研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
植物由来カスタードにビタミンD3を配合 ― カルシウム供給と骨組織への影響を調べた研究
カスタードパウダーは、とうもろこしでんぷんを主体に香料やミネラル・ビタミンを加えた粉末食品で、熱湯を注いで手軽に調製できるため、熱帯地域の多くの国では朝食や離乳食として広く使われています。著者らは、この親しみやすく調理が容易な食品を、栄養素を届ける「器」として活用できる点に着目しました。
公開日: 2026年09月30日 08:30
ヤシオオオサゾウムシ幼虫の栄養と安全性を調理法別に調べた研究
ガーナでは、ヤシの木に育つヤシオオオサゾウムシ(Rhynchophorus phoenicis)の幼虫が伝統的な食用昆虫として食べられており、その消費は増えていると論文は述べています。しかし著者らによれば、調理によって栄養成分や安全性がどう変わるのかについての総合的なデータは乏しいままでした。
公開日: 2026年09月28日 19:59
砂質土で育てたゼラニウムに、アゾラとモリンガの抽出液を土壌施用した研究
ゼラニウム(Pelargonium graveolens L.)は、地中海地域を原産とする常緑の多年草で、精油を採るために広く栽培されています。この精油にはゲラニオール、シトロネロール、リナロールといった香り成分が多く含まれ、香水や化粧品、アロマセラピーの分野で使われています。論文によれば、ゼラニウ…
公開日: 2026年09月27日 06:59
ラクダ乳の脂肪を使った母乳脂質の代替品づくり — 母乳との類似性を比べた研究
母乳は乳児の栄養の基準とされますが、著者らによれば、生後0〜6か月で完全母乳育児を受けている乳児は44%にとどまります。母乳が得られない場合には育児用ミルク(乳児用調製粉乳)が代わりに用いられます。乳児のエネルギー摂取のおよそ半分は脂肪が占めるため、脂肪の質をどこまで母乳に近づけられるかが課題になり…
公開日: 2026年09月19日 08:15
痩せた砂質土壌で小麦を育てる:微生物とバナナの皮の抽出物を組み合わせた研究
小麦は世界80カ国以上でカロリーとタンパク質の主要な供給源となっている作物です。人口増加にともない需要はさらに高まると見込まれていますが、エジプトのように国内生産だけでは消費量を大きく下回る国もあり、砂漠を農地に転換した「造成砂質土壌」での栽培拡大が進められています。ただし砂質土壌は水や養分を保持す…
公開日: 2026年09月07日 05:07
色つき米ハッサウィ種は栄養価が高い? 主要イネ品種との比較研究
お米には白いものだけでなく、黒や赤みを帯びた色つきの品種も存在します。こうした色つき米には、天然のアントシアニンやポリフェノールなどの植物由来成分が含まれていることが知られており、育種の現場でも注目が集まっています。今回紹介する研究では、サウジアラビアで栽培される「ハッサウィ米」という在来品種に着目…
公開日: 2026年09月03日 08:37
サトウキビ由来の有機肥料で砂質土壌のナス栽培を改善できるか、圃場試験で検証
ナスやトマトなどの野菜づくりでは、土壌の肥沃度が収量や品質を大きく左右します。しかし、砂質土壌は保水力や養分保持力が乏しく、持続的な野菜生産にとって大きな制約となることが知られています。化学肥料に頼りすぎない形で、こうした砂質土壌を改良しながら収量や品質を高める方法はあるのでしょうか。今回紹介する研…
公開日: 2026年07月10日 00:28