研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
水域のマイクロプラスチックは魚介類へどう届くのか――取り込み、影響、食の安全をめぐる知見の整理
プラスチックごみは海や河口、川や湖に広く蓄積し、紫外線や波の力、摩耗などで細かく砕けていきます。こうしてできる、一般に5ミリメートル未満とされる小さな粒子が「マイクロプラスチック」です。分解されにくく、生き物の体に入り込みやすいことから、重要な環境問題になっています。
公開日: 2026年10月15日 05:39
農薬残留分析の最新動向を整理した総説 ― LC–MS/MSと前処理法の進展(2020〜2025年)
食品に残った農薬を正確に測ることは、食の安全や環境保全、そして公衆衛生を守るうえで欠かせません。この総説の著者らは、その分析に広く使われている「LC–MS/MS(液体クロマトグラフィー・タンデム質量分析法)」をめぐる近年の技術動向を整理しています。
公開日: 2026年09月30日 05:08
インド・グジャラート州の鶏肉流通網における細菌の保有状況と薬剤耐性を調べた研究
インドは鶏肉と鶏由来製品の一大生産国です。鶏肉の消費が増えるなかで、生産の集約化にともなう人獣共通感染症(動物から人へうつる感染症)のリスクをどう抑えるかが課題になっています。研究チームは、グジャラート州を対象に、この課題に取り組むための基礎データがこれまで乏しかった点に注目しました。
公開日: 2026年09月27日 07:49
養殖魚に潜む薬剤耐性菌のリスクとは 微生物叢を通じた抗生物質耐性の広がりを考える
魚の刺身や切り身は日常の食卓に並ぶ身近な食材ですが、その多くは養殖によって育てられています。養殖現場では魚の病気を防いだり治療したりするために抗生物質が使われることがあり、これが魚の体内や周囲の環境にすむ微生物にどのような影響を与えているのかが、近年の研究テーマとして注目されています。今回紹介するの…
公開日: 2026年09月08日 06:22
農薬と食品添加物、がんリスクの関係をどう考えるか──インドでの研究レビューから
「農薬を使った野菜は体に悪いのでは」「加工食品の保存料はがんの原因になるのでは」——こうした不安は世界各地で共有されていますが、実際のところ研究はどこまで明らかにしているのでしょうか。今回紹介するのは、インドを舞台に、農業で使われる化学農薬と食品の保存料が、がんとどのように関係しうるかを既存の研究知…
公開日: 2026年09月05日 01:42
食品保存料は使われたあと、環境中でどうなるのか——排水や土壌への影響を整理したレビュー
ソルビン酸や亜硝酸塩、EDTA、合成の酸化防止剤——これらはいずれも食品の腐敗を防いだり、色や風味を保ったりするために広く使われている食品保存料です。私たちは日々の食事を通じてこうした添加物の「食品としての安全性」を気にしますが、では使われた保存料が排水や生ごみとして環境中に出たあと、どこへ行き、ど…
公開日: 2026年08月09日 21:30
アフラトキシンB1がタイワンドジョウに与える影響とは? 血液・酸化ストレス・鰓の構造を調べた研究
アフラトキシンはカビが作り出す毒素の一種で、穀物や飼料が汚染される原因として世界的に注目されています。食品や飼料の安全性、そして養殖業の持続可能性に関わる問題として研究が進められていますが、魚に対してどのような影響を及ぼすのかはまだ十分にわかっていない部分があります。今回紹介する研究は、淡水魚の一種…
公開日: 2026年07月03日 03:25