研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

マスタード搾りかすからタンパク質を取り出す——抽出方法の違いが性質を変える 研究論文Europe PMC中国

マスタード搾りかすからタンパク質を取り出す——抽出方法の違いが性質を変える

カラシナ(Brassica juncea、ブラウンマスタードやオリエンタルマスタードとも呼ばれます)の種子は、食用油の原料や香辛料として世界中で使われています。研究チームの説明によれば、油を搾ったあとに残る「種子ミール」や「搾りかす」は、もとの種子の重量の半分以上を占めるうえ、必須アミノ酸をすべて含…

公開日: 2026年09月29日 13:19

アズキのサポニン抽出物が肥満モデルマウスの脂質代謝に与えた影響を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

アズキのサポニン抽出物が肥満モデルマウスの脂質代謝に与えた影響を調べた研究

肥満は、体内に脂質が過剰にたまることを特徴とする代謝の異常として広く見られます。研究チームは、アズキ(学名 Vigna angularis)から取り出した2種類のサポニン豊富な抽出物に、肥満を抑える働きがあるのか、またその仕組みはどのようなものかを調べることを目的としました。

公開日: 2026年09月29日 12:48

褐藻抽出物を加えたゼラチン/キトサン膜による常温保存中の即食ナマコの品質保持 研究論文Europe PMC中国

褐藻抽出物を加えたゼラチン/キトサン膜による常温保存中の即食ナマコの品質保持

ナマコは中国で広く養殖されている海産動物で、下処理や加熱を済ませた「即食ナマコ(RTE-SC)」として流通しています。著者らによれば、生のナマコは自己消化(体内の酵素が自らの組織を分解する働き)が強く、収穫や輸送の刺激で体壁が崩れやすいため、加工品は冷凍保存と低温物流に頼ってきました。

公開日: 2026年09月29日 12:43

魚のにおい成分とたんぱく質の結びつきに、ショウガ由来成分がどう関わるか 研究論文Europe PMC中国

魚のにおい成分とたんぱく質の結びつきに、ショウガ由来成分がどう関わるか

サバなどの脂の多い魚を加工した製品では、油の酸化によって生じる「アルデヒド類」と呼ばれる成分が、独特の生臭さの原因になります。研究チームは、こうしたにおい成分が単に多いかどうかだけでなく、魚の筋肉に含まれるたんぱく質に結びついて留まっている点にも注目しました。たんぱく質に抱え込まれたにおい成分は、そ…

公開日: 2026年09月29日 12:18

乳酸菌発酵で白いんげん豆飲料はどう変わるか——理化学的性質・栄養・風味の変化を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

乳酸菌発酵で白いんげん豆飲料はどう変わるか——理化学的性質・栄養・風味の変化を調べた研究

植物由来の飲料への関心が高まる一方で、豆類には課題があります。研究チームは、豆類がたんぱく質や炭水化物、食物繊維、ミネラルに富む一方で、フィチン酸などの「抗栄養因子」と呼ばれる成分を含み、これがミネラルの利用効率を下げうることを背景として挙げています。フィチン酸はカルシウムやマグネシウム、亜鉛、銅、…

公開日: 2026年09月29日 11:59

タケノコの皮を微粉末にしてゲル化し、パンに使う――食感・安定性・風味への影響を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

タケノコの皮を微粉末にしてゲル化し、パンに使う――食感・安定性・風味への影響を調べた研究

タケノコを加工すると、皮や根元の部分が大量に残ります。著者らによれば、タケノコのバイオマスのうち利用されるのは40〜50%ほどで、毎年1764万〜2205万トンの皮が廃棄されるか、価値の低い飼料に回されているとされます。一方でこの皮には食物繊維や多糖類、フラボノイド、ステロールといった成分が含まれて…

