研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

果物と野菜を「買おう」と思う気持ちは何と結びつくのか — ペルーの成人458人を対象にした調査 研究論文OpenAlexペルー

果物と野菜を「買おう」と思う気持ちは何と結びつくのか — ペルーの成人458人を対象にした調査

果物と野菜は食物繊維やビタミン、ミネラルなどを供給し、健康的な食事の柱とされています。世界保健機関(WHO)は10歳以上の人に1日400グラム以上の摂取を推奨していますが、論文が引用するペルーの2024年人口・家族保健調査(ENDES)では、15歳以上で1日5皿分以上を食べている人はわずか8.9%に…

公開日: 2026年09月30日 07:26

カザフスタン南部の学校健診データから見た思春期女子の体格・月経・心理社会的要因 研究論文OpenAlexカザフスタン

カザフスタン南部の学校健診データから見た思春期女子の体格・月経・心理社会的要因

思春期は、体の成長や初経、身体組成の変化、そして心理的な発達が同時に進む時期です。研究チームは、体格・月経に関する指標・ストレスなどの心理社会的要因を、それぞれ別々の健診項目として扱うのではなく、同じ集団の中でどのように重なって現れるのかを見ることに意味があると考えました。エネルギー摂取が不足して体…

公開日: 2026年09月30日 05:51

食品原料の規制は「一度きりの承認」から「継続的な証拠」へ——制度転換をめぐる論考 研究論文OpenAlexスペイン

食品原料の規制は「一度きりの承認」から「継続的な証拠」へ——制度転換をめぐる論考

この論文は、食品原料に関する規制の仕組みが構造的な転換期にあるという見方を示し、その変化を整理して論じたものです。著者は、従来の規制の中心的な問いが「ある物質が法的に定められた市場参入の基準を越えたかどうか」にあったと説明します。食品添加物としての承認、ポジティブリスト(使用が認められた物質を列挙し…

公開日: 2026年09月30日 04:47

原材料費の上昇に小規模飲食事業はどう対応したか——東ジャワの家庭内ケータリングを追った事例研究 研究論文OpenAlexインドネシア

原材料費の上昇に小規模飲食事業はどう対応したか——東ジャワの家庭内ケータリングを追った事例研究

原材料の値上がりは、小さな事業者ほど重くのしかかります。資本も生産能力も限られているため、仕入れ価格が上がっても、それをそのまま販売価格に上乗せするわけにはいきません。値上げすれば客足が遠のき、据え置けば利益が削られる——この板挟みのなかで、事業者は実際に何をしているのでしょうか。

公開日: 2026年09月30日 04:08

酸化ストレスの高い環境から、常温で多価不飽和脂肪酸をつくる細菌を探す 研究論文OpenAlexドイツ

酸化ストレスの高い環境から、常温で多価不飽和脂肪酸をつくる細菌を探す

多価不飽和脂肪酸(PUFA)は、アシル鎖に二重結合を二つ以上もつ脂肪酸です。論文によれば、PUFAは細胞膜の構成成分として働くほか、シグナル伝達にかかわる分子のもとにもなり、一部はヒトの食事に欠かせない必須栄養素だと説明されています。

公開日: 2026年09月30日 03:45

回避・制限性食物摂取症(ARFID)を保護者の回答で見つけ出せるか:オンライン質問票の精度を検証した研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

回避・制限性食物摂取症(ARFID)を保護者の回答で見つけ出せるか:オンライン質問票の精度を検証した研究

回避・制限性食物摂取症(ARFID)は、食べ物を避けたり摂取量を制限したりする状態が続き、生活に支障が生じる摂食障害です。体型や体重へのこだわりが主な原因ではない点が特徴とされます。

公開日: 2026年09月30日 01:28

食事療法が生活にもたらす心理的負担を探る——先天代謝異常症をめぐる研究の紹介 研究論文OpenAlexオランダ

食事療法が生活にもたらす心理的負担を探る——先天代謝異常症をめぐる研究の紹介

先天代謝異常症は、体内で栄養素を分解・利用する仕組みの一部がうまく働かない、多様な希少疾患の総称です。その多くでは、医学的に処方された食事療法が治療の柱となります。食べられるものや量、摂取のタイミングが細かく定められ、それを長期にわたって守り続ける必要があります。

公開日: 2026年09月29日 07:11

観光化が進む東ジャワの農村で、若者の食はどう変わったか——超加工食品をめぐる質的研究 研究論文OpenAlexインドネシア

観光化が進む東ジャワの農村で、若者の食はどう変わったか——超加工食品をめぐる質的研究

インスタント麺やスナック菓子、加糖飲料、冷凍食品といった「超加工食品」は、工業的に配合された原材料や添加物を用いて作られ、手軽さ・おいしさ・安さ・日持ちのよさを最大化するよう設計された食品を指します。著者らによれば、こうした食品の消費増加は世界的な公衆衛生上の課題となっており、とくに急速な「栄養転換…

公開日: 2026年09月29日 06:06

東アジア型の食事を取り入れたケトン食は、肥満を伴う多内分泌代謝性卵巣症候群にどう作用したか 研究論文OpenAlex中国

東アジア型の食事を取り入れたケトン食は、肥満を伴う多内分泌代謝性卵巣症候群にどう作用したか

多内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)は、生殖年齢の女性に多い内分泌・代謝の病気で、2026年に国際的な合意の手続きを経て、それまでの「多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)」から名称が変更されました。論文の説明によれば、この新しい呼び方は、卵巣の嚢胞だけが本質的な特徴であるかのような印象を避け、全身の内分泌…

公開日: 2026年09月28日 20:34

グローバルブランドはトルコ市場でどう「現地化」しているのか——食品を中心とした事例分析 研究論文OpenAlexトルコ

グローバルブランドはトルコ市場でどう「現地化」しているのか——食品を中心とした事例分析

世界規模で展開するブランドは、商品開発やブランドの見せ方を各国共通の基準にそろえようとする圧力にさらされています。一方で食品は、味や習慣、伝統、象徴的なモチーフを通じて、その土地の文化がもっとも目に見える形であらわれる分野でもあります。標準化された世界共通の商品が広がることで、地域ごとの味や食の慣習…

公開日: 2026年09月28日 20:23

超加工食品と健康をめぐる議論――「不確実性を認めた上での政策」を求める論考 研究論文OpenAlexデンマーク

超加工食品と健康をめぐる議論――「不確実性を認めた上での政策」を求める論考

2025年11月、医学誌ランセットが超加工食品(UPF)に関する3部構成のシリーズを掲載しました。その第1部でMonteiroらは、超加工食品が長年続いてきた食生活を置き換えることで食事の質が低下し、食事に関連する複数の慢性疾患のリスクが高まるという仮説を示しました。さらに、因果関係を推論するための…

公開日: 2026年09月28日 20:16

摂食障害の地域医療における栄養士の成果measurementツール試行——実行可能性と受け入れやすさの評価 研究論文OpenAlexイギリス

摂食障害の地域医療における栄養士の成果measurementツール試行——実行可能性と受け入れやすさの評価

摂食障害は、身体面・心理面・社会生活の広い範囲に深刻な影響を及ぼす疾患です。その治療において管理栄養士(ダイエティシャン)は重要な役割を担っていますが、著者らによれば、栄養士の関わりがどのような成果につながっているのかは十分に報告されてきませんでした。

公開日: 2026年09月28日 20:11