研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
加熱・水分処理で改質したサツマイモデンプンから、圧縮成形でスナックをつくる試み
食品の製造では、水や油、合成添加物を使わずに素材をまとめる方法が求められています。粉末を強い力で押し固めて形にする「圧縮成形」は化学・医薬・食品の分野で広く使われていますが、食品の材料は熱や圧力のもとで複雑にふるまうため、応用が難しいとされてきました。
公開日: 2026年09月19日 05:03
伝統的発酵調味料「ソンル」の製法でムクナ豆の有害成分を減らせるか——ベナンでの検証
ムクナ(Mucuna pruriens、和名ハッショウマメ/ベルベットビーン)は、種子に23〜35%ほどのタンパク質を含み、やせた土地でも育ち、土壌を改良する性質を持つマメ科作物です。研究チームは、持続可能なタンパク質源として有望でありながら、この豆がほとんど活用されていない点に注目しました。
公開日: 2026年09月19日 04:57
ドングリから天然由来の溶媒でポリフェノールを取り出す——抽出条件を統計的に最適化した研究
ナラやカシなどコナラ属(Quercus)の樹木が実らせるドングリは、季節ごとに大量に得られる一方で、産業的にはほとんど活用されていないバイオマスだと著者らは述べています。渋みや消化を妨げる作用のもとになるタンニンを多く含むため食用としては敬遠されてきましたが、そのタンニンを含むポリフェノール類は、酸…
公開日: 2026年09月19日 04:52
処理済み排水でデュラム小麦を育てたとき、医薬品成分はどこまで植物に入るのか
淡水の不足を和らげる方法として、下水処理場で処理した水(処理済み排水)を農業用水に使う取り組みが注目されています。ただしこの水には、人が使った薬の成分(医薬品由来化合物)がわずかに残ることがあり、土から作物へどう移動するのかが懸念されてきました。
公開日: 2026年09月18日 17:58
ポルトガル北部の小売業従事者を対象にした身体寸法と栄養状態の調査
働く人の身体寸法(人体計測データ)や栄養状態の情報は、作業環境や作業台の設計、職場の健康対策を考えるうえで欠かせない基礎資料です。研究チームは、こうしたデータが仕事に関連する不調や事故の予防につながると位置づけています。
公開日: 2026年09月18日 17:54
サナギタケ由来の多糖を精製し、試験管内で血液の固まりにくさを調べた研究
サナギタケ(Cordyceps militaris)は、昆虫に寄生して育つキノコの一種で、食品や生薬の素材として使われてきました。この研究で著者らが取り上げたのは、その中に含まれる「多糖」と呼ばれる成分です。多糖とは、糖の分子がたくさんつながってできた大きな物質のことで、でんぷんや食物繊維も多糖の仲…
公開日: 2026年09月18日 17:50
体脂肪率でみた肥満と抑うつの関連、および両者が重なる場合の腸内細菌の特徴
体重と身長から計算するBMIではなく、体に占める脂肪の割合である体脂肪率(BFP)を基準に肥満を判定した場合、大学生において肥満と抑うつがどう関係するのかは、これまではっきりしていませんでした。また、肥満と抑うつが同時に見られる状態で腸内細菌にどのような違いが生じるのかについても、十分に調べられてい…
公開日: 2026年09月18日 17:46
看護師による電話での生活習慣支援は体組成をどう変えたか——PREDIPHONE試験の二次解析
糖尿病予備群(前糖尿病)と過体重・肥満は、代謝に関わる健康リスクと強く結びついているとされます。なかでも内臓脂肪は中心的な役割を果たすと考えられています。運動と健康的な食事を組み合わせた生活習慣への働きかけは体組成の改善に有効ですが、著者らによれば、その多くは人手や時間などの資源を多く必要とするもの…
公開日: 2026年09月18日 17:42
経口プロバイオティクスと糖尿病モデルラットの傷の治り方――初期の閉鎖を早めたとの報告
糖尿病では傷が治りにくくなることが知られており、傷口がふさがるまでに時間がかかったり、炎症が長引いたりすることが大きな合併症のひとつとされています。著者らは、現在の治療の多くが傷そのものへの処置(局所的な管理)に重点を置いており、治りにくさの背景にある全身的な要因には十分に対応していない、と指摘して…
公開日: 2026年09月18日 17:37
野菜と尿路感染症から集めたプロテウス・ミラビリスを比べた研究の紹介
プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)は、ふだんは害を起こさないこともある一方、条件がそろうと感染症を引き起こす「日和見病原体」と呼ばれる細菌です。とくに尿路感染症との関連がよく知られています。研究チームによれば、この細菌の病原性は、体の組織にくっつく性質(付着)、菌が集まって…
公開日: 2026年09月18日 17:31
ソバの家庭調理がルチンとファゴピリンFに与える影響を調べた研究
ソバには、フラボノイドの一種であるルチンと、光感作物質(光に当たったときに体内で反応を起こしうる物質)であるファゴピリンFが含まれています。研究チームは、家庭で行われる調理法を比較し、ルチンの損失を抑えながらファゴピリンFの含量をどこまで減らせるかを明らかにすることを目的としました。
公開日: 2026年09月18日 11:37
バジル精油によるスーシュヴィド調理アカシカ肉の保存性とリステリア抑制を調べた研究
加工度の低い食品やそのまま食べられる調理済み食品への需要が高まる一方で、食中毒の原因となる病原菌は公衆衛生上の重要な課題として残っています。論文の著者らは、植物由来の精油(エッセンシャルオイル)が抗菌性を持ち、微生物からの保護を高めて保存期間を延ばす有望な天然素材として注目されてきた点を背景に挙げて…
公開日: 2026年09月18日 11:34