研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ハラレの学校に通う若者の貧血と、家庭・栄養知識との関連
研究チームは、ジンバブエの首都ハラレで学校に通う若者について、貧血がどの程度みられ、どのような生活背景や食習慣と関連するかを調べました。ジンバブエでは貧血が公衆衛生上の課題となっていますが、思春期の若者を対象とした対策に役立つ情報は限られていました。
公開日: 2026年10月05日 06:04
水溶性食物繊維と食物アレルギーの関係を整理した研究
著者らは、水溶性食物繊維が食物アレルギーの予防や治療にどう関わり得るかを検討するため、既存の研究をまとめました。対象は、ペクチン、イヌリン、βグルカン、マンナンの4種類です。細胞実験、動物実験、人を対象とした介入研究を取り上げ、腸内細菌やその代謝産物、免疫細胞への作用を整理しています。
公開日: 2026年10月05日 05:16
外食・中食で「国産食材」はどれくらい重視されるか——日本の消費者調査から
共働き世帯の増加や時間的な余裕の減少などを背景に、家庭で調理する食事から、持ち帰り弁当やおにぎり、総菜といった「中食」、そして「外食」へと食生活の重心が移ってきました。著者らは、2020年時点で中食が家計の食料支出の13.8%、外食が20.6%を占め、合わせて食費全体の3分の1を超えると指摘していま…
公開日: 2026年10月04日 01:37
身体活動は健康に役立つが、肥満の流れを変えるには足りない — ある研究者の論考
肥満は1990年代後半から世界的な「流行」として広く認識されてきました。著者は、肥満とそれに関連する併存疾患がもたらす経済的負担、すなわち医療に直接かかる費用と、早期死亡や生産性低下による間接的な費用が、高所得国・中所得国・低所得国を問わず社会的な関心事になってきたと整理しています。19の国際研究を…
公開日: 2026年10月02日 22:11
イネの塩害に強い品種の遺伝子領域をたどる研究 ― 生殖成長期の耐塩性に関わる第6染色体の候補領域を絞り込む
土壌の塩類集積(塩害)は、世界のイネ生産を妨げる大きな環境ストレスのひとつです。塩分が多い土壌では根が水を吸いにくくなり、ナトリウムや塩化物といった塩分の成分が植物の体内にたまって生育が落ちます。
公開日: 2026年10月02日 08:29
地中海食と日本食を比べる——「アンチエイジング」の観点から生活習慣を見直す系統的レビュー
地中海食と日本食は、どちらも世界的に「健康的な食事」として知られ、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。ただし著者らによれば、地中海食に関する研究の蓄積に比べ、日本食については論文数が少なく、その有効性は科学的に十分に解明されているとは言えない状況にあります。
公開日: 2026年10月02日 08:20
小学校での海洋ごみ授業は何を変えたか——神戸の5年生を対象にした研究の報告
海洋ごみは世界的な環境課題であり、なかでもプラスチックは分解されにくく、時間をかけて細かい破片になって海の生態系に蓄積していきます。研究チームは、この問題の長期的な解決は廃棄物処理の仕組みや政策だけでは足りず、人々の認識や日常の行動が変わるかどうかにも左右されると述べています。日本は廃棄物管理の体制…
公開日: 2026年10月01日 19:56
米由来グルコシルセラミドの摂取と血中免疫細胞の反応を調べた二つのヒト試験
私たちの体には、ウイルスや細菌が入り込んだときに即座に働く「自然免疫」という仕組みがあります。その中で重要な役割を担うのが、異物を取り込んで情報を他の免疫細胞へ伝える「抗原提示細胞」です。血液中を巡る単球(たんきゅう)や、樹状細胞と呼ばれる細胞がこれに当たります。
公開日: 2026年10月01日 10:32
成人の食物タンパク誘発性腸炎症候群(FPIES)の発作に対する経口薬の自宅対応を調べた観察研究
食物タンパク誘発性腸炎症候群(FPIES)は、特定の食物に含まれるタンパク質がきっかけとなって、腹痛や吐き気などの消化器症状が起こる病気です。従来は小児で知られてきましたが、研究チームは、成人でもこの病気が認識されるようになってきたと述べています。
公開日: 2026年10月01日 10:01
食物繊維の種類が揚げ紅ティラピアのフィッシュケーキに与える影響を調べた研究
魚のすり身を成形して揚げたフィッシュケーキは、多くの地域で親しまれている加工食品です。この研究で著者らは、原料に食物繊維を加えたときに、製品の性質がどう変わるのかを調べました。
公開日: 2026年10月01日 08:31
魚のアレルゲン「パルブアルブミン」は加熱でどう変わるか——20種の魚で調べた研究
魚アレルギーの主な原因物質として知られているのが、パルブアルブミンというタンパク質です。分子量は約11〜12キロダルトンで、カルシウムイオンと結びつく性質を持ち、多くの硬骨魚の筋肉に含まれています。論文によれば、魚アレルギー患者の半数以上がこのタンパク質に反応する検査結果を示すと報告されており、しか…
公開日: 2026年09月30日 09:20
加熱殺菌したビフィズス菌はサルコペニアの筋力を改善するか――24週間のランダム化比較試験
加齢とともに筋肉の量と力が落ちていく状態を「サルコペニア」と呼びます。虚弱や生活動作の障害、死亡リスクの上昇と強く結びつくため、高齢化が進む社会では大きな課題です。対策の柱は筋力トレーニングと栄養の改善ですが、持病があったり続けるのが難しかったりする高齢者では、効果が限られる場合があると論文は指摘し…
公開日: 2026年09月30日 08:39