研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

オーストラリアの思春期の若者における食事内容と抑うつ・不安の発症の関連を3年間追った研究 研究論文OpenAlexオーストラリア

オーストラリアの思春期の若者における食事内容と抑うつ・不安の発症の関連を3年間追った研究

抑うつや不安は、よくみられる心の不調で、論文では「一般的な精神疾患」と呼ばれています。著者らは、思春期のこうした心の不調と食事の質について、同じ人を時間をかけて追跡し、両者の時間的な関係を調べる研究がもっと必要だと指摘しています。

公開日: 2026年10月19日 19:38

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析 研究論文OpenAlexオーストラリア

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析

膀胱がんは世界で9番目に多いがんで、男性では6番目に多いとされています。喫煙、ヒ素などで汚染された飲み水、職場での特定の化学物質への曝露などが、すでに知られている危険因子です。食べ物に含まれる発がん性物質やその代謝物は尿として排出され、膀胱の内側に触れるため、食事も膀胱がんのリスクに関わる可能性が指…

公開日: 2026年10月18日 06:44

超加工食品の研究成果を、臨床の食事指導でどの「解像度」で使うべきかを論じた意見論文 研究論文OpenAlexオーストラリア

超加工食品の研究成果を、臨床の食事指導でどの「解像度」で使うべきかを論じた意見論文

加工度の高い食品、いわゆる「超加工食品」をどう扱うかは、食事指導でも関心が高まっている話題です。今回紹介する論文は、新しいデータを集めた実験や調査ではなく、著者らが自らの考えを示す意見論文です。抄録によると、著者らは超加工食品に関する研究成果を、栄養士などが行う臨床の食事指導にどう生かすのが適切かを…

公開日: 2026年10月13日 05:10

UAEの大学生にみる食事の炎症指標・食行動と体組成の関係 研究論文OpenAlexオーストラリア

UAEの大学生にみる食事の炎症指標・食行動と体組成の関係

食事の内容には、体内の炎症を促しやすいものと抑えやすいものがあると考えられており、その傾向を数値で表す指標として「食事性炎症指数(DII)」が使われています。また、過度な食事制限や食べ物へのこだわりといった、乱れた食行動も体の状態に関わる可能性があります。

公開日: 2026年10月11日 08:33

感情的な食行動と睡眠の問題は関連するのか——オランダの大規模追跡研究が10歳から18歳までを調べる 研究論文OpenAlexオーストラリア

感情的な食行動と睡眠の問題は関連するのか——オランダの大規模追跡研究が10歳から18歳までを調べる

イライラや不安、落ち込みといった嫌な気持ちに反応して食べてしまう傾向を「感情的な食行動(エモーショナル・イーティング)」と呼びます。著者らによれば、この傾向は幼い子どもには少ないものの、思春期の入り口あたりから現れて一般的になり、体重が高めであることや健康的でない食事パターンと結びつくことが報告され…

公開日: 2026年10月03日 05:28

心筋梗塞後の患者における超加工食品の摂取と脳卒中死亡リスク — Alpha Omega Cohortの前向き解析 研究論文OpenAlexオーストラリア

心筋梗塞後の患者における超加工食品の摂取と脳卒中死亡リスク — Alpha Omega Cohortの前向き解析

すでに心臓や血管の病気を経験した人にとって、超加工食品を多く食べる食生活が死亡リスクにどう関わるのかは、はっきりしていませんでした。超加工食品とは、工業的な加工を重ねてつくられた食品を指す分類で、この研究では食品を加工の程度で分けるNova分類という仕組みにもとづいて特定されています。

公開日: 2026年10月02日 06:16

食事の内容と不安・抑うつ症状の関連を調べた、スコットランドの高齢者コホート研究 研究論文OpenAlexオーストラリア

食事の内容と不安・抑うつ症状の関連を調べた、スコットランドの高齢者コホート研究

うつや不安といった一般的な精神疾患は、世界全体の疾病負担・障害・経済的コストの大きな要因のひとつです。遺伝的な要因や幼少期の逆境といった従来からの危険因子に加えて、近年は食事のような「変えられる生活習慣」が予防や治療の手がかりになるのではないかという関心が高まっています。ただし研究ごとに設計や食事の…

公開日: 2026年09月28日 17:10

スウェーデンのネットスーパーにおける商品配置と、目立つ位置に置かれる食品の健康度を調べた研究 研究論文OpenAlexオーストラリア

スウェーデンのネットスーパーにおける商品配置と、目立つ位置に置かれる食品の健康度を調べた研究

オンラインでの食料品購入が急速に増えるなかで、著者らは、デジタル上の食品小売環境が人々の食生活のあり方を左右する重要な要因になっていると述べています。実店舗のスーパーマーケットについては、どのような売り方の工夫が買い物客に影響するかがすでによく理解されている一方、オンラインの売り場に関する証拠は限ら…

公開日: 2026年09月25日 22:26

地中海食とDASH食、心不全の発症リスクとの関連を英国の大規模データで比較した研究 研究論文OpenAlexオーストラリア

地中海食とDASH食、心不全の発症リスクとの関連を英国の大規模データで比較した研究

心不全は、心臓が全身に十分な血液を送り出せなくなる状態で、著者らは世界で5600万人が影響を受け、英国だけでも100万人を超える人に見られると述べています。治療の第一選択は薬物療法ですが、病気の早い段階で生活習慣などの「変えられる要因」に働きかける手段として、食事への関心が高まっていると論文は説明し…

公開日: 2026年09月25日 07:10

「超加工食品」と臨床栄養のあいだ — 経口栄養補助食品をめぐる枠組みの再検討 研究論文OpenAlexオーストラリア

「超加工食品」と臨床栄養のあいだ — 経口栄養補助食品をめぐる枠組みの再検討

食品を「工業的な加工の程度と目的」によって分類する枠組みに、Nova分類と呼ばれるものがあります。この分類から導かれた公衆衛生上の提言、すなわち「超加工食品はできるだけ減らすべきだ」という考え方は、現在では各国の食事指針や規制の設計にまで影響を及ぼしています。

公開日: 2026年09月25日 05:17

超加工食品と肥満の研究で「いつ食べたか」は見落とされているのか——測定方法を問い直すレビュー 研究論文OpenAlexオーストラリア

超加工食品と肥満の研究で「いつ食べたか」は見落とされているのか——測定方法を問い直すレビュー

超加工食品(UPF)と肥満の関係を調べる研究のほとんどは、食事に占めるUPFの割合を一つの数値で表しています。具体的には、Nova分類の第4群(超加工食品)に由来するエネルギーや重量の比率を計算し、それを複数日にわたって平均した値です。この総説の著者らは、この単一の数値が事実上「曝露そのもの」として…

公開日: 2026年09月19日 11:51

多内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)の食事支援をめぐる栄養士の実践——妨げとなる要因と支えとなる要因の調査 研究論文OpenAlexオーストラリア

多内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)の食事支援をめぐる栄養士の実践——妨げとなる要因と支えとなる要因の調査

多内分泌代謝性卵巣症候群(PMOS)は、生殖年齢の女性にみられる頻度の高い内分泌(ホルモン)の疾患です。国際的な根拠にもとづく診療指針では、食事や栄養を含む生活習慣への働きかけが第一に選ばれる対応として位置づけられています。そのため、栄養の専門資格をもつ管理栄養士・栄養士(ダイエティシャン)は、こう…

公開日: 2026年09月15日 18:54