研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

肥満のある若い女性における食事の血糖・炎症指標と代謝性症候群の関連を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

肥満のある若い女性における食事の血糖・炎症指標と代謝性症候群の関連を調べた研究

インドネシアでは肥満が増え続けており、肥満は心血管疾患などの慢性疾患の主要な危険因子とされています。血圧・血糖・脂質の異常と肥満が重なった状態は「代謝性症候群(メタボリックシンドローム)」と呼ばれ、世界的に増加していると論文は説明しています。

公開日: 2026年10月03日 05:52

感情的な食行動と睡眠の問題は関連するのか——オランダの大規模追跡研究が10歳から18歳までを調べる 研究論文OpenAlexオランダ

感情的な食行動と睡眠の問題は関連するのか——オランダの大規模追跡研究が10歳から18歳までを調べる

イライラや不安、落ち込みといった嫌な気持ちに反応して食べてしまう傾向を「感情的な食行動(エモーショナル・イーティング)」と呼びます。著者らによれば、この傾向は幼い子どもには少ないものの、思春期の入り口あたりから現れて一般的になり、体重が高めであることや健康的でない食事パターンと結びつくことが報告され…

公開日: 2026年10月03日 05:28

超加工食品に含まれるカリウム添加物を食品表示から調べた研究 研究論文OpenAlexデンマーク

超加工食品に含まれるカリウム添加物を食品表示から調べた研究

慢性腎臓病(CKD)のある人では、血液中のカリウム濃度が高くなる高カリウム血症が問題になることがあります。その管理をめぐる栄養ガイドラインは、個々の状態に合わせてカリウム摂取量を調整する方法を重視しており、カリウムの少ない食品を選ぶことや、超加工食品を避けることが勧められてきました。超加工食品とは、…

公開日: 2026年10月03日 05:24

少年施設の10代に向けた「超加工食品」教育の取り組み——知識と意識はどう変わったか 研究論文OpenAlexインドネシア

少年施設の10代に向けた「超加工食品」教育の取り組み——知識と意識はどう変わったか

著者らがこの取り組みの出発点に置いたのは、現代の食生活の変化によって、10代の若者のあいだで「超加工食品(ultra-processed foods、UPF)」の摂取が増えているという状況です。論文はUPFを、そのまま食べられる、あるいはすぐ出せる状態に工業的に加工された製品で、砂糖・塩・脂肪・着色…

公開日: 2026年10月03日 05:13

化学療法中の患者における食事パターンと高血糖の関連を調べた研究 研究論文OpenAlex韓国

化学療法中の患者における食事パターンと高血糖の関連を調べた研究

がんの薬物療法(化学療法)では、吐き気や脱毛などに加えて、血糖値が高くなる「高血糖」が起こることがあります。著者らは、高血糖が治療の効果を損ない、治療の遅れや中断につながりうる点を問題として挙げています。論文によれば、化学療法を受けている患者のうち高血糖がみられる割合は、これまでの研究で約19.8%…

公開日: 2026年10月02日 22:04

ブラジル全国食事調査にみる「エネルギー摂取量の申告漏れ」――24時間思い出し法で3割に過少申告 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジル全国食事調査にみる「エネルギー摂取量の申告漏れ」――24時間思い出し法で3割に過少申告

食事の内容は、生活習慣病の予防や食事ガイドラインづくりの土台になる重要な情報です。しかし食事調査の多くは、本人が「何を食べたか」を自分で申告する方式に頼っているため、記憶違いや言いづらさによる誤差が入り込みます。その中でもとくに多いとされるのが、実際より少なく申告してしまう「エネルギー摂取量の過少申…

公開日: 2026年10月02日 21:46

地中海食と日本食を比べる——「アンチエイジング」の観点から生活習慣を見直す系統的レビュー 研究論文OpenAlex

地中海食と日本食を比べる——「アンチエイジング」の観点から生活習慣を見直す系統的レビュー

地中海食と日本食は、どちらも世界的に「健康的な食事」として知られ、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。ただし著者らによれば、地中海食に関する研究の蓄積に比べ、日本食については論文数が少なく、その有効性は科学的に十分に解明されているとは言えない状況にあります。

公開日: 2026年10月02日 08:20

妊娠7か月の伝統儀礼「ペトンポア」を栄養・健康教育の場に活かす試み——インドネシア・北ブトン県の質的研究 研究論文OpenAlexインドネシア

妊娠7か月の伝統儀礼「ペトンポア」を栄養・健康教育の場に活かす試み——インドネシア・北ブトン県の質的研究

インドネシアでは、子どもの身長が年齢に対して低くとどまる「スタンティング(stunting)」が、保健政策の優先課題として残っていると研究チームは述べています。スタンティングは身体の成長だけでなく認知発達にも長期的に影響し、ひいては人材の質にも関わる問題だとされます。

公開日: 2026年10月02日 08:09

「安全」と「体によい」は別物 ― 米FDAが食品の栄養的な利点を規制しない理由を論じた論文 研究論文OpenAlex

「安全」と「体によい」は別物 ― 米FDAが食品の栄養的な利点を規制しない理由を論じた論文

米国の食品医薬品局(FDA)は、食品が直接的な害をもたらすかどうかは規制する一方で、その食品に栄養上の利点があるかどうかは規制していません。この論文は、なぜそうした線引きが生まれたのかを検討したものです。

公開日: 2026年10月02日 07:57

肥満・代謝外科手術の後に残る「過食の症状」——ブラジルの横断研究が報告した食事・体組成・生活の質との関連 研究論文OpenAlexブラジル

肥満・代謝外科手術の後に残る「過食の症状」——ブラジルの横断研究が報告した食事・体組成・生活の質との関連

肥満・代謝外科手術(いわゆる減量手術。胃を小さくするスリーブ状胃切除や、胃と小腸をつなぎ替えるルーワイ胃バイパスなど)は、重度の肥満に対して最も効果の大きい治療と位置づけられています。ただし著者らは、術後に良好な状態が長く続くかどうかは手術の方法だけで決まるのではなく、食習慣や行動の変化が続くこと、…

公開日: 2026年10月02日 06:54

ケトジェニック食で重度の高コレステロールが生じた3症例の報告 — 家族性高コレステロール血症との見分け 研究論文OpenAlexドイツ

ケトジェニック食で重度の高コレステロールが生じた3症例の報告 — 家族性高コレステロール血症との見分け

家族性高コレステロール血症(FH)は、遺伝的な要因でLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール、以下LDL-C)が著しく高くなる病気で、若いうちから動脈硬化による心臓や血管の病気が起こりやすくなります。そのため、臨床的・検査的にFHが疑われる場合には、遺伝子検査や早期のコレステロール低下治療を…

公開日: 2026年10月02日 06:26

心筋梗塞後の患者における超加工食品の摂取と脳卒中死亡リスク — Alpha Omega Cohortの前向き解析 研究論文OpenAlexオランダ

心筋梗塞後の患者における超加工食品の摂取と脳卒中死亡リスク — Alpha Omega Cohortの前向き解析

すでに心臓や血管の病気を経験した人にとって、超加工食品を多く食べる食生活が死亡リスクにどう関わるのかは、はっきりしていませんでした。超加工食品とは、工業的な加工を重ねてつくられた食品を指す分類で、この研究では食品を加工の程度で分けるNova分類という仕組みにもとづいて特定されています。

公開日: 2026年10月02日 06:16