研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

植物由来の代替肉は栄養面で肉や従来の植物性たんぱく質とどう違うか:製品比較と置き換えのモデル分析 研究論文OpenAlexオーストラリア

植物由来の代替肉は栄養面で肉や従来の植物性たんぱく質とどう違うか:製品比較と置き換えのモデル分析

植物を原料に肉の見た目や食感を再現した「植物由来の代替肉」への関心は世界的に急速に高まっています。一方で、こうした製品が栄養面で肉の代わりになるのか、豆類などの従来の植物性たんぱく質と比べてどうなのかは、はっきりしていませんでした。

公開日: 2026年10月15日 05:36

中国のコンブ養殖を支える構造と、機械化・沖合展開の課題 研究論文OpenAlexオーストラリア

中国のコンブ養殖を支える構造と、機械化・沖合展開の課題

中国のコンブ養殖を機械化し、波や流れの強い沖合へ広げるには、何を変える必要があるのでしょうか。著者らは、養殖する海藻そのものではなく、それを支えるロープ、浮き、海底への固定設備に着目し、既存の文献や事例を整理しました。対象はマコンブの一種であるSaccharina japonicaの養殖施設です。

公開日: 2026年10月04日 15:48

未利用魚を使ったフィッシュフィンガーを消費者はどう評価するか 研究論文OpenAlexオーストラリア

未利用魚を使ったフィッシュフィンガーを消費者はどう評価するか

漁で目的の魚以外に網に入る「混獲」の魚には、市場価値が低いために廃棄されてしまう種類が少なくありません。こうした魚は「未利用魚」と呼ばれ、多くの漁業で廃棄が続いていることが課題となっています。

公開日: 2026年09月25日 09:01

土壌有機物は作物の生産性にどれだけ必要か——長期試験と無土壌栽培から問い直す総説 研究論文OpenAlexオーストラリア

土壌有機物は作物の生産性にどれだけ必要か——長期試験と無土壌栽培から問い直す総説

土壌有機物(SOM)は、土の中にある生物由来の物質のことで、枯れた植物や動物の遺体、微生物などが分解されてできたものを指します。この総説では、土壌中の微生物や根といった生きている成分も含める広い定義が採用されています。SOMは長らく「土壌の健康」の指標とされ、持続的な作物生産の前提条件のように語られ…

公開日: 2026年09月23日 05:35

水不足の稲作を支えるか——バイオフィルム微生物肥料が稲の生育・収量・玄米成分に与えた影響 研究論文OpenAlexオーストラリア

水不足の稲作を支えるか——バイオフィルム微生物肥料が稲の生育・収量・玄米成分に与えた影響

稲は主食作物のなかでも特に多くの水を必要とします。著者らは、稲作が世界の灌漑用水の34〜43%を占め、淡水取水量全体の24〜30%に関わると報告されている点を出発点としています。スリランカの慣行的な稲作では、米1kgを生産するのにおよそ3,000〜5,000Lの水が必要とされ、小麦・大麦・トウモロコ…

公開日: 2026年09月22日 05:57

莢の肥大期に3日間の高温を受けたレンズマメの種子品質はどう変わるか 研究論文OpenAlexオーストラリア

莢の肥大期に3日間の高温を受けたレンズマメの種子品質はどう変わるか

レンズマメは世界50か国以上で栽培される温帯性の食用豆で、たんぱく質を多く含む作物として需要が高まっています。研究チームによれば、オーストラリアは世界第3位の生産国で、栽培は南オーストラリア州とビクトリア州の降水量が少ない地域が中心です。これらの地域では高温と水不足がしばしば収量を制約しており、論文…