公開日: 2026年09月29日 11:44

ドジョウの体内でセレンに関わる遺伝子はどう働くか――餌のセレン量と与える期間の組み合わせを分析した研究 研究論文Europe PMC中国

ドジョウの体内でセレンに関わる遺伝子はどう働くか――餌のセレン量と与える期間の組み合わせを分析した研究

セレンは魚にとって欠かせない微量元素です。体内に取り込まれたセレンは「セレンタンパク質」と呼ばれる物質に組み込まれ、細胞を傷つける過酸化物を取り除いて膜の構造を守る働きをします。ただし研究チームによれば、セレンの効き方はいわゆるU字型で、足りなければ代謝の乱れや免疫の低下を招き、多すぎれば毒性が現れ…

公開日: 2026年09月29日 11:38

エゴマ種子タンパク質を物理的処理で改質し、発酵ゲルの性質を高める研究 研究論文Europe PMC中国

エゴマ種子タンパク質を物理的処理で改質し、発酵ゲルの性質を高める研究

畜産の環境負荷を抑え、増え続ける世界の人口を養うため、食品業界は動物性タンパク質の代わりになる植物性の原料を探しています。大豆やエンドウ、ヒヨコマメなどはすでに研究が進んでいますが、著者らは、中国の薬食同源(医薬にも食品にも使われる)植物資源が持つタンパク質は長く見過ごされてきたと指摘します。こうし…

公開日: 2026年09月29日 11:08

熟成年数の違う六堡茶の水抽出物が、ゼブラフィッシュのアルツハイマー病様の症状をどう変えたか 研究論文Europe PMC中国

熟成年数の違う六堡茶の水抽出物が、ゼブラフィッシュのアルツハイマー病様の症状をどう変えたか

お茶に含まれるポリフェノールなどの成分が、アルツハイマー病に関わる酸化ストレスや神経の炎症をやわらげる可能性は、これまで数多く報告されてきました。ただし緑茶、白茶、黄茶、烏龍茶、紅茶、黒茶(後発酵茶)は製造法が異なるため成分の内訳も異なり、神経を守るはたらきの強さにもかなりの差があると論文は整理して…

公開日: 2026年09月29日 10:37

登熟期の水管理が香り米の食味と香気成分に与える影響——間断灌漑の効果を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

登熟期の水管理が香り米の食味と香気成分に与える影響——間断灌漑の効果を調べた研究

香り米は独特の香りと良好な食感から、市場で高い評価を受けている品種群です。その香りの決め手となるのが2-アセチル-1-ピロリン(2AP)と呼ばれる化合物で、著者らによれば、この成分の生成は品種の遺伝的性質だけでなく、栽培中の環境や農作業のやり方にも大きく左右されます。とくに水の管理は、2APの蓄積を…

公開日: 2026年09月29日 09:43

光の当て方が褐藻ワカメ類の成分と遺伝子にどう影響するか——ノコギリモクを使った培養実験の報告 研究論文Europe PMC中国

光の当て方が褐藻ワカメ類の成分と遺伝子にどう影響するか——ノコギリモクを使った培養実験の報告

研究チームが対象としたのは、北西太平洋沿岸に広く分布する大型の褐藻ノコギリモク(学名Sargassum muticum)です。この海藻は沿岸の藻場を構成する主要な種であり、生物多様性の維持や水質浄化といった役割を担う一方、さまざまな生理活性物質を含むことでも知られています。なかでも量が多く活性も高い…

公開日: 2026年09月29日 09:35

カボチャ粉末を加えるとタチウオのすり身ゲルはどう変わるか 研究論文Europe PMC中国

カボチャ粉末を加えるとタチウオのすり身ゲルはどう変わるか

タチウオ(Trichiurus haumela)は中国で漁獲量・加工量ともに多い魚で、生食のほかに魚肉だんごや魚肉ソーセージ、カニ風味かまぼこといった「すり身製品」へ加工されます。こうした製品の品質は、魚肉のたんぱく質(筋原線維たんぱく質)が加熱によって網目状に固まる力、すなわちゲル形成能に大きく左…

公開日: 2026年09月29日 08:53