研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
スイカ・オレンジ・マンゴーを混ぜた果実ピューレを噴霧乾燥で粉末にしたときの栄養成分の変化
新鮮な熱帯果実は水分が多く傷みやすいため、保存や輸送の設備が不十分だと品質が落ち、収穫後のロスにつながります。そこで果実を粉末のような日持ちする形に加工する方法が注目されています。
公開日: 2026年10月20日 07:58
トウモロコシとソルガムにセイロンベンケイソウの葉粉末を加えた押出成形朝食シリアルの性質を調べた研究
朝食シリアルは手軽に栄養をとれる食品として広く食べられています。ただし、主な原料であるトウモロコシや小麦は精製された粉として使われることが多く、ビタミンやミネラル、食物繊維は多くありません。そこで、体に働きかける成分を持つ植物素材を加えて、栄養面や機能面の価値を高める試みが行われています。
公開日: 2026年10月20日 07:11
ヤムイモの品種と加工法で、粉や料理の性質と食べやすさはどう変わるか
ヤムイモはアフリカ、アジア、南北アメリカの熱帯・亜熱帯で栽培されるイモ類で、世界の生産量の98%以上をアフリカが占めます。研究チームによると、コンゴ民主共和国東部ではヤムイモは十分に活用されていない作物とされ、消費や生産を促す取り組みも思うように進んでいません。その主な理由として著者らは、付加価値の…
公開日: 2026年10月20日 04:47
ヒマの種子を使った発酵調味料づくりで、発酵時間・温度・粒の大きさの組み合わせを数式モデルで検討した研究
ヒマ(トウゴマ、学名Ricinus communis)の種子は油分の多い種子で、ナイジェリア南東部では「オギリ」と呼ばれる発酵調味料の原料として使われています。オギリは独特の風味を持ち、スープやソースに使われます。ただし、生の種子には有毒な成分が含まれるため、そのまま食べることはありません。煮る、種…
公開日: 2026年10月18日 06:01
妊娠中の鉄欠乏性貧血をめぐる食事・危険因子・予防策の総説
貧血とは、赤血球の数や、酸素を運ぶたんぱく質であるヘモグロビンの濃度が下がり、体の組織へ十分に酸素を届けにくくなる状態です。そのうち、体内の鉄が不足して起こるものを鉄欠乏性貧血と呼びます。著者らによると、鉄欠乏性貧血は妊娠中の貧血のおよそ半数を占めます。特に資源の限られた地域で、多くの妊婦が影響を受…
公開日: 2026年10月17日 05:54
ナイジェリア北西部で食べられている天然塩「カンワ」の重金属と健康リスクの評価
ナイジェリア北部では、「ナトロン」と呼ばれる天然のアルカリ性の塩が、現地で「カンワ」の名で広く使われています。料理の添加物や肉を柔らかくする材料として、また伝統的な治療にも用いられ、食文化に深く根づいています。
公開日: 2026年10月16日 22:57
ジャトロファ・タンジョレンシスの葉から作った緑茶と紅茶の成分と風味の比較
ジャトロファ・タンジョレンシス(Jatropha tanjorensis)は、野菜や薬用植物として伝統的に利用されてきた植物です。一方、その葉をハーブティーとして使う可能性は、これまで十分に調べられていませんでした。
公開日: 2026年10月15日 22:40
カリウムを加えた減塩用の塩は高血圧予備群の血圧にどう関わるか:ナイジェリアの病院での8週間の検討
血圧が高めの状態は、本格的な高血圧や心臓・血管の病気につながる重要な危険因子とされています。食塩に含まれるナトリウムのとり過ぎは血圧を上げる要因の一つであり、一方でカリウムを多くとると体からナトリウムが排出されやすくなり、血圧の低下につながる可能性があると考えられています。世界保健機関(WHO)も、…
公開日: 2026年10月15日 07:19
ハラール食品に使われる添加物の化学分析と安全基準を整理したレビュー
安全で倫理的、そして宗教的にも受け入れられる食品を求める声の高まりを背景に、イスラム法で許された食品である「ハラール食品」の産業は世界的に大きく成長しています。一方、保存料や着色料などの食品添加物は現代の食品加工に欠かせない存在ですが、化学的に複雑で原料の由来もさまざまです。そのため、ハラールとして…
公開日: 2026年10月15日 05:01
公衆栄養を「文脈」から捉える:根拠、公平性、説明責任をめぐる特集号の巻頭論説
この論文は、公衆栄養学の専門誌の編集者らが、ある号に収められた21本の寄稿を紹介し、その全体に共通する論点を整理した巻頭論説です。新たな実験や調査の結果を報告するものではありません。原著研究、総説、論評、意見、政策論考といった多様な寄稿を束ね、今日の栄養問題をどう捉えるべきかを示しています。
公開日: 2026年10月13日 05:24
スイレンのパルプ粉末で魚の切り身の微生物を抑えられるかを調べた研究
スイレンやハスなどの食用の水生植物は、栄養価が高く、タンニン、サポニン、フラボノイド、アルカロイドといった植物由来の成分を含むことが知られています。それでも、栄養価や加工法に関する情報が少ないことなどから、あまり利用されていません。
公開日: 2026年10月12日 06:37
食品加工は腸内細菌と代謝の健康にどう関わるのか:人と実験の研究を比べて整理したレビュー
食品加工は、安全性や保存性を高め、食べやすく消化しやすくします。一方で、食品の構造(食品マトリックス)を変えたり、腸内細菌がエサにできる成分を減らしたり、添加物や加熱で生じる物質を加えたりもします。著者らは、こうした変化が腸内細菌叢と代謝の健康にどう関わるのかを、批判的レビューとして整理しました。
公開日: 2026年10月12日 06:13