研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
チンケー(ハダカムギ)の栄養成分・薬理作用・風味に関する総説の紹介
チンケー(青稞、学名 Hordeum vulgare var. coeleste L.)は、中国のチベット高原(青海・チベット高原)を原産とする独特な穀物です。著者らによれば、この作物は多様な栄養成分、薬理活性、そして独特の風味の特徴から、近年ますます注目を集めています。また近年は、チンケーを原料と…
公開日: 2026年09月25日 07:13
地中海食とDASH食、心不全の発症リスクとの関連を英国の大規模データで比較した研究
心不全は、心臓が全身に十分な血液を送り出せなくなる状態で、著者らは世界で5600万人が影響を受け、英国だけでも100万人を超える人に見られると述べています。治療の第一選択は薬物療法ですが、病気の早い段階で生活習慣などの「変えられる要因」に働きかける手段として、食事への関心が高まっていると論文は説明し…
公開日: 2026年09月25日 07:10
地中海食を続けるために「優先順位づけ」と具体的な行動計画は役立つか——無作為化比較試験の報告
地中海食は、複数の異なる食行動を同時に調整することが求められる食事のパターンです。研究チームは、そのために「やろうと思っていても実際の行動に結びつかない」というずれ(意図と行動のギャップ)が生じやすいと述べています。
公開日: 2026年09月25日 07:06
プロバイオティクスの効果は「菌株ごと」に異なる――12件の研究をまとめた総説
プロバイオティクスとは、適切な量をとったときに宿主の健康に役立つとされる生きた微生物のことです。腸内にすむ微生物の集まり(腸内細菌叢)のバランスを整えたり、腸の壁の働きを支えたり、免疫の反応を調整したりする手段として、近年関心が高まっています。
公開日: 2026年09月25日 07:01
飼料へのプロピオン酸添加が地鶏(カンポン鶏)の成長と腸内サルモネラに与える影響
鶏の消化管には、サルモネラや大腸菌といった病原細菌がすみつくことがあります。これらの細菌は飼料や飲み水を通じて体内に入り、栄養の吸収を妨げて成長や生産性を下げる要因になると指摘されてきました。これまで多くの養鶏現場では、病原細菌を抑える目的で抗生物質成長促進剤(AGP)が飼料に加えられてきましたが、…
公開日: 2026年09月25日 06:57
アブラヤシの葉とムクナ豆を混ぜたサイレージ ― 接種菌の種類と配合比が発酵品質に与える影響
家畜の飼料をどう安定して確保するかは、畜産の現場で長く続く課題です。論文の著者らは、インドネシアで広大な面積を占めるアブラヤシ農園に目を向けました。アブラヤシの葉柄(オイルパームフロンド、以下OPF)は農園から大量に出る副産物で、エネルギー源となる成分を含むため家畜飼料として使える可能性があります。…
公開日: 2026年09月25日 06:54
食事と腸内細菌は逆流性食道炎に関わるか——遺伝情報と臨床データを組み合わせた研究
胃の内容物が食道へ逆流し、胸やけや酸っぱいものがこみ上げる症状を起こす病気を胃食道逆流症(GERD)といいます。論文によれば、欧米では有病率が長く10〜20%の間で推移し、アジアでも過去10年で急激に増加してきました。生活の質を大きく損なううえ、逆流が続くと逆流性食道炎やバレット食道、食道腺がんへ進…
公開日: 2026年09月25日 06:50
食塩を減らしたパンをつくる——塩化ナトリウムの一部を塩化マグネシウムに置き換えた研究
ナトリウムのとりすぎは血圧の上昇や高血圧と関係し、心臓や血管の病気につながることが知られています。研究チームは、世界の多くの大人が推奨量を超える食塩をとっていることを背景に挙げ、毎日食べられる主食であるパンが食事からのナトリウムの大きな供給源になっている点に注目しました。
公開日: 2026年09月25日 06:45
南京市の働く世代1,014人に見る腹部肥満――生活習慣データから探った関連要因
中国では成人の半数以上が過体重または肥満とされ、その対策が公衆衛生上の課題となっています。なかでも腹部肥満は、腹囲で測る「おなかまわりの肥満」を指し、この研究では男性で腹囲85.0cm以上、女性で80.0cm以上を該当と定義しています。著者らは、腹囲は体格指数(BMI)よりも測定が簡便で健康リスクと…
公開日: 2026年09月25日 05:25
中年期の食事内容と閉経の年齢に関連はあるか——カナダの長期追跡調査からの報告
月経が12か月続けて止まった状態を自然閉経と呼び、その年齢は人によってかなり幅があります。研究チームは、カナダでは自然閉経がおおむね51歳ごろに起こる一方で個人差が大きいこと、そして閉経が早い場合は心血管疾患や骨粗鬆症などのリスクが高いとされ、遅い場合はホルモンに反応しやすいがんのリスクが高いとされ…
公開日: 2026年09月25日 05:21
「超加工食品」と臨床栄養のあいだ — 経口栄養補助食品をめぐる枠組みの再検討
食品を「工業的な加工の程度と目的」によって分類する枠組みに、Nova分類と呼ばれるものがあります。この分類から導かれた公衆衛生上の提言、すなわち「超加工食品はできるだけ減らすべきだ」という考え方は、現在では各国の食事指針や規制の設計にまで影響を及ぼしています。
公開日: 2026年09月25日 05:17
カザフスタン中部の都市部に住む児童・生徒864人の食習慣を調べた研究
学齢期は、その後の人生にも影響しうる食習慣が形づくられる時期であり、成長にともなって栄養素の必要量も増えます。研究チームは、この時期の食事のあり方を知る手がかりとして、主な食品群をどのくらいの頻度で口にしているかに注目しました。ある一日だけの記録ではとらえにくい、日常的で安定した食べ方の特徴を描き出…
公開日: 2026年09月25日 05:13