研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

ムラサキオドリコソウの成分を調べた研究——ルテオリンと三つの酵素への作用 研究論文OpenAlexトルコ

ムラサキオドリコソウの成分を調べた研究——ルテオリンと三つの酵素への作用

ムラサキオドリコソウ(学名 Lamium purpureum)は、シソ科オドリコソウ属の植物で、ヨーロッパ、アジア、北アフリカに広く分布し、民間療法で古くから使われてきました。この属の植物にはフェノール類と呼ばれる成分が豊富に含まれることが知られています。フェノール類は植物がつくる化合物のグループで…

公開日: 2026年09月25日 15:06

日差しの豊かな熱帯でもビタミンD不足は起きる――スリランカの病院受診者を対象とした後ろ向き調査 研究論文OpenAlexスリランカ

日差しの豊かな熱帯でもビタミンD不足は起きる――スリランカの病院受診者を対象とした後ろ向き調査

ビタミンDは、カルシウムやリンのバランスを保ち、骨の発達や筋骨格の健康を支える脂溶性の物質です。研究チームによれば、その働きは骨の代謝にとどまらず、免疫の調節や炎症、細胞の分化にも関わると考えられています。

公開日: 2026年09月25日 15:02

電子商取引の発展は食の「栄養と環境」の両立を進めるか——中国都市部のデータを用いた研究 研究論文OpenAlex中国

電子商取引の発展は食の「栄養と環境」の両立を進めるか——中国都市部のデータを用いた研究

インターネット通販(電子商取引、eコマース)は世界各地で急速に広がり、人々の買い物のしかたを変えてきました。とりわけ発展途上国では、インターネット利用の普及とデジタル決済の広がりが、その拡大を後押ししています。著者らによれば、世界の電子商取引市場は2019年以降、年15%の成長を続け、2024年には…

公開日: 2026年09月25日 14:58

ホエーとカボチャ粉末を使った機能性デザートの特性を調べた研究 研究論文OpenAlexカザフスタン

ホエーとカボチャ粉末を使った機能性デザートの特性を調べた研究

チーズなどの製造過程で大量に生じるホエー(乳清)は、かつては廃棄物として扱われてきましたが、乳たんぱく質や乳糖、ビタミン、ミネラルを含む有用な原料です。研究チームは、このホエーを副産物として有効活用しながら、植物由来の材料だけで安定した食感をつくる乳デザートの開発が十分に進んでいない点を課題として取…

公開日: 2026年09月25日 14:54

手づくりヤギ乳ハードチーズの「本物らしさ」を見分ける──組織構造と脂質組成を組み合わせた判別の試み 研究論文OpenAlexウクライナ

手づくりヤギ乳ハードチーズの「本物らしさ」を見分ける──組織構造と脂質組成を組み合わせた判別の試み

ヤギ乳から作られるチーズは、消化のしやすさやアレルギーを起こしにくい性質などから消費者の関心が高く、そのぶん価格も高くなります。研究チームは、こうした需要の高まりが、ヤギ乳脂肪をより安価な他の動物の乳脂肪や植物油で部分的・全面的に置き換えるという偽装を招いている、と先行研究を引きながら指摘しています…

公開日: 2026年09月25日 14:50

超加工食品はゴキブリの死亡率を高める——無脊椎動物での実験報告 研究論文OpenAlexメキシコ

超加工食品はゴキブリの死亡率を高める——無脊椎動物での実験報告

超加工食品とは、工業的な加工を大きく加えて作られた食品のことです。原著によれば、イギリス・アメリカ・カナダなどの高所得国では人が摂取する総カロリーの半分以上を占め、メキシコ・ブラジル・チリなどの中所得国でも最大で3分の1に達します。売上も伸び続けており、近年は中所得国で10%、高所得国で1%上昇した…

公開日: 2026年09月25日 14:46

香辛料にとどまらないオレガノ——生物活性成分をめぐる研究の視点 研究論文OpenAlexイタリア

香辛料にとどまらないオレガノ——生物活性成分をめぐる研究の視点

オレガノは、ピザやソース、地中海料理の風味づけに使われる香り高い香辛料として知られています。しかし著者らは、この植物が料理の材料という位置づけを超えて、科学的な関心の対象になっていると紹介しています。

公開日: 2026年09月25日 13:54

マメ科植物オノブリキス・オキシオドンタの抗菌・抗酸化作用を溶媒別に調べた研究 研究論文OpenAlexトルコ

マメ科植物オノブリキス・オキシオドンタの抗菌・抗酸化作用を溶媒別に調べた研究

植物には、ポリフェノールをはじめとする多様な化学成分が含まれており、こうした成分が薬用としての価値の背景にあると考えられています。この論文では、体内で生じる活性酸素などの有害な作用を和らげる働き(抗酸化作用)や、細菌などの微生物の増殖を抑える働き(抗菌作用)をもつ植物成分に注目しています。

公開日: 2026年09月25日 09:26

栄養表示「Nutri-Score」をエネルギー密度に合わせて調整できるか——ノルウェーの食品データで検証した試み 研究論文OpenAlexノルウェー

栄養表示「Nutri-Score」をエネルギー密度に合わせて調整できるか——ノルウェーの食品データで検証した試み

食品の栄養価を成分から点数化し、簡潔な表示にまとめる仕組みを栄養プロファイリングと呼びます。欧州のいくつかの国で包装前面の表示として使われているNutri-Scoreは、その一例です。Nutri-Scoreには飲料用、一般食品用、油脂やナッツ・種実など高脂肪食品用の3つのアルゴリズムがあり、エネルギ…

公開日: 2026年09月25日 09:22

レンズマメたんぱく質とキサンタンガムの複合体形成 ― pHシフトと超音波処理を組み合わせた研究 研究論文OpenAlexヨルダン

レンズマメたんぱく質とキサンタンガムの複合体形成 ― pHシフトと超音波処理を組み合わせた研究

レンズマメから取り出したたんぱく質(レンズマメたんぱく質)は、水に溶けにくく、加熱に弱く、泡立ちにくいといった課題があると報告されてきました。論文の著者らは、その原因として、たんぱく質が丸く固く縮まった構造をとりやすく、粒子同士が集まって塊(凝集体)になりやすいこと、またポリフェノールやフィチン酸と…

公開日: 2026年09月25日 09:17

カビ毒フザリン酸と鉄 ― 酸化ストレスや鉄依存の細胞死経路との関わりを整理した総説 研究論文OpenAlex南アフリカ

カビ毒フザリン酸と鉄 ― 酸化ストレスや鉄依存の細胞死経路との関わりを整理した総説

トウモロコシなどの穀物には、フザリウム属というカビが作り出す有害物質(カビ毒)が混入することがあります。その一つがフザリン酸(FA)です。著者らによれば、FAはフザリウム属の複数の種が作る代表的な二次代謝産物で、穀類の汚染を通じて農業生産や経済にも影響を与える一方、毒性を引き起こす具体的な仕組みは十…

公開日: 2026年09月25日 09:13

魚卵のうま味の可能性を測る――18種の海産魚の卵を分析した研究 研究論文OpenAlexデンマーク

魚卵のうま味の可能性を測る――18種の海産魚の卵を分析した研究

料理の世界では、魚卵が濃厚で「うま味」に富んだ味わいをもたらすことは経験的によく知られています。しかし研究チームによれば、実際にうま味を生み出す成分が魚卵にどれだけ含まれているかについての定量的なデータは、これまでごくわずかしかありませんでした。とくに遊離のヌクレオチド類のデータが乏しく、相乗効果に…

公開日: 2026年09月25日 09:07