公開日: 2026年09月16日 05:30

大気中のCO2が増えると、ダイズの収量は増えても油の性質は単純には決まらない 研究論文OpenAlexオーストラリア

大気中のCO2が増えると、ダイズの収量は増えても油の性質は単純には決まらない

大気中の二酸化炭素(CO2)濃度は年々上昇を続けており、農作物の生育に影響を与えることが知られています。CO2は植物の光合成の材料であるため、濃度が上がると収量が増えるという報告は以前からありますが、収穫される種子の中身、とくに油の量や質までが同じように変わるのかどうかは、長期的なデータが少なく、は…

公開日: 2026年09月09日 07:23

医療機関の食事提供とサステナビリティ政策はかみ合っているか——オーストラリアの政策を検証した研究 研究論文OpenAlexオーストラリア

医療機関の食事提供とサステナビリティ政策はかみ合っているか——オーストラリアの政策を検証した研究

病院や介護施設などの医療機関で提供される食事は、患者の健康だけでなく、施設全体の環境負荷にも関わっています。近年、植物性食品を中心とした食生活は、健康面でも環境面でも注目される選択肢とされてきました。しかし、こうした食品が実際に医療機関向けの政策の中でどのように扱われているのかは、これまであまり整理…

公開日: 2026年09月04日 01:28

オーストラリアのサンゴ礁に潜む毒素産生藻類「ガンビエルディスクス・ホルメシー」を見つけ出すDNA検査法 研究論文OpenAlexオーストラリア

オーストラリアのサンゴ礁に潜む毒素産生藻類「ガンビエルディスクス・ホルメシー」を見つけ出すDNA検査法

シガテラ中毒は、熱帯・亜熱帯の海でサンゴ礁魚を食べた際に起こることがある食中毒で、原因はシガトキシンという強い神経毒です。この毒はガンビエルディスクス属やフクヨア属という、海底の岩やサンゴ礁の海藻の表面にすみつく微小な渦鞭毛藻(かべんもう藻)が作り出し、それを食べた草食性の魚から肉食魚へと食物網を通…

公開日: 2026年09月02日 05:33

ハーブ「ゼータリア・ムルティフローラ」の葉粉末をブロイラーの飼料に加えると何が起きるか 研究論文OpenAlexオーストラリア

ハーブ「ゼータリア・ムルティフローラ」の葉粉末をブロイラーの飼料に加えると何が起きるか

鶏肉の生産現場では、抗生物質に頼らずに成長効率や肉の品質を高める工夫が求められています。その候補として近年注目されているのが、地中海沿岸や中東の乾燥地帯に自生するシソ科のハーブ、ゼータリア・ムルティフローラです。イランのシラーズ大学やオーストラリアのセントラル・クイーンズランド大学などの研究グループ…

公開日: 2026年09月02日 01:34

白ゴマを『発芽』させると栄養はどう変わる?発芽時間ごとの成分変化を調べた研究 研究論文OpenAlexオーストラリア

白ゴマを『発芽』させると栄養はどう変わる?発芽時間ごとの成分変化を調べた研究

ゴマといえば料理の風味づけや搾油の原料として馴染み深い食材ですが、実はまだ十分に活用しきれていない『underutilized(活用不足の)』作物だと指摘されています。今回紹介する研究は、豆類や穀類でよく行われる『発芽』という加工を白ゴマの種子に施すと、含まれる成分や抗酸化の働きがどう変化するのかを…

公開日: 2026年08月31日 21:36

オーストラリアはなぜ水産物大国なのに輸入に頼るのか——輸入が生産国に及ぼす影響を考える 研究論文OpenAlexオーストラリア

オーストラリアはなぜ水産物大国なのに輸入に頼るのか——輸入が生産国に及ぼす影響を考える

世界的に水産物の消費量はこの60年ほどで大きく増え、現在では人が摂取するタンパク質の約20%を魚介類が占めているとされています。海に囲まれ、広大な漁業水域と発達した養殖業を持つ国というと、水産物を自給自足できていそうなイメージがあります。ところが今回紹介する論文では、そうしたイメージとは裏腹な「パラ…

公開日: 2026年08月06日 00:35