研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

搾りかすを資源として見直す——クランベリー果実の加工残渣に関する総説 研究論文OpenAlexドイツ

搾りかすを資源として見直す——クランベリー果実の加工残渣に関する総説

クランベリーはツツジ科スノキ属の低木になる果実で、北米で広く栽培されるアメリカンクランベリー(Vaccinium macrocarpon)と、北欧や中欧などに分布するヨーロッパ産のツルコケモモ(V. oxycoccos)が代表的です。著者らによれば、生果のまま食べられる割合は限られており、大半はジュ…

公開日: 2026年10月02日 07:07

慢性腎臓病にともなう骨の弱りに、薬以外でできること――著者らが示した10の工夫 研究論文OpenAlexドイツ

慢性腎臓病にともなう骨の弱りに、薬以外でできること――著者らが示した10の工夫

慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の働きが長期にわたって低下した状態を指します。論文によれば、このCKDにともなう骨の弱り(CKD関連骨粗鬆症)は、CKDの患者さん全体のおよそ25%にみられます。腎機能の低下が進むほど起こりやすくなり、高齢の透析患者さんでは有病率が最大75%に達すると著者らは述べています…

公開日: 2026年10月02日 06:58

ケトジェニック食で重度の高コレステロールが生じた3症例の報告 — 家族性高コレステロール血症との見分け 研究論文OpenAlexドイツ

ケトジェニック食で重度の高コレステロールが生じた3症例の報告 — 家族性高コレステロール血症との見分け

家族性高コレステロール血症(FH)は、遺伝的な要因でLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール、以下LDL-C)が著しく高くなる病気で、若いうちから動脈硬化による心臓や血管の病気が起こりやすくなります。そのため、臨床的・検査的にFHが疑われる場合には、遺伝子検査や早期のコレステロール低下治療を…

公開日: 2026年10月02日 06:26

1975年の日本の食事は何が違ったのか——日本の食生活と健康長寿をめぐる論考 研究論文OpenAlexドイツ

1975年の日本の食事は何が違ったのか——日本の食生活と健康長寿をめぐる論考

日本は世界でも最高水準の平均寿命をもつ国として知られています。その理由として日本の食生活が挙げられることが多く、国際的な関心も集めてきました。著者らは、この長寿が主に生活水準の向上と医療の進歩によってもたらされたものであると述べた上で、食事が果たした役割についても検討しています。

公開日: 2026年10月01日 22:00

生活習慣スコアと血糖の状態との関連を調べたドイツ全国コホート(NAKO)の報告 研究論文OpenAlexドイツ

生活習慣スコアと血糖の状態との関連を調べたドイツ全国コホート(NAKO)の報告

食事、運動、喫煙、飲酒といった生活習慣は、それぞれが2型糖尿病の発症しやすさに関わることが知られています。研究チームは、これら4つの行動をまとめて点数化した「生活習慣リスク指標(LSRI)」を用いることで、個々の習慣だけを見るよりも全体としての関わりをとらえられるのではないかと考えました。

公開日: 2026年10月01日 10:15

腎移植を受けた人の食事と尿中ブロミド排泄量——女性で死亡リスクとの関連を報告した研究の紹介 研究論文OpenAlexドイツ

腎移植を受けた人の食事と尿中ブロミド排泄量——女性で死亡リスクとの関連を報告した研究の紹介

腎臓の移植を受けた人(腎移植レシピエント)は、移植後も生存率が十分に高いとは言えないことが知られています。研究チームは、その背景にある修正可能な要因の候補として「ブロミド(臭化物)の摂取が少ないこと」に着目しました。ブロミドは食品や飲料水などを通じて体内に取り込まれる物質で、尿として排泄されます。食…

公開日: 2026年10月01日 09:50

酸化ストレスの高い環境から、常温で多価不飽和脂肪酸をつくる細菌を探す 研究論文OpenAlexドイツ

酸化ストレスの高い環境から、常温で多価不飽和脂肪酸をつくる細菌を探す

多価不飽和脂肪酸(PUFA)は、アシル鎖に二重結合を二つ以上もつ脂肪酸です。論文によれば、PUFAは細胞膜の構成成分として働くほか、シグナル伝達にかかわる分子のもとにもなり、一部はヒトの食事に欠かせない必須栄養素だと説明されています。

公開日: 2026年09月30日 03:45

リシン摂取の効果は腸内の細菌・ファージ・宿主の相互作用で変わりうる — 老化した消化管細胞モデルでの検討 研究論文OpenAlexドイツ

リシン摂取の効果は腸内の細菌・ファージ・宿主の相互作用で変わりうる — 老化した消化管細胞モデルでの検討

リシンは人の体内で作ることができない必須アミノ酸で、腸でのカルシウムや鉄の吸収、タンパク質の合成、脂肪酸の代謝など、いくつもの細胞の働きに関わっています。研究チームによれば、近年は栄養補助食品やサプリメントといったさまざまな形でリシンを摂る人が増えており、とくに高齢者で目立つとされています。

公開日: 2026年09月29日 06:53

硫酸塩とマグネシウムを多く含むミネラルウォーターと便通に関する無作為化試験 研究論文OpenAlexドイツ

硫酸塩とマグネシウムを多く含むミネラルウォーターと便通に関する無作為化試験

慢性的な便秘は、腹部と脳の相互作用にかかわる不調のひとつとして広く知られており、生活の質を下げるだけでなく、医療費の面でも負担になると報告されています。治療の第一歩としては薬ではなく、食事や生活習慣の見直しが取られることが多く、その中には十分な水分をとることも含まれます。

公開日: 2026年09月28日 09:06

人と地球の健康を両立させる国際版「食事ピラミッド」の提案 研究論文OpenAlexドイツ

人と地球の健康を両立させる国際版「食事ピラミッド」の提案

食事のガイドラインは、各国の食料政策や学校などでの教育、さらには食料システム全体のあり方にまで影響を与えています。論文の著者らは、近年のガイドライン作成をめぐる論争に加えて、食事と関わりの深い慢性疾患の負担が増していること、そして環境への負荷が高まっていることを挙げ、人の健康と地球環境の双方に沿った…

公開日: 2026年09月28日 05:00

SNSは食の旅をどう動かすか——ドイツのZ世代を対象とした調査報告 研究論文OpenAlexドイツ

SNSは食の旅をどう動かすか——ドイツのZ世代を対象とした調査報告

旅行先で何を食べるかは、いまや旅そのものを決める大きな理由のひとつになっています。同時に、食に関する体験をどう見つけ、どう評価し、どう他者へ広めるかという過程には、ソーシャルメディア(SNS)が深く関わるようになりました。著者らは、こうした傾向がとりわけ強いとされるZ世代に注目しています。

公開日: 2026年09月26日 22:05

食品のたんぱく質量をより正確に計算するために:窒素-たんぱく質換算係数のデータベース「NiCE」 研究論文OpenAlexドイツ

食品のたんぱく質量をより正確に計算するために:窒素-たんぱく質換算係数のデータベース「NiCE」

食品にどれだけたんぱく質が含まれているかを正確に求めるには、たんぱく質を構成するアミノ酸の量を足し合わせるか、食品に含まれる窒素の総量に適切な換算係数をかける方法があります。この換算係数は「窒素-たんぱく質換算係数(NCF)」と呼ばれ、窒素の量からたんぱく質の量を見積もるための倍率にあたります。

公開日: 2026年09月26日 06:00