研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
薬剤耐性ビブリオ菌を攻撃する3種の新しいバクテリオファージ——培養実験での性質と溶菌の様子
エビ養殖の現場では、ビブリオ属細菌が引き起こす「ビブリオ症」が大きな問題になっています。研究チームによれば、この病気は養殖で最も多く、被害の大きい細菌性疾患の一つであり、さらに複数の抗生物質が効かない細菌の出現が事態を悪化させているといいます。
公開日: 2026年09月21日 05:44
メロンチップスをおいしく速く乾かすには——前処理の組み合わせを比べた研究
乾燥は果物の保存期間を延ばす昔ながらの方法ですが、水分を抜く過程で縮みやひび割れ、硬化といった見た目や食感の変化が起き、香りや色、栄養成分が失われることも知られています。こうした欠点を抑えるため、近年はさまざまな新しい乾燥技術が試されてきました。なかでも赤外線乾燥は処理が速く、費用が抑えられ、エネル…
公開日: 2026年09月21日 05:35
水銀耐性遺伝子merAを手がかりに環境汚染を探る――日本・ベトナム・ガーナの比較調査
水銀は、鉱山開発などの人間活動に加え、火山活動や森林火災といった自然現象によっても環境中に放出される汚染物質です。研究チームによれば、とくにガーナのような国で行われる小規模金採掘は、世界の水銀排出の大きな要因のひとつとされています。汚染された環境で主にみられる無機水銀(Hg(II))は、細胞内の重要…
公開日: 2026年09月21日 05:31
腸内細菌ブラウティア属菌が、イソフラボンのさまざまなアルキルエーテルを切り離す
私たちの腸にすむ細菌は、食べ物に含まれる成分の形を変えることがあります。その一つ、ブラウティア属の嫌気性細菌MRG-PMF1(Blautia sp. MRG-PMF1)は、ビタミンB12(コバラミン)を必要とする酵素システムを使い、植物成分の「アリールメチルエーテル」と呼ばれる結合を切る働きが知られ…
公開日: 2026年09月21日 05:27
オーツ麦フレークとブラジルナッツの「焙煎条件」を探る——ミューズリー向け原料の品質と味わいの研究
朝食用の手軽な食品として親しまれているミューズリーは、オーツ麦フレークとナッツ類を主な材料とすることが多く、健康志向の高まりとともに注目を集めています。論文によれば、オーツ麦は水溶性食物繊維やβ-グルカンなどを含み、グルテンを含まない穀物として利用できます。一方ブラジルナッツは、セレンを非常に豊富に…
公開日: 2026年09月21日 05:19
キトサンで包んだ藻類色素とプロバイオティクス酵母を組み合わせたアイスクリームの研究
アイスクリームに生きた微生物(プロバイオティクス)や天然由来の色素を加えて、機能性のある食品をつくろうとする試みがあります。しかし、冷凍して保存する間にプロバイオティクスが生き残りにくいこと、また色素が壊れやすいことが課題になっていました。
公開日: 2026年09月21日 05:07
オリーブの葉を活かした3Dプリント製ボトル――オリーブオイルの酸化を抑える包装の研究
エキストラバージンオリーブオイルは、不飽和脂肪酸を多く含むため酸化しやすく、保存中に品質が少しずつ低下していきます。研究チームは、この酸化をできるだけ抑える新しい容器をつくれないかと考えました。
公開日: 2026年09月21日 05:01
コオロギ粉末の食中毒菌をクルクミン・青色光・弱い加熱の組み合わせで減らす試み
昆虫を原料とする食品は、たんぱく質や脂質、ミネラルを含む食材として関心が高まっています。とくにヨーロッパでは、見た目への抵抗を減らすため、コオロギなどを粉末や濃縮物に加工して既存の食品に配合する形が広がっています。しかし研究チームは、市販の即席コオロギ製品からは腸内細菌科の菌やブドウ球菌などの微生物…
公開日: 2026年09月21日 04:57
アメリカニワトコの遺伝的多様性を探る——同一圃場での品種・系統比較
アメリカニワトコ(Sambucus nigra subsp. canadensis)は、北米で果実や花がサプリメントや食品に利用される特産作物として、この15年ほどで急速に注目を集めてきました。しかし論文によれば、この植物の遺伝的な多様性、とくに栽培上の性質(生育や収量など)や有益な代謝成分について…
公開日: 2026年09月21日 04:52
妊娠前・妊娠中の魚の摂取と妊娠高血圧症候群リスクの関連――全国出生コホート研究「エコチル調査」からの報告
妊娠高血圧症候群(HDP)は、妊娠中に新たに高血圧が現れる一群の病態で、妊娠20週以降に収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上となった場合に診断されます。論文によれば、HDPは全妊娠のおよそ5〜10%に起こり、世界的に見ても母体と周産期の健康被害や死亡の主要な原因のひとつであり…
公開日: 2026年09月21日 04:48
エンドウ豆タンパク質のゲルでチーズ代替品をつくる——酵素処理で硬さと弾力を調整する試み
植物由来のチーズ代替品を求める消費者は増え続けていますが、チーズづくりに必要な構造や機能をそなえた高タンパク質のゲルをつくることは、依然として難しい課題だと著者らは述べています。
公開日: 2026年09月21日 04:44
発酵食品の摂取と抗酸化状態・消化管の健康をめぐる文献レビュー
体内では、活性酸素などの有害な分子と、それを打ち消す抗酸化のしくみとのバランスが保たれています。このバランスが崩れた状態は「酸化ストレス」と呼ばれ、肥満や2型糖尿病、腸の炎症性疾患といった慢性的な病気のリスクと関連づけられてきました。また、腸内にすむ細菌の集まり(腸内細菌叢)の乱れも、さまざまな慢性…
公開日: 2026年09月21日 02:51