調…
公開日: 2026年09月26日 02:47
トウモロコシのナゲット作りで学ぶ「バランスのとれた食事」——インドネシア・グレシック県での地域活動報告
インドネシアでは、子どもの成長の遅れ(スタンティング)が引き続き取り組むべき栄養課題とされています。原著によれば、2024年のインドネシア栄養状態調査では全国のスタンティング有病率は19.8%で、2023年の21.5%から低下したものの、家庭や地域を巻き込んだ継続的な予防の取り組みが必要だと報告され…
公開日: 2026年09月26日 00:49
中国・海南省の中高年における食事パターンと脂質異常症の関連を調べた研究
血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)のバランスが崩れた状態は「脂質異常症」と呼ばれ、心血管疾患の重要な危険因子として知られています。食事との関わりも深いとされますが、これまでの栄養疫学は個々の栄養素や食品と病気の関係に注目することが多く、実際の食生活全体をとらえにくいという課題がありました。そこ…
公開日: 2026年09月26日 00:34
「ローカル・本物・持続可能」——食文化をことばの視点から読み解く研究特集の序論
21世紀に入ってから、生態系・経済・地政学をめぐる危機が重なり、食をめぐる課題が大きく前面に出てきました。著者らは、こうした変化が人々と環境との関係を変え、日々の食の実践そのものにも影響を及ぼしてきたと整理しています。
公開日: 2026年09月25日 23:36