カルシウム無機質単位:mg

この栄養素について

骨や歯の主要な構成要素で、細胞の働きにも必須 出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

消費者庁の表示:【MEXT食品成分DB 解説】カルシウムは、骨の主要構成要素の一つであり、ほとんどが骨歯牙組織に存在している。細胞内には微量しか存在しないが、細胞の多くの働きや活性化に必須の成分である。 【消費者庁 別表第11】カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素です。 【消費者庁 別表第11 注意喚起表示】本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。1日の摂取目安量を守ってください。

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カルシウムとは?

カルシウム(calcium)は原子番号20、元素記号Ca、アルカリ土類金属の一つである。カルシウムは、体重の1~2%を占め、その99%は骨及び歯に存在し、残りの約1%は血液や組織液、細胞に含まれている。

体内での働き

血液中のカルシウム濃度は、比較的狭い範囲(8.5~10.4 mg/dL)に保たれており、濃度が低下すると、副甲状腺ホルモンの分泌が増加し、主に骨からカルシウムが溶け出し、元の濃度に戻る。したがって、副甲状腺ホルモンが高い状態が続くと、骨からのカルシウムの溶出が大きくなり、骨の粗鬆化を引き起こすこととなる。

不足したとき

カルシウム摂取量と骨量、骨密度、骨折との関係を検討した疫学研究をまとめたメタ・アナリシスによると、摂取量と骨量、骨密度との間には多くの研究で有意な関連が認められている。カルシウム摂取量と骨折発生率との関連を検討した我が国で行われた疫学研究では、有意な関連(摂取量が少ない集団での発生率の増加)が認められているが、世界各地の研究をまとめたメタ・アナリシスでは、摂取量と発生率の間に意味のある関連は認められなかった。このように、疫学研究の結果は必ずしも一致していない。

とりすぎたとき

カルシウムの過剰摂取によって起こる障害として、高カルシウム血症、高カルシウム尿症、軟組織の石灰化、泌尿器系結石、前立腺がん、鉄や亜鉛の吸収障害、便秘などが挙げられる。2008年、2010年にカルシウムサプリメントの使用により、心血管疾患のリスクが上昇することが報告されている。この報告に対しては様々な議論があるが、通常の食品ではなく、サプリメントやカルシウム剤の形での摂取には注意する必要がある。

出典:日本人の食事摂取基準(2025年版)(厚生労働省)

1日の食事摂取基準(2025年版・成人)

  • 推奨量男 800mg / 女 650mg
  • 耐容上限量2500mg

カルシウムを多く含む食品(可食部100gあたり・上位10)

順位食品含有量食品群目安量
1 <えび・かに類> (えび類) 加工品 干しえび 7100 mg 魚介類 大さじ1=6g
2 <えび・かに類> (かに類) 加工品 がん漬 4000 mg 魚介類
3 <魚類> とびうお 焼き干し 3200 mg 魚介類
4 <香辛料類> バジル 粉 2800 mg 調味料及び香辛料類
5 <魚類> (いわし類) かたくちいわし 田作り 2500 mg 魚介類 10尾=約4g
6 <その他> ベーキングパウダー 2400 mg 調味料及び香辛料類 小さじ1=3.8g/大さじ1=11.3g/½カップ(100mL)=75g
7 <魚類> (いわし類) かたくちいわし 煮干し 2200 mg 魚介類 10尾=約20g
8 <えび・かに類> (えび類) さくらえび 素干し 2000 mg 魚介類
9 <えび・かに類> (えび類) 加工品 つくだ煮 1800 mg 魚介類
10 けし 乾 1700 mg 種実類 大さじ1杯=約9g

※可食部100gあたり。日本食品標準成分表(八訂)増補2023より(収録食品 2536件から集計)。目安量は収載がある食品のみ表示。推定値は文部科学省が括弧付きで公表する公式推定値。

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