研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

西アフリカ5か国の子どもの栄養不良と貧血に共通する要因を、両者を同時に扱う統計モデルで調べた研究 研究論文OpenAlex南アフリカ

西アフリカ5か国の子どもの栄養不良と貧血に共通する要因を、両者を同時に扱う統計モデルで調べた研究

サハラ以南のアフリカでは、栄養不良の子どもにとって貧血が深刻な合併症となり、乳幼児の死亡や病気の多さに結びついているとされます。貧血とは、血液中の赤血球やヘモグロビンが減り、体のすみずみへ酸素を運ぶ力が落ちた状態です。食事から鉄などの栄養素を十分にとれないこと、栄養不良による吸収の低下や感染症のかか…

公開日: 2026年10月20日 22:27

2型糖尿病に伴う腸内細菌・炎症・脂肪性肝疾患の問題と、時間制限食の可能性を整理した総説 研究論文OpenAlex南アフリカ

2型糖尿病に伴う腸内細菌・炎症・脂肪性肝疾患の問題と、時間制限食の可能性を整理した総説

2型糖尿病の問題は、血糖値が高いことだけではありません。著者らによると、2型糖尿病は腸内細菌のバランスの乱れ(ディスバイオシス)、脂肪組織の機能異常、全身で続く弱い慢性炎症、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)、急性膵炎のリスク上昇と強く関係しています。MASLDは、肝臓を傷めるほどの飲酒をし…

公開日: 2026年10月20日 06:33

アフリカ系の人々の腸内細菌・短鎖脂肪酸と2型糖尿病の関連は、暮らす地域によって異なるか 研究論文OpenAlex南アフリカ

アフリカ系の人々の腸内細菌・短鎖脂肪酸と2型糖尿病の関連は、暮らす地域によって異なるか

腸内に住む細菌の集まり(腸内細菌叢)と、細菌が食物繊維などを分解して作る「短鎖脂肪酸」は、2型糖尿病との関わりが指摘されています。特に、食物繊維の多い食事から超加工食品の多い食事へと食生活が移り変わる中で、この関係が注目されています。

公開日: 2026年10月09日 01:46

ジンバブエのビンドゥラで、世帯の食事の多様性と生活条件の関連を調べる 研究論文OpenAlex南アフリカ

ジンバブエのビンドゥラで、世帯の食事の多様性と生活条件の関連を調べる

研究チームは、ジンバブエの地方都市ビンドゥラで、世帯の食事の多様性がどのような社会・経済的条件と関連しているかを調べました。都市では市場に食べ物があっても、各世帯が多様な食品を手に入れられるとは限りません。著者らは、収入や資産だけでなく、生活インフラや食品の入手先、家計が苦しいときの対応にも着目しま…

公開日: 2026年10月06日 06:01

ケープタウンの中等学校で見られた食品・飲料の広告とスポンサー表示 研究論文OpenAlex南アフリカ

ケープタウンの中等学校で見られた食品・飲料の広告とスポンサー表示

研究チームは、南アフリカのケープタウンにある中等学校で、食品やアルコールを含まない飲料の広告、スポンサー表示がどの程度見られるかを調べました。学校での食品広告が生徒の食行動に関わることは指摘されている一方、この地域の中等学校での実態を示す資料は限られていました。

公開日: 2026年10月06日 05:52

低温プラズマに使う気体の違いと、生鮮イチジクの保存中の品質 研究論文OpenAlex南アフリカ

低温プラズマに使う気体の違いと、生鮮イチジクの保存中の品質

研究チームは、収穫後に傷みやすい生鮮イチジクについて、低温プラズマ処理が保存中の品質と表面の微生物にどう影響するかを調べました。特に、プラズマを作る気体として空気を使う場合と、論文で「窒素を富化した気体」と呼ぶ条件を比較しました。

公開日: 2026年10月05日 06:13

リン酸製造の副産物は小麦栽培にどう働くか――異なる土壌での2年間の試験 研究論文OpenAlex南アフリカ

リン酸製造の副産物は小麦栽培にどう働くか――異なる土壌での2年間の試験

研究チームは、リン酸の製造時に生じる副産物「リン酸石こう」を土壌に加えたとき、小麦の収量や養分の吸収、土壌の微生物がどう変わるかを調べました。リン酸石こうは硫酸カルシウムを主成分とし、土壌改良や養分供給への利用が期待される一方、有害となり得る微量元素を含むため、作物への取り込みも確認する必要がありま…

公開日: 2026年10月04日 14:59

カボチャの花の副産物を乳酸発酵で活用する──3種で異なる栄養・機能性の変化を報告 研究論文OpenAlex南アフリカ

カボチャの花の副産物を乳酸発酵で活用する──3種で異なる栄養・機能性の変化を報告

食品の加工では、収穫や調理の過程で使われずに残る部分が多く出ます。カボチャの花もその一つで、食材として利用されないまま副産物となることがあります。この研究は、そうしたカボチャの花の副産物を、乳酸発酵によって食品素材として活かせないかを調べたものです。

公開日: 2026年09月29日 06:22

食品に含まれるメラトニンと心血管の健康――総説論文の紹介 研究論文OpenAlex南アフリカ

食品に含まれるメラトニンと心血管の健康――総説論文の紹介

心血管疾患は今も世界で最も多い死因であり、その負担は低・中所得国に偏って重くのしかかっている、と著者らは問題の出発点に置いています。こうした状況のなかで、費用がかからず誰にでも手が届く方法で心血管の健康を支える手立てがないかという関心が高まっています。

公開日: 2026年09月28日 10:05

マルーラの実は熟し方で中身が変わる――収穫時期と成分の関係を調べた研究 研究論文OpenAlex南アフリカ

マルーラの実は熟し方で中身が変わる――収穫時期と成分の関係を調べた研究

南部アフリカに自生するマルーラ(Sclerocarya birrea)は、南アフリカの農村・半農村地域で生の果実として食べられるほか、酒やジャム、ジュース、ナッツなどの原料にも使われてきた在来果実です。ビタミンCやカルシウム、カリウム、リンなどを豊富に含むと報告されており、地域の食と栄養を支える存在…

公開日: 2026年09月25日 23:09

カビ毒フザリン酸と鉄 ― 酸化ストレスや鉄依存の細胞死経路との関わりを整理した総説 研究論文OpenAlex南アフリカ

カビ毒フザリン酸と鉄 ― 酸化ストレスや鉄依存の細胞死経路との関わりを整理した総説

トウモロコシなどの穀物には、フザリウム属というカビが作り出す有害物質(カビ毒)が混入することがあります。その一つがフザリン酸(FA)です。著者らによれば、FAはフザリウム属の複数の種が作る代表的な二次代謝産物で、穀類の汚染を通じて農業生産や経済にも影響を与える一方、毒性を引き起こす具体的な仕組みは十…

公開日: 2026年09月25日 09:13

食品と飼料に潜むカビ毒(マイコトキシン)——複数同時汚染と気候変動を組み込んだリスク評価の整理 研究論文OpenAlex南アフリカ

食品と飼料に潜むカビ毒(マイコトキシン)——複数同時汚染と気候変動を組み込んだリスク評価の整理

カビ毒(マイコトキシン)とは、特定の糸状菌(カビ)がつくり出す有害な化合物のことです。著者らによれば、これまでに400種類以上が特定されており、そのうち健康や農業経済への影響が大きいものとして、アフラトキシン類、オクラトキシン類、ゼアラレノン、フモニシン類、そしてデオキシニバレノールやニバレノール、…

公開日: 2026年09月23日 06:06