研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
日本人の食事パターンを栄養・環境負荷・費用の面から最適化する試み:若年層と高年層の比較
偏った食事は、がんや心臓病などの非感染性疾患につながる予防可能な危険因子として最も大きなものとされています。多くの国では、どの食品をどれだけ食べるとよいかを示す「食品ベースの食事指針」が作られており、近年はこれに環境への配慮を組み込む国が増えています。食料の生産や流通が、温室効果ガスの排出、土地利用…
公開日: 2026年10月15日 06:19
状態の安定した肺移植後の患者における、たんぱく質摂取量と握力・消化器症状との関連
肺移植を受けた人は、栄養状態が悪くなったり、筋肉の働きが落ちたりするおそれがあることが知られています。しかし、たんぱく質を十分にとれていない場合に、体のどのような状態と結びついているのかは、はっきりしていませんでした。
公開日: 2026年10月12日 06:44
卵白ペプチドを含む複合サプリメントと健康な男性の性的な実感・疲労感の自己評価との関連を調べた後ろ向き解析
男性の性の健康は、性欲、勃起、満足感などさまざまな要素から成り立ち、血管や神経、ホルモン、心理状態などが複雑に関わっています。研究チームは、こうした側面を支える手段として食品成分に注目しました。中でも、卵白のたんぱく質を酵素で分解して得られる小さなペプチド(アミノ酸が数個から十数個つながったもの)に…
公開日: 2026年10月11日 08:59
ビタミンB1・B2・B3・B6の食事からの摂取量と胃がんの関係:国際共同データを統合した解析
胃がんは今も世界的に大きな健康課題です。ピロリ菌感染のほか、塩蔵食品、赤肉や加工肉、飲酒などの食習慣が危険因子として知られていますが、ビタミンなどの微量栄養素がどう関わるかについては、これまでの研究結果が一致していませんでした。
公開日: 2026年10月11日 08:40
卵白を分解したペプチドは朝の顔のむくみ感を和らげるか:健康な成人を対象とした比較試験
朝起きたときに顔がむくんでいると感じる人は少なくありません。著者らによると、こうした朝の顔のむくみは、眠っている間に体が横になることで体内の水分が顔や首の方へ移り、リンパの流れも弱まることで起こる、一時的で局所的なむくみです。起床後には自然に引いていきますが、重さや不快感が気分を下げ、日々の生活の質…
公開日: 2026年10月10日 22:07
米たんぱく質分解物が高脂肪食ラットの盲腸内N-アセチルアミノ酸を回復させたとする研究
食品のたんぱく質を分解した素材や発酵食品には、「ピログルタミルペプチド」と呼ばれる特殊な形のペプチドが広く含まれています。これは、端にグルタミンをもつペプチドが酵素を使わずに変化してできるもので、消化酵素で分解されにくい性質が報告されています。その一つであるピログルタミルロイシン(pyroGlu-L…
公開日: 2026年10月10日 22:04
黒大豆の種皮は胆汁酸とどれだけ結びつくか:黄大豆との比較とポリフェノールの役割
胆汁酸は肝臓でコレステロールから作られ、脂肪の消化を助けたあと、多くは腸から再吸収されて肝臓へ戻ります。食物成分が腸内で胆汁酸と結びつき便とともに排出されると、肝臓は失われた分を補うためにコレステロールから新しい胆汁酸を作ります。このため、胆汁酸と結びつく性質(胆汁酸結合能)は、コレステロールの代謝…
公開日: 2026年10月10日 22:00
北海道の2町で、減塩とカリウム摂取を促す地域ぐるみの支援を比べた研究
高血圧は心臓や血管の病気の大きな原因で、塩分のとりすぎは高血圧を招く重要な要因とされています。日本人の1日の平均食塩摂取量は10gを超えており、国際的にみても多い状態が続いています。
公開日: 2026年10月10日 21:47
日本人の食事摂取基準に沿った「栄養バランス食」と低糖質・高脂質食を比べた4週間の探索的ランダム化比較試験
食事のバランスというと、これまでは糖質と脂質の割合など、エネルギー源となる栄養素の比率が主に議論されてきました。糖質を減らして脂質を増やす「低糖質・高脂質(LCHF)食」は、減量や血糖コントロールへの効果が報告されてきた一方、肥満への効果はまだはっきりしていません。また、こうした研究の多くは糖質と脂…
公開日: 2026年10月09日 06:15
柑橘の皮に含まれるポリメトキシフラボノイドがSIRT1の働きを高める仕組みを分子レベルで調べた研究
SIRT1(サーチュイン1)は、体内でつくられる酵素です。NAD⁺という補酵素を使い、タンパク質に付いた「アセチル基」という小さな目印を外す反応(脱アセチル化)を担います。老化に関わる多くの代謝の仕組みを調節するとされ、低分子化合物によるSIRT1の活性化は、老化に関連する健康上の利点と結びつけて研…
公開日: 2026年10月09日 06:04
関節リウマチ患者を対象に、ベルト電極による電気刺激と栄養管理を組み合わせた6か月の外来リハビリの実施可能性と安全性を検討したパイロット研究
関節リウマチは、関節に炎症が起こる病気です。薬による治療は大きく進歩しましたが、患者の多くには、筋肉の量が減り筋力が落ちる「サルコペニア」がみられます。著者らによると、その主な背景には加齢、慢性的な炎症、ステロイド薬の繰り返しの使用、体を動かす機会の減少があります。サルコペニアを伴う関節リウマチの患…
公開日: 2026年10月09日 06:00
試料に浸して使う、ハイドロゲル一体型のガラス繊維製分析デバイスでグルコースを測る試み
紙などに細い流路を作り、液体試料をしみ込ませて反応させる小型の分析デバイスは、検査室の外でも手軽に分析できる道具として期待されています。一方で、結果を数値で正確に示す定量分析はまだ難しいとされています。デバイスに試料をどう取り込むかが、分析の性能に大きく影響するためです。
公開日: 2026年10月09日 05:30