ナイアシン当量ビタミン単位:mg

この栄養素について

ナイアシン(皮膚や粘膜の健康維持を助ける)として数えた量 出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

消費者庁の表示:【MEXT食品成分DB 解説】ナイアシンは、体内で同じ作用を持つニコチン酸、ニコチン酸アミド等の総称であり、酸化還元酵素の補酵素の構成成分として重要である。 【消費者庁 別表第11】ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。

もっと詳しく(ナイアシン当量が属する「ナイアシン」の解説)

ナイアシンとは?

ナイアシンとは、狭義ではニコチン酸とニコチンアミドを指し、広義ではナイアシン活性を有する化合物の総称である。ナイアシンは食品からの摂取以外に、生体内でトリプトファンからも合成される。ニコチンアミドとニコチン酸の総量であるナイアシン量と、体内でトリプトファンから生合成されるナイアシン量との合計をナイアシン当量という。

体内での働き

ナイアシンは、NAD及びNADPの形態で、酸化還元反応を触媒する酵素の補酵素として電子の授受を行う。ナイアシンは、解糖系、クエン酸回路(TCA回路)、電子伝達系、脂肪酸のβ酸化、糖新生経路、脂肪酸合成経路、ステロイドホルモン合成経路、アルコール代謝、ビタミンC及びビタミンEを介する抗酸化系など様々な代謝経路に関与し、特にエネルギー産生栄養素代謝及びエネルギー産生において重要な役割を果たす。

不足したとき

ナイアシンが欠乏すると、ナイアシン欠乏症(ペラグラ)が発症する。ペラグラの主症状は、皮膚炎、下痢、精神神経症状である。

とりすぎたとき

通常の食品を摂取している人で、過剰摂取による健康障害が発現したという報告は見当たらない。

出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

1日の食事摂取基準(2025年版・成人)

  • 推奨量男 15mgNE / 女 11mgNE
  • 耐容上限量男 300mgNE / 女 250mgNE

ナイアシン当量を多く含む食品(可食部100gあたり・上位20)

順位食品含有量食品群目安量
1 まいたけ 乾(推定)(69.0) mg きのこ類
2 <魚類> (たら類) すけとうだら たらこ 焼き(推定)(62.0) mg 魚介類
3 <魚類> (かつお類) 加工品 かつお節61.0 mg 魚介類 1パック=約5g
4 <魚類> (かつお類) 加工品 裸節(推定)(60.0) mg 魚介類
5 <魚類> (たら類) すけとうだら たらこ 生54.0 mg 魚介類 1腹(小)=50g
6 <魚類> (かつお類) 加工品 削り節54.0 mg 魚介類 1カップ=10g
7 <コーヒー・ココア類> コーヒー インスタントコーヒー(推定)(48.0) mg し好飲料類 大さじ1杯=約4g/小さじ1杯=約1g
8 <魚類> (かつお類) 加工品 なまり節(推定)(42.0) mg 魚介類 1本=約500g
9 こめ [その他] 米ぬか38.0 mg 穀類
10 <魚類> とびうお 煮干し32.0 mg 魚介類
11 <魚類> (さば類) ごまさば さば節(推定)(29.0) mg 魚介類
12 <魚類> とびうお 焼き干し29.0 mg 魚介類
13 <魚類> (いわし類) かたくちいわし 田作り(推定)(29.0) mg 魚介類 10尾=約4g
14 <その他> 酵母 パン酵母 乾燥(推定)(28.0) mg 調味料及び香辛料類 小さじ1杯=約2g
15 <魚類> (いわし類) かたくちいわし 煮干し(推定)(28.0) mg 魚介類 10尾=約20g
16 らっかせい 大粒種 いり28.0 mg 種実類 殻つき10個=約25g
17 <その他> 酵母 パン酵母 圧搾27.0 mg 調味料及び香辛料類 大さじ1杯=約8g
18 <鳥肉類> にわとり [若どり・主品目] むね 皮なし 焼き27.0 mg 肉類
19 <魚類> (さけ・ます類) しろさけ サケ節 削り節(推定)(27.0) mg 魚介類
20 <魚類> (あじ類) むろあじ くさや(推定)(26.0) mg 魚介類 1尾=約130g

※可食部100gあたり。日本食品標準成分表(八訂)増補2023より(収録食品 2538件から集計)。目安量は収載がある食品のみ表示。推定値は文部科学省が括弧付きで公表する公式推定値。数値は成分表の表記のまま:(値)=公式の計算値または推定値、Tr=微量(最小記載量の1/10以上5/10未満)、(Tr)=微量と推定(未測定)、0=最小記載量の1/10未満または検出されず、(0)=含まれていないと推定(未測定)。

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