研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

プロポリス抽出液で処理した包装用紙の抗菌性を調べた研究 研究論文Europe PMCブルガリア

プロポリス抽出液で処理した包装用紙の抗菌性を調べた研究

食品を守る包装材には、外からの汚れや衝撃を防ぐ役割に加えて、近年は中身に働きかける「活性包装」としての機能が期待されています。活性包装とは、包装材そのものが微生物の増殖を抑える成分を放出したり、余分な水分や酸素を取り除いたりするしくみを備えたものです。研究チームは、この抗菌成分として天然物であるプロ…

公開日: 2026年09月29日 09:06

ヘンプとオーツの搾りかすを乳酸発酵させると何が変わるのか——タンパク質と機能性を調べた研究 研究論文Europe PMCリトアニア

ヘンプとオーツの搾りかすを乳酸発酵させると何が変わるのか——タンパク質と機能性を調べた研究

植物油をしぼったあとに残る「プレスケーキ(搾りかす)」は、タンパク質や食物繊維、有用な成分を多く含んでいます。それにもかかわらず、多くは廃棄されたり家畜のえさなど付加価値の低い用途にとどまっている、と著者らは指摘しています。なかでもヘンプ(麻の実)を低温圧搾した搾りかすは、タンパク質を20〜40%含…

公開日: 2026年09月29日 09:01

カボチャ粉末を加えるとタチウオのすり身ゲルはどう変わるか 研究論文Europe PMC中国

カボチャ粉末を加えるとタチウオのすり身ゲルはどう変わるか

タチウオ(Trichiurus haumela)は中国で漁獲量・加工量ともに多い魚で、生食のほかに魚肉だんごや魚肉ソーセージ、カニ風味かまぼこといった「すり身製品」へ加工されます。こうした製品の品質は、魚肉のたんぱく質(筋原線維たんぱく質)が加熱によって網目状に固まる力、すなわちゲル形成能に大きく左…

公開日: 2026年09月29日 08:53

ヤマブシタケの液体培養から13種の新規イソインドリノン系アルカロイドを報告 研究論文Europe PMC中国

ヤマブシタケの液体培養から13種の新規イソインドリノン系アルカロイドを報告

食用でもあり薬用でもあるキノコ、ヤマブシタケ(Hericium erinaceus)は、中国の伝統医学で胃の不調に対して千年以上にわたり用いられてきたと論文は述べています。この菌は多様な成分をつくり、なかでもイソインドリノン系アルカロイドと呼ばれる一群は、特徴的な芳香族の骨格をもつ化合物として注目さ…

公開日: 2026年09月29日 08:48

ヒシの殻粉を混ぜたキトサン包装フィルム——3品種の比較研究 研究論文Europe PMC中国

ヒシの殻粉を混ぜたキトサン包装フィルム——3品種の比較研究

果物や野菜を加工すると、皮や殻といった副産物が大量に生まれます。従来これらは焼却や埋め立てで処分されてきましたが、研究チームによれば、こうした副産物には食物繊維やポリフェノールなど価値のある成分が豊富に含まれており、機能性のある食品包装フィルムの材料として使える可能性があります。

公開日: 2026年09月29日 08:44

ポップコーンの「食べもの全体の構造」と血糖応答のつながりを調べた研究 研究論文Europe PMCメキシコ

ポップコーンの「食べもの全体の構造」と血糖応答のつながりを調べた研究

炭水化物の多い食品を食べたあと、血糖値がどのくらい上がりやすいかを示す指標に「血糖指数(GI)」があります。研究チームは、この指数がでんぷんの量だけで決まるのではなく、食品の中でさまざまな成分がどう組み合わさっているか、いわゆる「フードマトリクス(食品の構造・組成の全体)」に左右される点に注目しまし…

公開日: 2026年09月29日 08:39

スペイン・ブルゴスの小売ムール貝における腸管系ウイルスの検出状況を調べた研究 研究論文Europe PMCブラジル

スペイン・ブルゴスの小売ムール貝における腸管系ウイルスの検出状況を調べた研究

二枚貝は海水を大量に取り込んで餌をこしとる「ろ過食」の生活をしているため、周囲の水に含まれる汚染物質や微生物を体内、とくに消化器官にためこみやすい性質があります。ムール貝のような二枚貝は生や軽い加熱で食べられることも多く、体内に病原体が残っていれば健康上のリスクになりえます。

公開日: 2026年09月29日 08:34

お茶の成分を閉じ込める「ヒシのデンプン」——多孔質エアロゲルの開発と性質を調べた研究 研究論文Europe PMC中国

お茶の成分を閉じ込める「ヒシのデンプン」——多孔質エアロゲルの開発と性質を調べた研究

石油由来のプラスチック包装は分解されにくく、環境中に長く残ることが問題となっています。そこで著者らは、植物由来の素材でつくれて、しかも食品を守る働きを持つ包装材料に注目しました。

公開日: 2026年09月29日 08:27

腸と皮膚をつなぐ「腸‐皮膚軸」——アトピー性皮膚炎と炎症性腸疾患の関係を整理した総説 研究論文Europe PMC

腸と皮膚をつなぐ「腸‐皮膚軸」——アトピー性皮膚炎と炎症性腸疾患の関係を整理した総説

私たちの体の中で、腸と皮膚はどちらも外の世界と接する「境界」の役割を担っています。どちらの表面にも多種多様な微生物(細菌・ウイルス・真菌など、いわゆる微生物叢/マイクロバイオータ)が住みつき、組織の状態を保ち、免疫のはたらきを調整し、環境からの刺激を防ぐことに関わっています。

公開日: 2026年09月29日 04:38

腸内細菌の代謝は神経変性疾患とどう関わるのか——総説論文が整理した研究状況 研究論文Europe PMC中国

腸内細菌の代謝は神経変性疾患とどう関わるのか——総説論文が整理した研究状況

認知症とともに生きる人の数は、2019年時点で5740万人と推定され、2050年には1億5280万人に達すると予測されています。この総説の著者らは、アルツハイマー病(AD)、パーキンソン病(PD)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)といった神経変性疾患が、それぞれ異なる神経系を侵し異なるタンパク質異常を示…

公開日: 2026年09月29日 04:31

ヨウ素とセレンは、金属による甲状腺への影響を左右するのか――人とほ乳類の研究データを整理した総説 研究論文Europe PMCギリシャ

ヨウ素とセレンは、金属による甲状腺への影響を左右するのか――人とほ乳類の研究データを整理した総説

甲状腺は、体の代謝を調節するホルモンをつくる臓器です。そのホルモンの材料になるのがヨウ素で、食事から取り込まれたヨウ素が甲状腺でホルモンへと組み込まれます。一方セレンは、ホルモンを活性型に変えたり働きを弱めたりする酵素(脱ヨウ素酵素)や、細胞を酸化ストレスから守るタンパク質の材料になります。著者らは…

公開日: 2026年09月29日 04:26

手術前に炭水化物飲料を飲む方法は、どこまで共通しているのか——82件の研究を見渡した調査 研究論文Europe PMC中国

手術前に炭水化物飲料を飲む方法は、どこまで共通しているのか——82件の研究を見渡した調査

手術は体に大きな負担をかけます。組織の損傷や麻酔などをきっかけに、体内では酸化ストレスと呼ばれる反応が進み、さらに手術後にはインスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」や一時的な高血糖が起こることが知られています。著者らによれば、こうした変化は感染リスクの上昇や傷の治りの遅れ、入院期間の長期化と関…

公開日: 2026年09月28日 22:54