研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
菜食の人と雑食の人で血液中のサイトカイン濃度を比べた研究
植物性食品を中心とした食事は、慢性的な炎症が関わる病気のリスクの低さや、炎症の目安として広く使われるC反応性タンパク質(CRP)の低さと関連することが報告されてきました。一方で、免疫細胞どうしの情報伝達を担うタンパク質である「サイトカイン」(インターロイキン、腫瘍壊死因子、インターフェロンなど)や、…
公開日: 2026年10月20日 22:19
小児がん治療中の子どもの食事と栄養サポートを、保護者はどう経験しているか――ブラジルの病院でのグループインタビュー研究
がん治療を受ける子どもや若者は、食事を十分にとれなくなることがあります。そのため、口から食べる工夫に加えて、栄養補助食品や鼻から胃腸へ通す管による栄養補給(経鼻経腸栄養)といった栄養サポートが使われます。毎日の食事を支えるのは、多くの場合、親などの保護者です。
公開日: 2026年10月20日 21:36
バイオテクノロジーで身近な食品の成分を見直す試みは、メタボリックシンドローム予防にどこまで役立つか:既存研究の整理
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型の肥満、インスリン抵抗性、高血圧、脂質異常症などが重なった状態で、心血管疾患や2型糖尿病につながる危険因子のまとまりです。著者らは、その発症に食事が大きく関わっている点に着目しました。一方で、食生活を個人の努力だけで変えるのは長続きしにくく、身の回りで売られてい…
公開日: 2026年10月20日 21:33
イタリアのブラインドベースボール選手の食行動、身体への肯定感、睡眠の質を調べた調査研究
視覚障害のある人は、一般の人と比べて運動不足や座りがちな生活、心理的な苦痛、社会的孤立を経験しやすく、睡眠の質の低さとも関連すると報告されています。こうした背景から、障害に合わせて工夫されたスポーツ(アダプテッドスポーツ)が、健康的な生活習慣や心身の健康を支える場として注目されてきました。
公開日: 2026年10月20日 07:17
2型糖尿病に伴う腸内細菌・炎症・脂肪性肝疾患の問題と、時間制限食の可能性を整理した総説
2型糖尿病の問題は、血糖値が高いことだけではありません。著者らによると、2型糖尿病は腸内細菌のバランスの乱れ(ディスバイオシス)、脂肪組織の機能異常、全身で続く弱い慢性炎症、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)、急性膵炎のリスク上昇と強く関係しています。MASLDは、肝臓を傷めるほどの飲酒をし…
公開日: 2026年10月20日 06:33
オーストラリアの思春期の若者における食事内容と抑うつ・不安の発症の関連を3年間追った研究
抑うつや不安は、よくみられる心の不調で、論文では「一般的な精神疾患」と呼ばれています。著者らは、思春期のこうした心の不調と食事の質について、同じ人を時間をかけて追跡し、両者の時間的な関係を調べる研究がもっと必要だと指摘しています。
公開日: 2026年10月19日 19:38
ラマダン期間中の思春期男子バレーボール選手における栄養状態と競技パフォーマンスの変化
イスラム教のラマダン月には、29〜30日間にわたり、夜明けから日没まで飲食を控える断食が行われます。大人と同じく、多くの思春期のスポーツ選手もこの断食を行っています。思春期は急速に成長する時期でエネルギーや栄養の必要量が多いため、食事の時間や回数が変わるラマダン中に、必要なエネルギー・栄養・水分を十…
公開日: 2026年10月19日 10:55
食事の炎症傾向・多様性・微量栄養素の充足度と関節リウマチの関連:インドの症例対照研究
関節リウマチは、免疫の仕組みが自分の関節を攻撃し、関節の内側を覆う膜(滑膜)に炎症が続く慢性の自己免疫疾患です。発症には遺伝的な要因に加えて、喫煙や感染、食事などの環境要因が関わると考えられています。食事は体内の炎症に影響しうるため、関節リウマチとの関係が注目されてきました。
公開日: 2026年10月19日 08:46
乳製品の消費を妨げる要因と情報の役割:ポーランドの医師への調査
乳製品は、良質なたんぱく質やカルシウム、ビタミンなどを含む食品として食生活で重要な位置を占めてきました。一方で論文によると、多くの先進国では飲用牛乳の消費が減っており、健康や環境、動物福祉への関心の高まりや、植物性の代替飲料への関心の広がりが、乳製品を控える理由になり得ると指摘されています。
公開日: 2026年10月19日 05:16
砂糖入り飲料の消費をどう抑えるか:インドネシアの政策課題を関係者の声から探った質的研究
糖尿病や肥満、心血管疾患など、食生活と関わりの深い非感染性疾患は世界的な健康課題です。インドネシアでも負担は増えています。こうした疾患の要因の一つとして、砂糖入り飲料の摂り過ぎが知られています。論文によると、インドネシアの砂糖入り飲料の消費量は2020年に1人当たり年間20.23リットルで、東南アジ…
公開日: 2026年10月18日 19:53
食事の質と2型糖尿病の関連、そして炎症マーカーの役割を探った中国南東部の研究
糖尿病は世界的に重要な慢性疾患で、食事は血糖の調節に深く関わると考えられています。ただし、個々の栄養素や食品だけを見る従来の方法では、食事全体の良し悪しを捉えにくいという課題がありました。そこで近年は、食事全体の質を点数化する「食事の質指標」が使われるようになっています。
公開日: 2026年10月18日 07:27
加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析
膀胱がんは世界で9番目に多いがんで、男性では6番目に多いとされています。喫煙、ヒ素などで汚染された飲み水、職場での特定の化学物質への曝露などが、すでに知られている危険因子です。食べ物に含まれる発がん性物質やその代謝物は尿として排出され、膀胱の内側に触れるため、食事も膀胱がんのリスクに関わる可能性が指…
公開日: 2026年10月18日 06:44